密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

GoToトラベルの罪は、国民の忍耐に穴を開けたこと。

先日から一気に130人以上跳ね上がった東京の感染者数。全国でも最多を記録した。
そもそも、経済を回す=旅行という発想が新型コロナ影響下において、安易ではなかったか?安倍政権の指針の一つ観光大国路線、外国人観光客を読んでおもてなし!!!
その実、市民の生活は豊かにならず、低価格競争を煽り、低賃金労働も改善されない。
政府がぶち上げるお祭り事業と、国民生活に直結する実質経済が必ずしもイコールにはなっていない。


盛大なおもてなし事業東京オリンピックでも、建築業はバブルなイケイケ投資でかつ不手際で湯水のように予算をドブに捨て、そのお金については誰も責任を取らない。実際に現場で働く労働者は過重労働で過労死、復興五輪とのたまうも、その復興を妨げ、おもてなしの後回し。本来学生などには収入を確保する場であるはずの、ボランティアも、すべて参加者負担で無償労働。Onlyパソナだけがマンパワー委託業務で儲けられる。そのほかにも企画イベント広告デザインシステム構築という電通お得意の分野に莫大な予算が分配される(それもすべて水泡に帰す可能性大だが)


新型コロナという、命と社会経済と生活維持を脅かす大災害の中においても、自分たちの描いた儲け口を押し通すことにしか頭が行かない。


感染力のウイルスなのだから、その中の経済対策に、人の移動を促進する方法を考えること自体相当クレージーだ。そしてこの能天気なお祭り政策の最大の罪は、ここまで我慢を重ね、やっと注意深い生活が認識され、慣れてきていた国民の我慢を、一気に快方に向かわせるキャンペーンだったことだ。
リベラル系のネット番組でも「50%支援ですから、絶対行かなきゃと思ってました」無邪気な反応があるのに驚いた。50%ではない35%だ。それも、説明では旅費こみのパッケージでケンさんのような説明があったが、結局宿泊費の35% 後の15%はご当地クーポン(お釣りは出ず)だから、新幹線で往復3万円でホテルが1万円なら、旅行費4万円のうち三千五百円が割引、クーポンが千五百円(ただし千五百円で足りるわけもなくそこでまた自腹出費になる。


それでも、自粛疲れで、行きたいモードに火がついてしまった人は、その気持ちが抑えられない。これがこの前倒しGoToキャンペーンの一番の罪だ。


日本の人たちは、アメリカ人と比べたても、結果がすぐに出ると思いすぎ、結論を急ぎすぎる。日本の状況をニュースで見ると、まるでヤケクソ気なっているフロリダみたいだ。
中には根性でコロナを撃退できると言っている老害政治家もいる。


昨日のニュースで、20代前半の姉弟は相次いでコロナで命を落とした。彼らはずっとStay at Homeを続けてきたが、弟が一日オーランド(ディズニーの本拠地でたくさんのアミューズメントパーク・アウトレッド・バー・レストランが一つの町の様相である都市だ)に出かけ、翌日息苦しさを訴え同日なくなった、その三日後姉も体調不良で病院へゆき腎不全、肝不全と容体は急激に悪化し、弟の死からわずか11日後息を引き取った。


残されたお母さんは、「私が言えるのは、とにかくこのウイルスを深刻に受け止めてほしいということだ」
姉弟のいとこは、「冗談でもゲームでもなく、政府の作り話でもない」「どうしても必要な時以外は外出しないでほしい。特にここフロリダでは」と呼び掛けた。
(「冗談でもゲームでもなく、政府の作り話でもない」これを吹聴したのはもはや軍事クーデターを目論む独裁者ばりになってきたドナルド・トランプだ)


また先週、今全米で行われている無謀な『COVID-19パーティー・コロナなんか怖くない大会』(ダーウィンの進化論を否定する人々は、コロナも気合いか神のご加護で防げると思っているらしい)のテキサス・オースチンの30歳の男性参加者が感染で死亡した。
このパーティーは「感染したと診断された人がパーティーを主催し、友人を招いてCOVID-19に勝てるかどうか試す」という、まあアメリカ人の愚かさを集約したような催しだが、死亡しや男性は、『自分は過ちを犯したみたいだ』との言葉を残した。


治療に当たったメソジスト病院のジェーン・アップルビー医療主任は「彼は、COVID-19は作り話だと思っていた。自分は若く、無敵で、感染しないと信じていた」
COVID-19に感染した若者世代の中に、症状の深刻さを理解していない人が多いと警告。「それほど深刻な病状には見えないが、血中酸素濃度や検体を調べると見た目よりも重症化していることが分かる」と述べ、若い世代に深刻に受け止めるよう警告した。


高齢者以外にも感染が拡大し、そのうち重症化する人の割合が増えてくる。進化するウィルスという恐ろしさが表れている。


こんな攻撃的で馬鹿な真似をする日本人はいないだろうが、全体がほんわかしている感じだ。自分の身近で感染者重傷者志望者がいなければ、実は騒ぎすぎ、自分は大丈夫と思ってしまうのは、仕方がないが、軽く見てはいけない。


旅行に行こうと煽るなら、他の方法・分野で経済を回す方法をもっと考えるのが政治家の役割だろう。足元がグズグズで、それをなんとかせず、頭の上に蜃気楼を作るばかっりの安倍政権のやり方。利権があるからこそどんな不具合も不公正も、馬耳東風で押し通すやり方、もはや隠そうとさえせず見え見えで無理を通しどうりを引っ込める。


利権ありきの消費喚起政策ではない、他の視点からの対策を、野党は打ち出して国民の前に提示してほしい。
複雑なシステム説明や申請システムはなくし、その複雑化の根源である仲介業者を削り、
まずダイレクトの、無駄なく予算が届くように知る。それには各自自体で独自に考え出す地域ネットワークを構築することだし、地方自治体はその地域内で経済を回す方法、推進事業を提案すべきだ。(地元の人割引の旅館や温泉、地域内の地元産品のネット注文配達
TV 電話の会話サービスとか。国はGoToの分の予算を、医療・介護関係の維持とその職員の待遇向上(配達等のインフラ、生産業などその地域ごとにサポートできる、予算を地方
自治体に振り分け、ろくなことをしない政府は黙ってお金だけ出せばいい)
そしてコロナ収束後には、各地方の枠を乗り越え、消費したい人はどんどん消費してもらおう。今はまだ、残念ながら、Stay at Home がBestなのである。


PVアクセスランキング にほんブログ村

ランキングに参加しています。
宜しかったら、両方をクリックしていただけると嬉しいです。

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