密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

イソジン吉村よりインディファレント安倍

余程危機感と不満があったのだろう、維新吉村知事の高評価。イソジン以来袋叩き状態だ。維新の人らしく絶対非を認めない、謝罪もしない態度で押し通そういう態度も、昨今の会え政治の無理が通れば通り引っ込むの成功体験にあやかろうという算段か。


それにしても、共産党穀田氏は会見の場で、このイソジン問題についてコメントを求められ、『まあ、騒ぎほどの問題でもない』といった。そう、こんな大騒ぎする問題ではない。ただのおっちょこちょいの先走り。維新はそんな政党だろう。イソジンは良い迷惑だったろう。


そんなことを大騒ぎするより、6日の広島での安倍会見の空疎さに避難を集中させたらどうだ。大騒ぎは、安倍サイドの職員が貴社の手を掴んだとかいうことで盛り上がっているが(まあ、安倍親衛隊もどきの気分でそんなことをする側近が出てきているのは、大問題だがー安倍総理をお守りする、安倍総理にお仕えする、そんな意識で国家公務員をやられてはたまったものではない。給料は税金なのだ、ということを思い出して欲しい)
本来は、あの、言い訳的会見、今まで以上に何も語らない、何も答えない、逆ギラすらない、この”国難”において、ボワんと無関心な態度こそ問題にすべきだ。
体調が悪いなら、この状況の舵取りはできないので、禅譲でもなんでも退陣すべきなのだ。安倍晋三は、コロナ禍になんの関心も持っていない。安倍周辺も、”ほっときゃ治る”
程度の認識で、無症状、軽症者の行動制限をして経済を停滞させる方が愚策とでも思っているかのように、Gotoキャンペーンを無理やり推進続けている。


もしそれで、感染が広がって、多少国民が重症化して、命を落としても、政権がお得意の因果関係が確認できないと言って、うやむやにしてしまえる、そんなとこだろうと思っていたが、案の定もう布石を打っている。

 政府の観光支援策「Go To トラベル」事業で、観光庁は5日、事業に参加する宿泊施設で新型コロナウイルスの感染者がどれくらい発生しているかの情報を公表しない方針を示した。同日開かれた国会の野党ヒアリングで明らかにした。
 

観光庁幹部は理由について、ホテルで感染したのか、別の場所で感染したのかなど線引きが難しく「公表することで風評被害が広がる恐れもある」と説明した。野党側は地域別ではなく全国での数字で構わないと譲歩したが、観光庁側は応じない方針だ。
 

そもそも観光庁は感染状況をつかみ切れていない。前日のヒアリングでは、「Go To」に参加する長野県のホテルが従業員の感染を公表したのに観光庁が把握できていなかったことが発覚。観光庁は情報把握が遅れていることを認めた上で、感染情報を集約する厚生労働省から情報提供を受ける仕組みづくりを始めたと弁明した。


 また、観光庁は、7月下旬に感染が判明した福井県の6人が旅行先の沖縄で宿泊したホテルが「Go To」参加事業者だったと明らかにした。前日に野党から問い合わせを受けたが、把握できていなかった。(森本智之)


調査する気など全くない。利権都合で決めたことを強行し、後は野となれ山となれ。責任の所在もうやむやにして、誰も責任を取らない。泣くのは巻き込まれた、ホテル・旅館、末端の旅行代理店担当者、感染者やその家族、感染拡大させられた地方の人々だ。


一斉休校・緊急事態発令・アベノマスク・星野源コラボあたりまでは、安倍晋三も自分で自覚的にやっていた感があるが、やることなすこと不評で裏目に出てもう嫌になってしまた+周辺も、もう安倍さん憧れアイドル化で国民人気を盛り上げよう作戦はもう無理ということがわかったので、すっかりヤル気を失ったように見える。そこで、真の自民党本流政治家、年季の入った金権利権政治おっさん爺さん達が主導権を握る、GoToに関しては、安倍総理は腑抜けたお飾りの様相だ。本人も、もう何が何だか”良きに計らえ”で、会見で用意されたふりがな付きペーパーを読み上げるだけのことしかできないようだ。


彼の頭の中には、オリンピックまで総理でいること(拉致問題解決や改憲もうただの呪文みたいになってしまった)、そのくらいしかないのかもしれない。自分たちの感染拡大無視、経済優先で無症状者を動きまわらせる方針が、他国から”行くべきではない国”と認識され、”おもてなし”と手を広げても誰もこない、無人の自主オリンピック?を意地でも開催させるつもりか? 年内にアメリカのワクチンが成功して、予約している6000万人分を購入しパパッと収束できる、なんて都合のいい夢を見ているのかもしれないが、そう簡単ではない。このような、全てにおいてのご都合主義の甘い見通しは、日本を奈落に突き落とす。


ホロコースト生還者であるエリ・ヴィーゼル(Elie Wiesel)の、「Love(愛)の対義語はHate(憎しみ)ではなくIndifferent(無関心)だ」という言葉がある。


安倍晋三の自分の周辺の人間以外の人々に関するIndifferent(インディファレント)と、自分たちのイメージの中の”国”が第一の情のない新自由主義新報の自民党中枢が、如実に今の日本の惨状を作ったと言える。
自分と自分の仲間以外の人間のことには、まるで想像力を持たず、都合よく命の線引きをし、生産性がない時って捨てることもそうだ。


とにかく、もう自民党は、その多様性があった、という良き部分を腐らせ、経済まっしぐら、日本国万歳が最高価値観の人々に乗っ取られてしまったのだから、もう、自民党議員を選ばない、そうして大きな痛みを伴うカタルシスを経なければ、日本は正常に戻らないのだろうと考えてしまう。



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