密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

武漢からの訴え〜権力の一極集中はかえって悲劇を生む。 

安倍政権は コロナウイルスの脅威を利用して、緊急事態条項の必要性を主張している。
本当に、人の弱みに付け込むのがうまい。拉致被害者家族を利用し、北朝鮮ミサイルを利用し、今度はコロナウイルス。しかし、総理大臣に権力を集中させる緊急事態条項は、それを推し進めた、石破氏でさへ、今回の状況(肺炎を引き起こす新型コロナウイルスの感染拡大)で、与野党の一部から憲法改正による「緊急事態条項」創設を訴える意見が出ていることについて、「これに悪乗りして、憲法(改正)に持っていくつもりはない」と述べている。


感染度が高く致死率が低いこの新型ウイルスに必要なのは、適切な対応だ。そしてそんな時、あの日本語もまともに喋れない、他人に対して何の同情心も共感力のないボンクラと、その支配欲と利権に凝り固まった人間たちに権限を全て与えることの恐ろしさを想像してみてほしい。(台風地震でもゴルフをやめない、宴会もやめない人たちだ。髪ふりみだし声を張り上げた菅総理、不眠不休で対応を模索した枝野官房長官の方が、よほど真っ当で人間らしいの対応だった)


武漢の青年が、逮捕の危険を冒して、YouTubで行なった訴えは、中国政府の情報隠蔽と武漢の市民切り捨て、武力を背景にした独裁的支配への、悲痛な抵抗だ。

コロナウイルス震源地武漢から命がけで上げた動画 「和訳」



武漢人の助けを求める声―1千万人を超える武漢人は自己救出することはできません。
二つの動画、マスクをしているので同一人物?かな?多分。同じ場所からの配信です。
ここはどこなんだろう。上が25日、下が28日配信。28日の方が悲壮感が増している。声が枯れて、咳き込んでもいるような感じ。感染したり、逮捕されたりしなければいいけれど、、、。


最初の動画の日本語字幕を英訳してアメリカの友人たち向けにフェイスブックで配信した。以前よくわからずに、フェイスブックにこのブログをうっかりリンクしてしまって、
解除もできず、政治話の連発で友人たちに目一杯引かれた、のちに不正アクセス容疑?で メール封鎖になりフェイスブックもダメになった。ついこの間、リニューアルして今度こそは、アートとか生活とかの穏やかな人々に嫌な思いをさせない、ハッピーなフェイスブックにしようと思っていていたのに、、、たった2回の投稿で、またこうなってしまった。


日本のマジョリティーは政治とか思想とかの話を忌み嫌うなぁ。
空気がさぁーと引いてゆくもの。宮台真司さんが、誰かにプラットホームをいつの間にか作られて、みんながそこに乗って生活するようになる。乗れないやつは排除される、というようなことを言っていたが、フェイスブックSNSプラットホームにいうしても乗り切れないワタクシ。アマゾンプラットホームには大いにアダプトしているけれど。
それでも、プラットホームが中国共産党の独裁政権による監視と統制である中国の若者からしてみれば、フェイスブックに溢れる、グルメフード・生活エンジョイな日々の投稿で溢れる日本は、本当に羨ましいものだろう。
民主主義、自由、開放的な社会を望んでいるんだ、と彼は言っている。
しかし彼の話を聞いていて、え!日本もだよ、という重なる点がたくさんあった。
日本はソフト独裁、ネットの軽く楽しい感じの、イメージ先行・COOL洗脳進行中。
まだ、警察がデモ隊に銃を向けないし、タンクで轢き殺されもしないけど、すでに首絞め肘打ちのような暴力を振るわれている人もたくさん出ている。総理街頭演説にヤジすれば警官に力ずくで排除される。横浜沖隔離も、武漢への対応に重なる。


ともあれ、習近平氏は、安倍氏の100倍くらい頭も良く、人生の苦い経験もしてトップに立った人物だ。そんな人でも、権力の中枢に長く座れば、こんな愚かな判断をする。
今回の、彼の大きな罪の一つは、WHOとCDC、(Centers for Disease Control and Prevention:アメリカ疾病管理予防センター)からの支援を拒み続けたことだ。


しかし、現在習近平氏は対策の過ちを認め、WHOの支援を受け入れる決定をした。
世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は9日、新型ウイルス対策を支援するため、専門家チームが中国へ向けて出発したと発表した。
同チームはWHOのエボラ熱対策などを主導した公衆衛生非常事態対策のベテラン医師、ブルース・エールワード氏が率いる。(CNN)


最初に、伝染病の発生を報告した医師の言葉を握りつぶし(最近彼は罹患して亡くなった)、自国内で解決する(事態を隠蔽する、不利な出来事をなかったことにして処理したい)という指導者のおごりが招いた惨禍だ。もし安倍総理だったら?考えるのも恐ろしい。そして、どんなに酷い自体になっても、彼は決して非も認めないだろう。緊急事態に判断を一極集中させることはかえって危険だ。それより被災地に自治権を強化し、その報告を重視し、中央政府は後方支援に徹する方が大切だ。


今の状況で、緊急事態条項をと騒いでいる連中にそんなものを与えたら、緊急事態条項を乱発しかねない。ボンクラのいいカッコしいに、パフォーマンスの舞台を与えるだけでなく、情報統制、税金の私物化、国会の無力化、選挙の機会まで奪われかねない。


青年は言う「僕らはバカじゃない。わかっているが、争う手段がない。銃や戦車に太刀打ちできない、どうしようもない。」



私たちには選挙という戦う手段が残されている。


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