密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

信じるものは救われず COVID-19の偽情報

トンデモ・フェイクニュース・トランプが、自分の選挙戦のために、まだ臨床データーがない血小板治療のフライング・プッシュをしている。


このトンデモ・フェイクニュース・トランプはCOVID-19に対する数々のフェイクニュースを自ら作り出したり、拡散したりしてきた。


フェイクニュースが大好きな、保守派の人々が多い(都市部を入れると、実際は半々だが)
フェイクニュースの被害が出た。マリアナ・スプリング、虚偽情報専門記者(BBCニュース)による記事。さすがBBC、Specialist disinformation reporter,=虚偽情報専門記者というのがいるんだ、、、。偽情報はdisinformation 、Fake newsはアメリカ語?

フロリダ州に住むブライアンさんとエリンさん夫妻は今年5月、新型コロナウイルスによる感染症COVID-19を発症した。エリンさんは今月亡くなった


新型コロナウイルスによる感染症COVID-19が世界中に拡大する一方で、この感染症にまつわるデマ情報も広がっている。アメリカ・フロリダ州のタクシー運転手の男性も、新型ウイルスはでっち上げだとする虚偽の主張を信じていた。COVID-19を発症し、妻を亡くすまでは。


ブライアン・リー・ヒッチェンズさんと妻エリンさんはこれまで、新型ウイルスにまつわる主張をオンラインで読んできた。新型ウイルスは捏造(ねつぞう)されたものだとか、第5世代移動通信システム(5G)によって拡大しているとか、インフルエンザに似ているとか、様々だ。


夫妻は保健ガイドラインに従わず、5月初旬に2人そろって病気になった際にも助けを求めなかった。その後ブライアンさんは回復した。しかし46歳の妻は重症化し、新型ウイルスに関連する心臓病で今月、亡くなった。
ブライアンさんは7月、新型ウイルスにまつわる偽情報による犠牲者に関する調査の一貫として、BBCに何があったか話してくれた。当時、妻エリンさんは病院で人工呼吸器を装着されていた。
命取りの陰謀論
フロリダ州で牧師をしていたエリンさんには複数の持病があった。エリンさんは喘息と睡眠障害に苦しんでいた。
(コンサバティブクリスチャンキリスト教原理主義か?)
ブライアンさんによると、夫妻が新型ウイルスのパンデミック(世界的流行)が始まった頃に保健ガイドラインに従わなかったのは、オンライン上で目にした虚偽の主張が原因だったという。
ブライアンさんは社会的距離のルールを守らず、マスクも着けずにタクシー運転手の仕事を続け、エリンさんの薬を受け取りに行っていた。
(これは他の人にとっても相当危険な行為だ、これだからフロリダに戻るのを躊躇する。)


5月に体調を崩した際にも、できるだけ早急に助けを求めることもしなかった。その後、2人はCOVID-19を発症していると診断された。


ブライアンさん、エリンさん夫妻はフェイスブック上で新型ウイルスに関する陰謀論を偶然見つけた
ブライアンさんはBBCニュースに対し、ガイドラインに「初めから耳を傾けていればよかった」とし、エリンさんが自分を許してくれることを願うと明かした。
「これは、異なるかたちで人間に影響を及ぼす本物のウイルスだ。私には過去は変えられない。今を生き、未来のためにより良い選択をすることしかできない」と、ブライアンさんは語った。
「妻はもう苦しんでいないが、安らかに眠っている。私は妻を恋しく思いながら過ごしているが、彼女はもっと良い場所にいると理解している」「これは現実だ」


