トランプ過少税金問題、見よ米女性議員のサーカズム　

2020/09/29 02:04

トランプが、１０年間税金未納、近年（２０１６・１７）支払った税金が７５０ドル、とNY Timsが報じて、激しい怒りが広がっている。

米紙ニューヨーク･タイムズは27日、ドナルド・トランプ米大統領が当選した2016年に納税した連邦所得税は、わずか750ドル（約8万円）だったことが分かったと伝えた。

ニューヨーク･タイムズは、過去20年以上にわたるトランプ氏や関連企業の納税記録を入手したという。それによると、トランプ氏は過去15年間のうちの10年で、所得税をまったく納めていないことが明らかになった。

これは「主に」、トランプ一族の所有企業が損失を計上しているからで、「慢性的な損失と長年にわたる租税回避」が繰り返されていたと、同紙は伝えている。

大統領になる前、トランプ氏は大富豪の不動産王として知られ、リアリティー番組などの出演で有名だった。

しかしニューヨーク･タイムズはアメリカの税務当局、内国歳入庁（IRS）へのトランプ氏の申告について、「毎年数百万ドルの収入がありながら、慢性的に巨額の損失を出し、それを大々的に活用して納税を回避し続けるビジネスマン」の姿がうかがえると書いている。

2018年の所得申告でトランプ氏は、少なくとも4億3490万ドルの収入があったとしている。これに対してニューヨーク･タイムズは、納税記録から実は同年のトランプ氏は4740万ドルの損失を計上していたと書いている。
＜後略＞
「大物を演じることに成功」と評している。このことは数年前から取りざたされてきたは、
投票を一月と５日後に控えた、この時期に、一般国民が最も、不公平と感じる大金持ちの
納税回避、その人物が大統領ということに疑問や怒りが広がるのは当然。

日本では、総理大臣などのポジションにいる人に軽い皮肉を言っただけで、攻撃され、議員辞職まで言い出されるが、この、史上最年少下院議員オカシオ・コルテスのSarcasm（サーカズム引き裂くという語源）を聞いてほしい。コルテスはブロンクス生まれの父親とプエルトリコ出身の母親を両親に持つ。労働者階級の家庭で育ち、ボストン大学に進学して経済と国際関係を学んだ。在学中の2008年に父を亡くしており、大学を卒業後は寡婦となった母親の家計を助けるためブロンクス区に戻り、ウェイトレスやバーテンダーの職を務めた。
”苦労人”ですよ。

「トランプは不法移民より納税してない」オカシオ・コルテス議員が攻撃。NYタイムズの報道受け

アレクサンドリア・オカシオ・コルテス　SNSで向かう所敵なし。

トランプ氏の連邦所得税の納税に関するニューヨークタイムズの報道を受け、民主党左派の若手、アレクサンドリア・オカシオ・コルテス下院議員はツイッターで、ウエイトレスや不法移民よりも貢献していないと酷評した。

コルテス氏は「2016年と2017年、私はバーテンダーとして、年間数千ドルを支払った。トランプは750ドル。彼はウエイトレスや不法移民よりも、われわれのコミュニティの資金に貢献していない。」と批判。「ドナルド・トランプは、自分を大切にする以上にこの国を気にかけたことなんか一度もない。歩く詐欺師だ」と投稿した。

ニューヨークタイムズは27日、トランプ氏が2016年と2017年に支払った連邦所得税がわずかに750ドルだったと報道。さらに大統領になる前の15年間のうち、10年間は損失が収入を上回り、納税しなかったと伝えた。

記事では、トランプ氏のホテルやゴルフクラブが毎年数百万ドルの損失を出していたほか、多額の個人支出を経費として計上していた疑いについても報じている。

これらの経費の中には、リアリティ番組「アプレンティス」のホスト時代に支払ったヘアスタイル代金7万ドルや、娘のイバンカ・トランプ氏のお気に入りのスタイリストへの支払い9万5,464ドルも含まれている。

コルテス議員は、別のツイートで「昨年、共和党議員たちは、私が誕生日に250ドルのヘアカットとローライトをして自分にご褒美したからといって、憎悪と辛辣な言葉で私を攻撃した。」と投稿。続けて「彼らのアイドルが7万ドルもスタイリングに使ったことへの批判はどこ？　あら、どこにもないの？意気地なしで女性蔑視、偽善者たちだからね。」と皮肉った。

強い、ウエイトレスから史上最年少で下院議員に。
バーニーサンダースを継ぐ者。
バーニー・コルテスという大統領選もあったかもしれない。

ともあれ、「意気地なしで女性蔑視、偽善者たち」この言葉を忖度与党に思いっきりぶつけたい女性たちは日本にもいるはずだ。
ミソジニーベースの言葉狩り、匿名リンチもまさに「意気地なしで女性蔑視、偽善者たち」
の所業だ。

権力者を批判するのは当たり前だ。権力者を崇め逆らえば不敬だ！！と感じるセンスが、どうかしている。２０００年以降、年寄りの男様国家の様相がますます強くなっている。
ところで、「大事な時に体を壊す癖がある危機管理能力のない人物」は、どうやら大変お元気らしい。オリンピック開催の可能性が、またも彼を不死鳥のように復活させたか？

日本の女性議員は、アメリカの女性議員から、勇気をもらっていい（あまり好きな言葉ではないが、この場合適当な言葉と思うので使う）なぜなら、日本は物を言う女性にとって、本当に理不尽で最悪なところだからだ。

ともあれ、明日の夜、第一回目の、大統領ディベートがある。大統領ディベートは２回（間違えました、３回です）、副大統領ディベートが一回（もう一人の苛烈な論客ハリスがどう言うディベートを見せてくれるか楽しみだ）。

バイデンは猛特訓中と伝えられる。特に早い切り返しを。
遅いと歳のせいだと思われる。トランプはぶっつけ本番主義を自慢するが、ぶっつけ本番予習なし、良識なし、学習拒否の姿勢が、アメリカと世界を大混乱させた。
このディベートの様子は、記事に書きます。

日本では、トランプ大統領のビジネスセンスだの、ディールだのと、すごい能力のように言われていたようだが、これだけ赤字経営を出し、または盛りに盛った損失計上し税金をごまかすことに長けただけの、『自分を大切にする以上にこの国を気にかけたことなんか一度もない。歩く詐欺師だ』
日本でも、こういう人物が評価されもてはやされる傾向がある。

詐欺師・詐欺師のお友達・詐欺師の広告塔・詐欺師の擁護者が闊歩する政権。難病の元総理はすっかり良くなりましたと、コロナに関係なく猛暑のオリンピックで晴れやかに手を振る自分を夢想する。なんて、許せるわけがない。

野党も、いちいち言葉狩りに謝るな。正しいことを言っているのだ。言葉尻でいちいち謝らせられること自体マイナスイメージだ。
石垣氏が批判を受けている”体を壊す癖”は絶妙の表現、謝罪は良くない。 - 密接な関係にある他国から

炎上しようが攻撃されようが、絶対謝らない。
それをチャンスに議論を深める発信の機会に転化すべきだ。

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