密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

協力的主権の譲渡、同調圧力、自粛警察、日本には緊急事態条項はいらない。

今、みんな緊急事態の中にいて、その中で政権が思い切ったリーダーシップをとってもらえるだろうと、緊急事態宣言を待ち望んだ、という風潮が生まれ、しめしめと、なんちゃって緊急事態宣言を発令。その実中央政府のゴテゴテ二ごおを煮やし、首長が独自でリーダーシップを打ち出す始末。


それなのに、この事態を認識できないのか、憲法記念日に恒例の改憲演説を性懲りも無く
ぶち上げる安倍晋三は、彼への盲目的愛の人々に守られに現実が全く見えていないのだろう。


案の定ネットは反発の嵐。


だいたい「憲法改正への挑戦は決してたやすい道ではないが、必ずや成し遂げていく。その決意に揺らぎは全くない」って、憲法を変えるということが、ただの自己目的化してしまって、そもそも日本国にとって憲法とはなんぞやという基本的考えは、どこか遠くに飛んでしまっている。今成し遂げるべきことは、国民の命と安全を守る迅速な対応で、そんなこともできないボンクラ首相に権力を集中させることがどれほど愚かしいことか国民は身をもって痛感している。


「緊急事態の国家や国民の役割を憲法にどのように位置付けるかは極めて重く、大切な課題だと改めて認識した」改めて認識していただいたのならまず、今真っ只中の、緊急事態で、国家の役割、首相の役割をまずきちんと果たしてから言ってほしい。
100歩譲って、ああ安倍総理が緊急事態ですごいリーダーシップをとった、というのなら、中には、改憲で緊急事態条項も必要だと考える人も出るだろうが、何もしない、何もできないどころか余計なことをして、各方面職員の仕事を増やし、税金をドブに捨て、ちゃっかり利権まで、、こんな政権に全権委任法を任せたら、とんでも無いことになる。


そもそも、日本人に緊急事態宣言が必要なのか?主権の譲渡も協力的で、非常時には文句を言わず、ただただ我慢、協力的で無い人たちは同調圧力で締め上げ、自粛警察で女将の手を煩わせることもなく、相互ゲシュタポ状態に陥りやすい善良な日本国民にはわざわざ緊急事態宣言などする必要もない。


アメリカのように、個人個人の権利意識が強く多人種多宗教の国であれば、公共の福祉に反してしまう場合主権の抑制も必要なる場合もある。
いい例がNYCで、伝統的保守派のジューイッシュの人たちが葬儀のために大集合してしまい、警察が出動したらしい。彼らは、独特の服装や髪型・生活習慣を堅持し、しているが、こうした場合(それでも流石にみんなマスクをしているのだが)やはり感染拡大の脅威を感じてしまう。ブルジオ市長も、ジューイッシュの文化宗教に敬意を持っているが、非常事態であることを理解してほしと強い声明を出した。


非常事態宣言の悪い例は、911の影響下でのブッシュ政権まずい対応で、イラクでのブッシュの恣意的な開戦での多くの死者、またニューオリンズのハリケーンカテリーナの水害かでお行われた非人道的市民(特にアフリカ系への)取り扱いと搾取だ。
市街地に置き去りにされたアフリカ系市民は、スーパーなどから物を盗むしかないじ様態で放置され、また避難を急ぐ人々が端に詰めかけ、警察隊の制止を主した数人のために、警察隊は市民に銃を乱射した。差別主義者がこの機に乗じて、リンチを行なっても止めるものもなく、家族はバラバラに避難所に輸送され、安否も知らされず、しかし、ブッシュ2に母親バーバラ・ブッシュは、避難所は彼らの住居より清潔で’感謝されてもいいと発言する、白人エスタブリッシュ目線全開の発言を平気でした。


こういう上級国民価値観しかない人間に緊急事態宣言を発令され、主権を譲り渡せば、多くの市民がどういう扱いになるか、現状の日本を見ても押して足るべしだ。


今回のお試し緊急事態宣言が、何か特別に有効に働いているのか、大いに疑問だ。
そのぼんやりした緊急事態宣言が、大して効果のないのは、決して権力の集中が不十分だからではない、ということを心に刻んでほしい。


災害にあっても、我慢図よく、多くの人が進んで助け合いをし、支援物資がすぐさま山のように届く国、ボランティアが迷惑だられるほど馳せ参じる国、新な国に非常事態宣言は必要ない。必要なのは国民の判断力を信じ、正しい情報を開示しする政府だ。親切で助け合いたい国民性を上手にオーガナイズして、効率よく、差配する政府だ。速やかに非常事態における税の再配分を決め、地方に自主的な裁量を認め、後押しする政府だ。


今日本にはそういう政府はない。そしてそういう無能な政府が、自分たちにこの非常時にもっと権力をよこせと図々しいことを言っている。



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