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れいわ新選組新候補者アンチ公明党創価学会員、2人のスペシャリストと命の価値を生き様を晒すことで問う人

元セブンイレブン経営者三井よしふみさんに続き7月2日に3人の候補者を発表した。一人目は、沖縄創価学会壮年部の野原善正氏(59)は昨年9月の沖縄県知事選で、公明党が支援した候補者と争った玉城デニー氏を支持。街頭演説などで、創価学会の三色旗を振って支援した。野原氏は「自民党の歯止め役になるはずの公明党が一緒になって暴走している。公明党沖縄県本部は辺野古新基地に反対にもかかわらず、容認する候補を支援して矛盾している」と指摘。「このままだと憲法9条改正が実現してしまう。公明党、創価学会が加担したというのは未来永劫(えいごう)悔やまれる」と強調した。

創価学会という全生活を取り巻くコミュニティーから排除されるというリスク・同調圧力を押し返し、自身と信仰に準じる、公明党の堕落に内心忸怩たる思いの学会員の声を代弁する。なんと東京選挙区出馬、山口代表への刺客?


続いては2人のスペシャリシトが候補書として名乗りを上げた。



れいわ新選組、街頭演説で2人の参院選候補予定者を発表(2019年7月2日)
元環境保護NGO辻村ちひろさん環境保護のスペシャリスト保護部長を務め、国会参考人も務めた。
大西つねきさんは元J・P・モーガン銀行為替資金部為替ディーラーも務めた経済のスペシャリスト。
ここで太郎氏を含め、候補者は8人。



れいわ新選組、参院選候補予定者を発表(2019年7月3日)
9人目の候補者は、難病のALSの当事者で全身まひギタリストとして活動する、介護サービス事業の株式会社アース副社長の舩後靖彦さん。バリバリのビジネスマンであった舩後
さんがALSを発症。自己存在の否定、家族にために死ぬべきと思いつめ、しかしピアサポート活動に生きる意味を見出したそうだ。一つの大きな不幸を得て、大きな幸せを見出した、と語る。
ALS
ALSは、脳や末梢神経からの命令を筋肉に伝える運動ニューロン(運動神経細胞)が侵される病気で、難病の一つに指定されているホーキング博士も21歳の子の病気を発症した。
ピアサポート
同じ症状や悩みをもち、同じような立場にある仲間=英語で「peer」(ピア)=が、体験を語り合い、回復を目指す取り組み。アルコールや薬物中毒の自助グループ、がんなどの患者やその家族、教育現場など、さまざまな分野に広がっている。 精神保健福祉の分野では、2000年代、米国で精神障害者が精神保健システムの中のチームの一員として働くようになった。現在では多くの州で認定制度がある。 日本のピアサポーターについては、まだ制度はできていない。ただし14年の精神保健福祉法改正に伴う厚生労働省の指針で、「ピアサポートを促進する」などと明記された。入院体験を話し合うなどのピアサポートは各地で試みられている。淡路障害者生活支援センターのピアサポーターによる退院支援・地域定着の取り組みは、具体的な成果がでている実践として全国でも注目されているという。


近しい友人が、MS(多発性硬化症)を発症し、当時は周りも呆然としたが、ピアサポートというネットワークで、社会の中での存在を考え、アプローチをし、情報交換をし、以前より積極的に、講演レクチャー(彼女は、ニュートリシャン栄養士であるので)を行なっている。仲間で、”I am MS”とかいたTシャツでパレードしたりする。堂々と自分たちの生きやすい社会を要求し、支え合い、しかし、精神的な自立を侵されない。こういう活動に感動したものだ。


舩後さんのお話の中で、机の移動を頼んで、完璧ではないのでやり直しを頼んだら、その若い女性はキレて、叫び声をあげ机を蹴って出て言ったことに、ショックを受けた、というエピソードがあった。障害を持つ人は、常に低姿勢で、すみません・ありがとうという感謝をしまし続けなくてはならない。周りはやってやってるのに、少しくらい我慢しろ、偉そうにわがままを言うな、と心の中で思っている。その表れだろうし、介護する現場の人も、対価をえてのサービスという仕事であると認識するには賃金も安すぎ忙しすぎ、つい弱いもの、抵抗のできないものにストレスをぶつける、ということも起こっているのだろう。難病、障害、高齢化、役に立たないやつは一括管理で生かしてやるから社会の足を引っ張るな、とういうことを、社会が堂々と言っているのが今の日本の弱肉強食社会だ。


山本太郎氏は、口先だけの、”多様性のある社会” ”バリアフリー”の実現に、当事者のリアルを突きつけて、人々の本気度を試してゆく。
安倍総理の「エレベーター発言」をどう思うか?と聞かれた、舩後さんは。「口が滑ったのでしょう」と一言。ここぞとばかりに攻撃非難することではどうにもならない、もっと本質的問題がある、こういうところも、当事者ならではの対応だと感心した。


あと2人は別の時期で書くことにするが、山本氏の本気度は、比例で、舩後さんを1位、やはり、重度障がい(脳性まひ)がある、を務める木村英子氏(54)を2位として、山本代表は3位という選択に現れている。



山本太郎参院議員(44)が参院選公示日前日の3日、都内で2度の会見を開き、参院東京選挙区からは出馬せず、比例区で出馬すると発表した。その上で今回の選挙から導入される、政党が定めた順位で当選者が決まる「比例特定枠」の制度を使って立候補すると明らかにした。


比例特定枠とは、全国的な支持基盤を有するとはいえないが、国政上、有為な人材あるいは民意を媒介する政党が、その役割を果たす上で必要な人材が当選しやすくなるように優先的に当選人となるようにする制度。通常の比例区は政党内で個人名の得票数が多かった順に当選者が決定するが、特定枠の場合は、記載された候補者を上位とする。特定枠に入った候補者は、自らの選挙戦ができない。


今回、れいわ新選組は、東京選挙区で立候補者を立てつつ、比例区特定枠を使う。そして難病のALSの当事者で全身まひギタリストとして活動する、介護サービス事業の株式会社アース副社長の舩後靖彦氏(61)を1位、脳性まひで重度障がいがある、全国公的介護保障要求者組合・書記長などを務める木村英子氏(54)を2位として、山本代表は3位となる。


山本代表は「山本が議員で居続けるためには、2人を上げたうえで自分も票を獲得しないといけない。私が、このような動きをしているのは自分の議席を守るためじゃない。6年前の1議席を獲得できたのは市民のお力。同じように勝ち取る1議席で良いのか? 納得できない。より議席を獲得できる市民の力を示す必要があると思う」と訴えた。その上で、目標の議席について「10人、全員勝たせたいが、5議席は行きたい」と語った。舩後氏と木村氏に関しては「国政上、有為な人材と考えている」と語った。【村上幸将】


最後のお一人は、元派遣社員レーバーネット運営委員の代表、渡辺てる子さん。シングルマザーでもある。昨年長期勤務していた会社から雇い止めにあった。弱い立場、低賃金、雇い止め。女性が生きていくためには搾取に耐え、時に男性社員からのサンドバックになり、文句をいわず務めても、退職金もなく、厚生年金もなく、不安を抱える人たちがどんどん増えている。

れいわ新選組、10人目の参院選候補予定者を発表(2019年7月3日)


地の声を吸い上げ、可視化させる、山本太郎の挑戦は、どれだけのうねりを作れるだろうか?

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