密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

安倍総理辞任 諸問題諸疑惑は答弁済みは通らない。

まあ結局こういう終わりなんだろう。国会は数でアンダーコントロール、官僚も人事でアンダーコントロール、検察は今一歩成功しなかったが、奥様、ご友人とともに、栄耀栄華浮華虚飾を謳歌してきた安倍(前)総理。しかし流石に、伝染病と国際社会が関わるオリンピック開催はコントロールできず、その時点でストレスがうなぎのぼり。彼を取り巻く強運のサイクルが逆に回り始めた。


森加計桜問題での個人のイージーゴーイング私物化と軽い発言が巻き起こし、多くの人の人生を潰した問題では、憎まれ口を交えた意味不明答弁で生き生きとごまかし、決してあんな人たちには負けないと持ち前の負けん気を発揮していた安倍(前)総理。


第1期の敗因を分析し尽くし、メディアコントロールもネットコントロールも万全で、永世総理も夢じゃなかった安倍(前)総理。


盛者必衰の理を見る思いだ。奢れるものはひさしからず、ただ春の夜の夢(桜を見る会)の如し。


BBCは、安倍氏辞任の経緯背景を伝えた後、<解説>安定と不祥事ー加藤祐子、BBC東京
でこう結んでいる。
日本の首相として、連続在任日数が歴代最長となったばかりだった。その安倍政権は、長期政権ならではの安定した権力基盤を築き、安定性ゆえに大胆な経済対策を打ち出すことができた。ドナルド・トランプ米大統領とは(しばしばゴルフ場で)友好関係を築き、日米関係を改善させた。


その一方で、身内びいきや公文書の廃棄や改ざんなど、不祥事の相次ぐ政権でもあった。
日本が新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)に襲われると、その対応には時に遅すぎる、効果が乏しい、国民の置かれている状態を分かっていないなどと批判された。


さらには、安倍氏にとって特に重要な、(国民の間では賛否両論の続く)改憲を自らの手で実現するという「悲願」は、少なくとも当面は果たせないままで終わることになった。


総理を辞めても、長期療養して国会に出なくても、議員報酬はもらえるのだし、もし引退しても議員年金はもらえる。その上お家はお金持ちだ。ゴルフをし(トランプとはもうできないだろうけど)犬を抱いて紅茶を楽しむ優雅な生活は続く。


本当に?


人間、自分のしてきたことに、責任を取らなければならないればならない。特に大きな権力を持った人間は。権力の座から落ちた暴君、ムッソリーニは民衆に逆さに吊るされ、チャウシェスクは銃殺。 
幸いにも、そんな酷いことは、民主主義の法治国家で、かつ同情深く”上級国民”に従順な国民性の日本では起りようもない。


しかし、安倍氏が総理としてその権力の上に、行ってきた、不公正、私物化、不祥事は、病気だから、辞めたから、もういいでしょ、ともいかない。
辞めて初めて、今まで痛感しかしてこなかった責任をまとめて取る、という環境が整ってゆくだろう。野党も決して諦めていない。利益誘導、公金流用、愚かすぎる失策、甘い計画の不備での無駄遣い、だけではない、騙された人、破産した人、自殺した人も出ているのだ。このままでは済まされない。きちんと責任を取ってもらう。そのために、十分療養され元気を回復していただきたい。


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