密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

自殺防止は自助・共助 明日のお金の心配をしたことのない奴の表面的な発想

このところ、成功した・将来を嘱望されていた、俳優が続けて自殺、に驚いている。
芥川龍之介は、この国の将来への漠然とした不安、弟子を選んだし、三島由紀をは、現在の国への義憤と自己の美学で死を選んだ。日本の文学者の自死は、大きく国とか理念とかが絡んでいる?米国の文豪・ヘミングウェーは自己の老いに対する嫌悪から、ショットガンで自殺した。(実は老いに対する嫌悪は三島由紀夫にも強くあったと言われている。肉体を含む男性美への(マッチョ)のこだわり。)


俳優であれば、自己の容姿の衰え(沖雅也もそうだった)に敏感なのは当然で、今の自分への需要がなくなることは恐怖であろう。そこに、コロナという事態で先が見えなくなり、不安が募り絶望につながってしまう。人間はしがらみで生かされていることも多い。自分一人なら死んでしまえるけれど、家族、恋人、友人、仕事関係、世間体、で縛られて宙に浮かんで生かされている。
その繋がりの糸、責任や、悲しませること、世間はどう思うか、残された人の立場、などを、もうどうでもいいと思ってしまうほど疲れてしまい、死にたい、よりも、明日が来ないことを望む。これはあくまで体験的私観だ。追い詰められる要素の一つでも外れれば、死に踏みきることを留めることもできるだろうと思う。


そのどうにかできそうな一番の要素が、お金だ。 自殺110番でも、明日の生活ができないと追い詰められている人を救うことは(生活保護申請のアドバイスとかはできるだろうが、そういう状態でいる人は、自力で役所に行って役人と会い生活保護を受けることは、できようはずもない)


8月の自殺者が増えていて、何より女性の自殺者が男性の倍以上になったと聞く。
生活に疲れもう頑張れない。頑張っても低賃金で、雇い止めで、何のために生きているのかわからなくなってしまう。たった一人の部屋で(いや部屋があるか?ネットカフェは今も閉鎖されているのか?)、あるいは子供達を何度も見詰めながら、繫る糸より体が重くなる。



俳優・竹内結子の自殺報道を受け、いかに自殺を防止することができるかということが喫緊の課題になっているが、そんななか、政府から信じがたい言葉が飛び出した。
 それは、昨日28日午前におこなわれた官房長官会見でのこと。加藤勝信官房長官に対して毎日新聞の記者が、政府の自殺対策についてと「国民に向けて伝えたいこと」について質問をおこなったときのことだ。
 

加藤官房長官はまず、報道のあり方に言及した上で、「多くの方が自ら尊い命を断っているというこの現実、これを我々はしっかりと重く受け止めなければいけない」と発言。問題は、このあとの発言だ。
いろいろ悩みがある方、そしてとくに孤立されてしまう、そういうことがないようにですね、地域共生社会の実現ということにもつながってまいりますけれども、ぜひ温かく寄り添いながら見守っていただけるような社会を一緒に構築していただきたいと思いますし、周辺の方がですね、そうしたことが気づけばですね、ぜひこうした相談窓口に……ま、話にのってあげるということ、場合によってはそういった自殺関係の相談窓口もありますから、そういったところに相談したらどうかというサジェスチョンを与えていただけることなどですね、やはり、周りの方含めて、みんなで、それぞれが自殺のない社会をつくっていただけるようにですね、お願いをしたいと思いますし、政府としてもそうした相談窓口の設置等に対してしっかり取り組んでいきたい」

<この人、自殺に追い詰められる人間の気持ち、状況をほんのちょっぴりも想像できていない。相談窓口の設置より、明日の生活の保障が先。国という大仰で無関心な組織でも、まずできることは、お金の配布。多くの人が、家賃・ガス水道電気代、食べ物、手持ちの残りのお金を数えて恐怖に震えているのだ。>、


「それぞれが自殺のない社会をつくっていただきたい」──。つまり、加藤官房長官は菅義偉首相が掲げる「まずは自助」「次に共助」を地でゆくメッセージを国民に発信したのである。
たしかに、悩みをひとりで抱え込まず誰かに相談できる環境づくりは重要なことだ。だが、とりわけ多くの人が不安を抱いているこのコロナ禍にあって、政府が第一に発信すべきは国による緊急支援、そして体制強化といった具体策についてだろう。しかし、加藤官房長官は、つい先日まで厚労大臣だったというのに「それぞれが自殺のない社会をつくって」と国民に丸投げ。あとはテレビのワイドショーと同じように「相談窓口」と繰り返すだけだったのだ。
 

そもそも、自殺の問題は著名人にとどまるものではない。実際、自殺者数は大幅に増えており、今年8月の自殺した人は全国で1849人と昨年同月から246人も増加。なかでも注目すべきは、女性の自殺者が増えていること。8月の自殺した人の数は男性が60人増だったが、女性は186人も増えているのである。
 

この背景にあると見られているのが、ひとつは雇用の問題だ。安倍政権下で非正規雇用が増加したが、そのうち女性が占める割合は約7割「女性の活躍」と謳いながら、実際には低賃金で不安定な雇用に晒してきたわけだが、その結果、新型コロナによって女性は大きな打撃を受けている。現に、今年7月には非正規が前年の同じ月より131万人減となったが、その6割超が女性だ。
<政府の考えは、女性活用だろう。どう安く使うか、どう便利に使うか、どう、個人の意思を持たせず支配を徹底できるかだ> 


