密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

あなたは大統領であって、誰かのイカれた叔父さんじゃない。注目のトランプ VS NBC司会者

予定されていた、第二回大統領ディベートは、トランプがバーチャル討論会を拒否したことで中止になり、双方が、独自にタウンホール形式(集まった市民の代表から、直接質問を受け答える方法)を実施した。


バイデンは、ペンシルバニア州フィラデルフィアで実施。人種問題、若い世代の未来へのアクセス、女性・LGBT差別や暴力、温暖化環境問題、国際関係、経済指針など、質問者が切実に問いたい質問に、丁寧に明確に答え、より突っ込んだ答えを導いた。
前回、ほとんど政策論争に至れず、ほとんどを大声で妨害されたバイデンにとって、国民に、これからのアメリカの諸問題をどう解決するかを伝える貴重な機会でもあった。


バイデン氏は政策中心
対照的にバイデン氏は、具体的な政策を明示するアプローチで対話集会に臨んだ。
若い黒人の男性から、黒人の有権者に対して黒人を守れない現行のシステムに参加すべきだとどうやって説得するのかという質問を受けると、数分間にわたって黒人を支援するための政策に言及。低所得地域にある学校向けの連邦政府予算を3倍にする取り組みや、1軒目の住宅購入者に対する財政支援、黒人を対象に開設された大学群への新たな資金注入、若い黒人の起業家に向けた政府保証の融資を挙げた。
さらに聞きたいことがありそうな様子を見せた男性に対し、バイデン氏が集会が終わった後で続きを話そうと提案する一幕もあった。
この日はバイデン氏が長い時間をかけて質問に答える姿が多く見られた。そこには対話集会を通じ、自らの計画が普通の米国民にどのような影響をもたらすのかを伝えようとする姿勢が如実に表れていた。大言壮語しない生真面目さと中低所得層への気遣いによって、トランプ氏との大きな違いを有権者に印象付ける狙いがあるとみられる。(CNN)

CNN.co.jp : バイデン、トランプ両氏の違い際立つ対話集会 5つのポイント

彼の認知症を心配されている日本メディア方々は是非このタウンホールをご覧いただきたい。事前に知らされることのない市民からの質問を受け、カンペなど全く見ずに、時に具体的数字もそらんじて答え、また曲者お目付役の司会者(モデレーターという)からより厳しい質問が飛び出すのだ。
日本の置かれた取材関係がいかに、ゆがんで異常なものか、答える政治家がいかに能力が低いか認識できるだろう。


さて、そんな日本でも、これならお友達レベル、あるいは、ここまで酷くないさ、と大臣諸氏が安心できそうなトランプのタウンホール。それは、また「ああ、ここまで言ってみたい!!」と日本で押さえつけられている女性ジャーナリストの心の叫びが聞こえてきそうなものだったようだ。フロリダ州マイアミで行われた。


本来独壇場のはずのタウンホールだったが、とんでもなくタフな司会者(モデレーター)に追い詰められてしまったトランプ。サバンナ・ガスリー氏、NBCニュース 'TODAYの共同アンカーだ。

まさか彼女がこんなにタフだとは、、、。


「イカれた叔父さん」NBC司会、トランプ氏のツイートをお咎めーBy mashup NY


15日に開催したNBCのタウンホールで、ホストのサバンナ・ガスリー氏は、トランプ大統領が陰謀論やデマをツイッターで拡散することについて「誰かのイカれた叔父さんじゃない」とトランプ氏を咎めた。


ガスリー氏は、ウサマ・ビンラディン殺害は嘘で、作戦の失敗を隠蔽するためにバイデン氏が海兵特殊部隊の殺害に関係したなどと主張する陰謀論について、トランプ氏がリツイートしたことを取り上げ、「なぜこんな嘘をフォロワーに送るのか」と質問。


トランプ氏は「私はそれについて、何も知らない。それは誰かさんの意見だ。それはリツイートだ」と反論した。


「人々は自分で判断することができる。私はどちらかの立場をとっているわけではない」と続けるトランプ氏に、ガスリー氏は「理解できない。あなたは大統領だ。なんでもリツイートしても許される、誰かのイカれた叔父さんじゃないんだから」と批判した。


トランプ氏が「わたしはたくさんリツイートしている。率直に言って、メディアはフェイクで腐敗している。もしソーシャルメディアがなければ…私は言葉を外に発することができない」と述べると、ガスリー氏は「その言葉が嘘なのではないか」と応酬した。


放送後、トランプ氏の姪で、7月に発売した暴露本「Too Much and Never Enough」の著者、メアリー・トランプ氏はツイッターで「まさに…(Actually . . .)」と一言。「イカれた叔父さん」発言に賛同を示した。


実は昨晩はバイデンのタウンホールを見ていて、同時間に放送されたトランプの方は録画していた。バイデンのタウンホール終わった後、トランプの方のいくつかのレビューを途中まで見て寝てしまった(ワタクシの能力だと、長時間英語討論を見るのはとても疲れるのだ)
そして今日、いくつかの記事を読み、これから、Schadenfreude気分で、録画していたトランプのタウンホールを見ようと思う。


こんなことでもなければ、”あんなヤツ”の声を聞くのもうんざりなのだが、サバンナ・ガスリーの勇姿を見たい。ポップコーンを用意しよう。



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