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なぜ個別の人事についてお答えできないのか?45分間36回

常々不思議に思っていた、安倍政権の閣僚、官僚が最も時間を浪費させる答弁、”個別の事案にはお答えできない” なぜお答えできないのか?法律の素人だから、その法的根拠がなんなのかわからないが、ここまで何もかも、お答えできない、と言うのは異常だ。
3月6日の参議院予算委員会福島瑞穂議員の追及に対し、森まさこ法務大臣の答弁だ。

福島みずほVS森まさこ壊れたレコーダー「黒川氏の勤務延長同意書は誰の前で書いたのか」「受領したのは誰か」「発案は誰か」森「個別の人事(ry」100?連発で戦後初めての認証官定年延長を説明せず委員会紛糾
なんと45分間で「個別の人事のプリセスについてはお答えを差し控えさせていただきます。」を36回繰り返した。



個別の…」36回リピート 法相、定年延長の説明拒否

2020/03/06 17:47朝日新聞


個別の人事プロセスでございますので、お答えは差し控えさせて頂きたいと思います」。森雅子法相は6日の参院予算委員会で、東京高検検事長の異例の定年延長をした理由や段取りを問われると、「個別の…」との言葉を繰り返し、説明を拒んだ。その数、45分間で36回。「リピート再生」機能が働いたかのようだった。

 安倍内閣は1月31日、東京高検の黒川弘務検事長の定年延長を閣議決定した。もともと検察は定年延長が認められないとの法解釈があり、政権は事後になって「法解釈を変更した」と説明した。黒川氏は「菅義偉官房長官と近い」(官邸関係者)とされ、野党側は「安倍政権による検察への人事介入」との見方を強めている。


 この日、この問題を取りあげたのは社民党の福島瑞穂党首。「黒川さんに定年延長を誰が説明したのか」「あなたが発案したのか、下から上がってきたのか」などと角度を変えて決定過程をただした。


 森氏は「個別の人事に関することなので、従来よりお答えを控えている」などと説明を避け続けた。福島氏が「説得力ゼロですよ。『従来』にないケースだから聞いている」と迫っても、「守り」重視の答弁姿勢を変えなかった。



福島議員の質問は、国家機密や、個人のプライバシーに抵触するものではない。
森大臣は、「従来から、、、」と紋切り型に繰り返すが、いつ、どこで、どんなルールで、人事のプロセスや、個別の事案について答えてはいけない(答えなくてもいい)ということになってのか? まるで水戸黄門の印籠のごとくに振りかざし、国民の代表たる国会議員の質問をはぐらかし、調査権を否定する。それだけの根拠はどこにあるのか?



福島議員の質問は本質的で、シンプルだ。子供のように率直で、納得するまで諦めない。
どんなごまかしも許さない、言葉だけの欺瞞は通じない。
今回の異例の人事は、誰の発案なのか? 
現検事総長にはいつ報告したのか?承諾を受けたのか?事後承諾か?
黒川氏自身はどう対応したのか?
誰の前で同意書を書いたのか?


どれを取っても、客観的事実についての問いであり、当然国民が知りたいことで、知る権利がある事柄だ。個別の人事は秘密、だとしたら、そこに公平性公正性はどう担保できるのか?今の政権の恣意的運輸、密室取り決め、について、今回の福島議員の追及は、それを徐々に許してきたために、紋切り型の答弁が出れば、それでとってしまう、という風潮を根本から正すものだ。個別の人事を秘匿する必要性の法的根拠ーいや法は常識に立脚して作られているから、常識のない人間が言葉だけで解釈すれば捻じ曲げられるのだから、論理的説明をきちんと行うべきだ。一度通ったことだから、あとはフリーパスとばかりに誰も彼も同じ言い抜けをいい、検証の拒絶をする。

国民は安倍内閣に白紙委任状を渡したわけではない。選挙で多数を占めた政党のその内輪の政治力で作られた内閣が、これほど第三者からの検証を拒んでいいはずがない。


誰が誰の責任で発案任命したのかを隠すのは、その責任を明確にされては困るからだ。
これは森大臣に限ったことではない。森大臣は安倍総理ほど論理性が破綻していないので、より同じ言葉にしがみつき自分を守るしかない。誰の発案なのか? 決して自分だとは言いたくない。本当の発案者の名前は口が裂けても言えないだろう。


黒川氏さへ検察のトップに収まれば全てうまくいく?それまでの辛抱?
果たしてそううまくいくのか?現検事総長は本当に退職するのか?現場の検察官の反発はないのか?黒川氏はバカ政権の尻拭いで晩節を汚すのか?国民は安倍総理を支持しうづけるのか? 泥舟か火だるまか、森大臣は安倍総理と心中の覚悟までしているのだろうか?


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