密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

ドメステック・バリアの通じない外国人記者クラブでの山口敬之氏の反撃は哀れでさへある。

山口敬之氏の外国人記者クラブでの会見を見て、元TBSのNY支局長まで務めた人間の展開する”論”がこんな程度の悪いものかと呆れた。
伊藤さんの人格攻撃はしないと言ったすぐ後で、「彼女は常習駅嘘つき」だと、人格攻撃を行う、もはや自分を省みて論理的精査ができない状態なのではないだろうか?
伊藤さんの”向こうを張って?”PTSDで心療内科へ通院中だというが、彼がフラッシュバックを起こすのはどの場面だろう? PTSDだの適応障害だの睡眠障害だのを逃げ道に使う向きがあるが、「恥を知りなさい」と言いたいところだ。


合わせて、”医療訴訟専門”と自称する弁護士氏も、伊藤詩織さんの著書”Black Box”を何度も読んだというが、全く読み込めていない上、重箱の隅をつついて、小さな不整合を鬼の首を取ったかのように”伊藤詩織嘘つき”論を展開する。
百聞は一見にしかず、彼らの会見とその後に続く、伊藤氏の会見を合わせてみれば、”嘘つき”はどちらか、明々白々である。



【ノーカット】元TBS記者 山口敬之氏が日本外国特派員協会で会見

【ノーカット】ジャーナリストの伊藤詩織氏が日本外国特派員協会で会見
心療内科のカルテに”記憶がない”と記されたいたのを取り上げ、「記憶のない人がどうしてレイプ被害を行ったと言えることができたのか」など噴飯ものの非難を展開。
伊藤さんが「検事の叔父がいる(実際は副検事だそうだが)」という著作内記述は嘘つきの証拠のようにがなりたてるが、そんなところでしか反論できなのかよ!!と突っ込みたくなる。


山口氏は安倍総理同様自分の味方お仲間の中で守られ、また彼らが安倍総理を錦の御旗にして、自分たちの理屈を押し通し、日本社会、特にメディアがそれに反論しないそんな状況の中で、論理性が劣化、ドメスティックな理屈がどこでも通ると思い込むという、今、安倍周辺の人々に蔓延している、”ボクちゃん天下シンドローム”を患っている。


彼らの”いちゃもん”に伊藤氏はきちんと反論反証し、加えて、告発者による、安倍首相が、米国笹川財団での公演とバーターし山口氏のアメリカでの就職を依頼したという。
2015年の10月に官邸から、SPF USA(Sasakawa Peace Foundation USA/笹川平和財団米国)で安倍首相が講演をおこなった見返りとして、ワシントンDCのイースト・ウエスト・センターに山口敬之氏を派遣してほしいとの要請があり、山口敬之氏の派遣について稟議を起案するように指示があったそうです
そしてその時期が検察がまだ捜査中であったことから、すでに不起訴になるとわかっていたのではないか?その後のマスコミ対応などでアメリカに逃がす手はずだったのではないか?などの疑念が生じる。


どんな理屈をつけて偉そうにしても、女性を酩酊させ、性行為を行なったというという事実は消えない。外国人記者(女性)から、「前後不覚の女性を、自分のホテルに連れて帰り性行為を行うことがGood idea(いい考え)だと思ったのですか?」と質問され、まともに答えられなかった。同然だ。そもそも、よりにもよって、ドメステック・バリアの通じない外国人記者クラブで会見することが、Bad idea なのだ。


日本のメディアの囲み取材?では、山口氏は大先輩風を吹かせていたが、女性記者の『どういう点で性行為を合意したと判断したのか』というとても本質的で鋭い質問に、官女のフルネームと経歴を口にし(これはソフトな恫喝とも受け取れた)『合意はあった、裁判資料を読め』と自分の口から答えない。周りの男性記者にはフルネームをいうなどといった特別扱いはいない。

囲み取材で感情あらわ【山口敬之氏】元TBSワシントン支局長 Noriyuki Yamaguchi
こうやって自分の地位をもって、尊大に圧力をかけ振舞うことが日本の中では許されている。群社会の序列を多くの男性たちは本能的に従ってしまう。そこに忖度が生まれる。(しかし昨今、それを許さない勇気ある女性たちが、低次元の嫌がらせとも取れる圧力に抵抗し、果敢に行動している。)


そんなぬるま湯は、海外では通じない。もう一度言おう、外国人記者クラブで会見することは、Bad idea なのだ。


伊藤さんは、自分の被害者としての戦いに加え、ジャーナリストとして、権力の警察・検察・司法の介入という、大きな鉱脈を掘り起こす使命を身に感じていると思う。


行為も言い訳も薄汚い無思考の男権信奉論者などとても太刀打ちできないほど、彼女は静謐に起立している。


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