ブライアンさんとエリンさんは、COVID-19について確信を持てていなかった。その代わりに、新型ウイルスはでっち上げだとか、5Gと関係があるといった考えや、本当に存在するけど軽い病気だといった考えを行ったり来たりしていたという。2人はこういった見解をフェイスブック上で偶然見つけていた。
「政府が国民の注意をそらすために利用しているのではないかと考えていた」と、ブライアン氏は説明してくれた。「あるいは、5Gと関係があると思っていた」。
しかし5月に2人そろって病気になった後、ブライアンさんは新型ウイルスに関するオンライン上の情報に惑わされていたとフェイスブックで説明した。
「たくさんの人がいまだに新型コロナウイルスは嘘の危機だと考えている。私もかつてそう思っていた」と切り出し、「外出しなければならないなら、知恵を活用してください。私のように愚かなことはしないでください。そうすれば、私と妻に起きたのと同じことがあなたに降りかかることはないでしょう」と訴えた。
有害な偽情報
新型ウイルスにまつわる偽情報を追跡していたBBCの調査チームは、5月に暴力行為や放火、死亡に関連する情報を発見した。医師や専門家たちは、オンライン上のうわさや陰謀論、悪質な医療情報によって間接的な害が引き起こされる可能性は依然として非常に大きいと警告している。特に、ソーシャルメディアでは反ワクチンの陰謀論が広まっている。


ソーシャルメディア企業は、自社プラットフォーム上の新型ウイルスに関する偽情報に対処しようと取り組んでいる。しかし、今後数カ月でさらなる対策を講じる必要があるとの批判の声が上がっている。
フェイスブックの広報担当者はBBCに対し、「弊社プラットフォーム上への有害な偽情報の投稿は認めていない。我々は4月から6月の間に、700万以上ものCOVID-19に関する有害な偽情報を削除した。この中には、偽の治療法や、社会的距離に効果はないとするものも含まれる」と述べた。


もう一つ、韓国でのニュース、最初の感染拡大も宗教団体であったが、今回も右翼のキリスト教長老派教会を中心に発生。神を信じすぎると科学を否定というところまで行く、アメリカのコンサバティブクリスチャンの人達と同様か?



新型コロナウイルス対策で称賛されてきた韓国が、全国規模のアウトブレイク(大流行)の一歩手前まで来ていると、同国当局が警告している。
新たなアウトブレイクは、右翼のキリスト教長老派教会(right-wing Presbyterian church )を中心に発生。その後、韓国の全17県へと広がっている。
全県で感染が確認されたのは今回が初めてだ。


現在、毎日数百人の新規感染者が報告されている。
ソーシャル・ディスタンシング(他者と距離を取る施策)は強化された。首都ソウルではマスク着用が義務化された。韓国政府は商店や学校の閉鎖を検討している。


韓国の感染症専門家は、政府に「病床が急速に埋まっており、医療システムの限界が近づいている」と警告し、ソーシャル・ディスタンシングをさらに強化するよう求めている。
韓国疾病予防センター(KCDC)は、新規感染者の約2割について感染経路が不明だとしている。同国では、1時間に1000人の接触者確認が可能な高性能の追跡システムを構築しているにも関わらずだ。
韓国のCOVID-19との戦いは2月、ソウルから200キロ離れた南東部・大邱(テグ)で始まった。新興宗教団体「新天地イエス教証しの幕屋聖殿(新天地イエス教会)」の礼拝で集団感染が起こったのだ。しかし数週間のうちに、この流行は抑えられた。
ただ今回は、当時とは事情が違うようだ。
不信感と陰謀論
現在、新たな感染者の大半は、1000万人の住むソウル近郊に集中している。
さらにやっかいなのが、集団感染の起きた長老派教会の信徒の多くが、教会を閉鎖するために新型ウイルスがばらまかれたという陰謀論を信じていることだ。
そのため、多くの信徒が当局への連絡や検査を拒否しているという。


別のリスクとして、年齢の違いが指摘されている。新天地イエス教会での感染者はほとんどが20代と若かった一方、現在のアウトブレイクはより年齢の高い層に影響が出ている。
サラン第一教会の信徒は右翼の保守主義者で、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は中国と北朝鮮の傀儡(かいらい)の共産主義者だという説を唱えている。


新型ウイルスの流行前は、信徒らが毎週土曜日にソウル中心部に集まり、青瓦台(大統領府)前で文大統領を非難するデモを繰り返していた。
同教会のイ・ヘスク牧師は先週、ロイター通信の取材に対し、教会でのアウトブレイクは「感染者を増やすことでサラン第一教会を殺そうとする」陰謀だと離した。イ牧師も検査で陽性と診断されている。
この「陰謀」の裏には誰がいると思うかとの質問には、イ牧師は「文在寅」と答えている。


