山本潰しで勢いづく立憲民主党 負のスパイラルにはまった山本氏、針の筵で思考し頑張れ。
大西つねき氏の”命の選別”で、政治生命、党の存続、も危ぶまれる山本太郎氏。
確かに初動対応がまずかった。徹底謝罪の前に、問題を一般化し”チャンスと捉えアジャストする”と発信。こういう場ではカタカナは使うべきではなかったと思う。しかも、大西氏個人にとどまらず、れいわが人々に対しこの問題をアジャスト(調整という意味だが、どういうつもりで使ったのか?)する、という上から目線ともとれる発言が、より人々の怒りを招いたのだろう。
この機に乗じ、立憲議員から、党首辞任せよ的な意見も出ているようだが、れいわの場合山本氏が党首辞任すれば、党そのものが崩壊する。2人の国会議員を有しているとはいえ、言ってしまえば、すべて山本氏の力で押し切ったことだ。
共産党志位委員長は、「言語道断。公党としてのけじめが求められる」とコメントした。
しかし、どうしろとは言っていない。なぜなら内政干渉だからだ。そこをはっきりわきまえている。”公党としてのけじめ”、これをどう捉え、どう結果を出すかで、山本氏の度量が問われる場面だ。しかし、この区別がつかないのが立憲民主党。
れいわ新選組の山本太郎代表(45)が、他の野党から〝代表失格〟の烙印を押される大ピンチに立たされた。山本氏は10日に開いた路上会見で、昨年の参院選比例代表に同党から立候補した大西恒樹氏(56)が「命の選別」を容認した発言で謝罪した。
13、14日に大西氏ら関係者をヒアリングしたうえで、16日に開かれる予定の同党総会で、大西氏の除籍を提案し、今後の対応を協議する意向を示している。
野党関係者は「山本氏の対応が遅すぎて話になりません。当初、大西氏の除籍には否定的だったが、支持者から甘すぎると反発されたことで対応が変わった。総会で山本氏は党代表としての責任を自ら示すべきです」と話した。
山本氏は都知事選で、立憲民主党に離党届を提出した元格闘家の須藤元気参議院議員(42)や一部の立民都連の都議とその関係者からの応援を受けて、3位に食い込んだ。
ところが、山本氏を支持した立民の議員も今回の騒動への対応にはあきれ顔だ。
「山本氏は総会で大西氏だけを処分し、自ら代表を辞任しないで、反省の弁を述べるにとどめたなら、支持者を裏切る結果につながるでしょう」(立民の参院議員)
要は代表辞任せよとの通告だ。支持者からも厳しい処分を望む声が出ている。山本氏はこの窮地にどう対応するのか。
これは目も上のたんこぶ山本太郎潰しの絶好の機会で大喜びの立憲民主党と色気を示したが泥舟から逃げ出すヘタレ議員のたわごとであると思う。だいたいけじめを一切つけられないお前らがいうな、である。
確かに山本氏の都知事選出馬(立憲からの擁立でもめ、最後の出馬という経緯を含め)で、はっきりリベラル、反安倍の中に、敵を作り負のスパイラルを招きかねない危うい状況ではあった(山口二郎先生とか怒ってたねぇ)。
敵を作ったといえば、経済学者の金子勝先生。彼がアンチ山本になったのは、山本氏と国民民主の馬淵澄夫氏が主宰する超党派「消費税減税研究会」の初回講師に高橋洋一氏を呼んだことの由来する。これは、プチ大西事件の様相で炎上した。”ファシスト・レイシスト”と言われる高橋氏の招へいについて、Twitter主に左派から批判があり。「山本太郎を応援するの辞める」っていう人まででた。チョットしたバッシングに発展した。しかし馬淵氏はスルーで、山本太郎失望論ばかりが蔓延してた????記憶がある。
そして金子氏の感情的と思える山本攻撃は、なぜ自分を呼ばなかったのか?に由来するように思えて仕方ない。ご自分がおやすくなるから、少し控えられた方がいいと思うくらいだったが、こういうことを言ってしまうのか、、、・
経済学者で立教大学特任教授の金子勝氏(68)が6日、ツイッターで都知事選で敗れた山本太郎氏を厳しい論調で批判した。
金子氏は、山本氏の出馬で野党票が分断したと見ているようで「【山本太郎のクズ】コイケの圧勝を生んだのは山本太郎なことは明白だ。野党統一候補にと言われたのに断り、宇都宮けんじ氏が立候補したら財源論が違うといって立候補したえで、貨幣発行権のない地方自治体にMMTで15兆円の都債発行?野党分断のために行動するだけ。カルトを超えてアホの極みだ」と出馬までの経緯や公約などをバッサリ切って捨てた。
子供か!!アホの極みはお互い様、という感じだ。山本氏も街頭記者会見で”金子勝という経済学者を名乗る人”という表現をしたのを聞いた時、よくないなぁ、、と思ったが。
山本氏の中に、野党共闘支援のリベラル知識人と政治エスタブリッシュに対するストレスが溜まって、攻撃性が漏れ出している、そう感じた。それが、都知事選出馬につながり、
その態度が、大西発言でそれ見たことかと跳ね返ってきてしまっている。
今、山本氏が党首を辞任するということは、れいわの崩壊を意味する。潰したい側には千載一遇、そしてそれが野党第一党で、嬉々としているというのが情けない。
山本氏は党首辞任(れいわ消滅を意味する)が唯一の責任の取り方という空気を作り、それ以外は山本氏のずるさ、弱さと捉えるように、信用回復はないと、追い詰めるのが野党第一党、情けない。
山本氏は辞任の必要はない。ここは安倍様流に、党首を続けて、このダメージかられいわを立て直すのが責任と考えている、それでいいのではないか。それでも裏切られたと感じる人々の心が戻ってくるかはわからない。そういう針の筵で頑張るべきだ。
大西氏の進退を党の総会にかけるというのは理にかなっている。
まあ立憲はトップダウンなので、そういう民主的な方法はぬるい・遅いと感じるかも知れないが。
維新の議員だった、丸山氏の北方領土戦争で奪還発言も似たような酷さの重大発言だったが、維新も同じように最初は事なかれ対応で世論が持ち上がって、除名になった。
丸山は国会議員で、議員辞職もせず、ほとぼりが冷めるのを待っている。目立ちたがりのN国に所属。こういうのは良くて、議員でもない大西氏の発言で、党首辞任、公党を潰すしかかるのは、感情的対応(あるいは選挙がらみの思惑)が過ぎる。
近々で、立憲所属議員はセクシャルなサービスの店で遊興。この夜遊びについて4月16日に週刊誌に記事がことがわかると、離党届でほとぼりを冷ますということもあった。
とにかく、他党の党首の進退に口出しするより自分の頭の上のハエを追え。
山本氏がらみだと、立憲首脳部の醜さばかりが鼻につく。
山本太郎氏は、大事な部分でカジュアルすぎる対応(街頭で記者会見)、言葉の選択(カタカナの日本語英語ー小池さんじゃないんだから)は改めて他方がいいのではないかと思う。空気は読まなくても、日本の人たちの心情を無視しないほうがいい。特に謝罪においては。
それでも、この稀有な政治家を、彼自身の発言ではないことで、葬っていいとは思わない。100人候補を立てるなどの暴走と取れるブラフ的な考えを、少し立ち止まって、これを”アジャスト”する”チャンス”と捉え、針の筵にしっかり座り、再び立ち上がって欲しい。
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