そして、困窮に追い込まれた女性のホームレス化も指摘されている。貧困問題に取り組む作家の雨宮処凛氏はコロナの影響により失業した女性がホームレス状態となっている事例を取り上げ、〈失業が即、ホームレス化につながる女性がこれほど存在するというのは、貧困問題に16年かかわっていて初めての経験だ〉と述べている(ハフポスト9月24日付)。
 

問題は単身女性だけではない。独立行政法人労働政策研究・研修機構(JILPT)の8月調査では、女性の収入が1割以上減少した家庭においては〈5世帯に1世帯が食費の切詰めを行っており、1割弱が公共料金等の滞納をしている〉という結果も出ている。また、コロナ禍では配偶者によるドメスティックバイオレンスも問題化しており、DV相談件数が増えている。DVにはいたらなくても、コロナや自粛生活の影響で増大した家事・育児の過大な負担が女性だけにのしかかっているというケースも少なくないだろう。


女性をめぐる深刻な状況と自殺者の急増──。だが、コロナで女性が煽りを受けることは早い段階から指摘されていた。実際、アントニオ・グテーレス国連事務総長は4月9日に〈各国政府に対し、女性及び女児をCOVID-19への対応に向けた取組の中心に据えるよう強く要請します〉とメッセージを発表している。
 

ところが、日本では女性に特化した支援は置き去りにされ、コロナの影響を女性がどれほど受けたかについての分析についても明日30日に初会合が開かれるといった有様。政策に反映されるのはまだ先になるだろう。
 増加する自殺を食い止めるために、いまこそ「公助」が必要だということは言うまでもない。たとえば、加藤官房長官が「経済的・社会的不安を取り除けるよう全力でバックアップする」と具体的でなくとも一言でも発すれば、それが誰かに幾許かの安心を与えることになったかもしれない。だが、出てきたメッセージは「自助」「共助」……。かたや、「前例主義の打破」を掲げながら、すでに昨年に亡くなった総理経験者の“2度目の葬儀”には約1億円も「公助」しようというのである。
 これが、菅政権の冷酷さ、むごさなのだということを、国民は一刻も早く気づく必要がある。
(編集部)



二度目の葬儀?確かに昨年11月に亡くなったのだかだ、葬儀はもう済んでいるはず。それを、”ありがとう中曽根さん偉大さをたたえ、現在の新自由主義企業尊重棄民政治の石津絵を気づいたあなたに血税をかけて盛大にお葬式をします”というわけか。


だったら、靖国神社に祀って、その儀式ですませば、2億もかからない。自民党だけでやればいい。場所も武道館ではなく、高輪のホテルって、自民党政治家の税金投入の気晴らし交流パーティーじゃぁなの?


そんなことに時間と頭(はないから官僚の能力)と税金使うなら、もっと追い詰められた人が生きていけるほんの少しの希望を与える具体策を検討して提示ほしい。だいたい、自助・共助・公助で、絆、って、絆と共助どう違う?


とりあえず第二回の給付金、持続化給付金、そして自宅でできる仕事の創出を企業に働きかける。誰かが言っていたけど、GOTOトラベル、50%補助ではなくて一気旅行に行けば、
1万円補助、五千円に泊まれば、五千円はもらえる、ようにしたらいい、と言っていた。
その方は、庶民は嬉しいし、高級でないところも嬉しい。そういうことは考えないのが、上ばかり見ている自民党政権だ。ハンコをなくす、いいでしょう。でも今か?普通の時になってよ。今すごくやらなければならないことがあるのに。見えてこない、国民のための政府の動き。どさくさ紛れに、無理筋改革、あたら数儲け口の創出。宇宙防衛も、トマホークも
デジタル庁もハンコ無しも今じゃない(未来でもないかも)


中小企業を潰して、派遣・非正規予備軍ばかり作り出し、でも雇用なない。それなのに、人手不足で外国人労働者を入れるための規制緩和をしている。


とにかく、もう自民党はダメだ。頼りなかろうが(これ印象操作だ、あのボンクラ大臣私物化大臣より頼りにならない人なんてそうはいないだろう)政権を変えることだ。そうでなければ国民は絶対救われない。枝野氏の外国人特派員クラブでの講演を聞いたか?安倍晋三・菅義偉には逆立ちしてもできない。日本語をきちんと話せる総理、筋の通った理念を持つ総理、頭のいい総理、憲法を守る総理、タフで正直な総理、国民の声を聞く総理、そういう総理が必要なのだ。そして、安倍菅政権の腐った膿を出すのは、ヘラクレスのアウゲイアースの家畜小屋の掃除ぐらい大変だ。ヘラクレスのように猛烈に立ち向かう人たちが必要だ。そういう人たちはいる。国会がなくても追求チームで問題を明快にしようと努力している。国会を開かない(怖くて開けない)ような政権はいらない。


政権交代、それができる、と感じさせる野党結集は出来上がった。小沢・志位両氏は政権奪取を共に公言した。


一つ注文は、枝野さん、有言実行主義はわかるけど、「選択肢になる」なんて言葉を国民は待っていない。トップに立つ政治家は、人々の希望になる言葉を発しなければならないからだ。消費税5%なんかではない、合言葉になるような、国民の気持ちを鼓舞する言葉で選挙を戦うことだ。それは有限不実行の不誠実ではない。国民にもう一度たちがるための、もう頑張れない人が、もう少しと希望をつなげる言葉を発してほしい。
そして、希望こそ、自殺を思い留まる、もう一つの大きな要素だ。


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