また、同教会で著名なチョン・グァンフン牧師はYouTubeで「サラン第一教会がウイルステロにさらされているという密告を5件受け取った」と発表し、物議を呼んだ。
除菌ジェルのボトルにウイルスが付着しており、そこから感染が広がったと主張する信徒もいる。
同教会が先週行った記者会見で広報担当者は、北朝鮮にくみする者が教会に侵入し、故意に新型ウイルスを撒き散らしたと述べた。


こうした陰謀論により、接触者の追跡が困難になっている。これまでにサラン第一協会の信者875人以上が検査で陽性反応が出たが、保健当局はさらに数百人が感染しており、COVID-19の感染を広げているとみている。


8月15日には、ソウルの中心部で行われた数万人規模の反政府デモに同教会の信徒が参加していた。このデモの参加者の大半は50代以上だった。その後、約200人のデモ参加者が新型ウイルスに感染したことが確認された。


韓国政府は、このデモに参加した教会関係者の一覧を提出するよう求めているが、教会側は応じていない。
21日には、警察がこの件に関して捜査令状を請求。教会本部を家宅捜索し、信徒のリストを手に入れ、連絡を試みている。教会側は、感染を広げたという批判を否定している。
教会の弁護士は、「サラン第一協会のチョン・グァンフン牧師は、韓国政府の感染予防対策を批判してきた」と説明した。
「感染者が確認された時点で、我々は教会を閉鎖している。全ての信徒に教会での礼拝に来ないよう呼びかけ、検査を受けるよう指示している」
しかし韓国の地元メディアが報じた映像には、信徒とみられる人々が当局の検査員に罵声を浴びせている様子が映っていた。
15日のデモでは、安全確保のために出動していた警官7人も感染が確認された。
23日には全国の教会が礼拝をオンラインで行うよう指示されたものの、ソウル市当局によると17カ所がこれを守らなかったという。
文大統領は、「総力をあげて偽情報を拡散」している者など、新型ウイルス対策を故意に妨害した人に対して処罰を科すよう訴えている。


感染のピークはまだ先か
韓国では引き続き、感染経路が不明な新規感染者が出ており、保健当局は警告を強化するとともに、全国的なアウトブレイクへの準備を進めている。
KCDCの鄭銀敬(チョン・ウンギョン)局長は、今回のアウトブレイクのピークはまだ先だと指摘した。
また、感染率を最低限に抑えるため、他人と距離を取る施策を徹底するよう呼びかけた。
「家にとどまり、外出時はマスクを着用してほしい。今一度ソーシャル・ディスタンシングを守り、学校や地元経済を継続させ、医療システムの崩壊を防いでほしい。そうすれば患者を危険から遠ざけられるので」
ソウル国立医療センターのチョ・ヨンス医師はBBCの取材に対し、致死率をできるだけ抑えることが目標だと語った。
チョ医師は感染者に病床を割り当てる業務についているが、最悪のシナリオとして、15日のデモで2000人以上が感染している事態を想定しているという。
韓国ではこれまでに309人がCOVID-19で亡くなっている。これは世界で最も少ない部類だ。
同国の検査と接触者追跡システムは評価が高く、政府は感染症対策を十分に行ってきた。
数カ月もの間、韓国の保健当局は小さな集団感染をつぶし続け、感染拡大を抑えてきたのだ。
今回のアウトブレイクは、COVID-19の抑え込みがいかに難しいかを物語っている。韓国の感染者数は他国に比べてずっと少ないが、ソウルに広がる警戒と恐怖は、今まで以上に高まっている。
韓国にとっては、COVID-19による最大の試練となるだろう。


ここまで行くと、狂信に近い。そして、彼らは信仰によって、多くの人々を感染という厄災に巻き込んでしまっている。それは信仰に反していないのか? 文在寅大統領の受難は続く。 信じるものは救われず。

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