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小西議員久々国会クイズ 法の支配の対義語を答えれれない安倍総理

5日の参議院予算委員会小西議員の追及は傑出した出来だった。

小西洋之 予算委員会 質疑 2019年3月6日


前段の、嘘はついたが隠蔽の意図はなかった、とする審査委員会が、実は隠蔽の意図があったのかなかったのかを当事者に尋ねておらず、質問内容を恣意的に判断し、隠蔽の意図はなかったとしたことを、白日のもとに晒した。


そして、安倍総理の施政方針演説で読み上げた、明治天皇の歌の引用を再び取り上げた。
安倍総理は、演説当時、9条違反との小西議員の批判に、”独自”の解釈で反論している。

安倍晋三首相は6日の参院予算委員会で、1月の施政方針演説で明治天皇が日露戦争時に詠んだ短歌を引用したことについて「平成は災害が多く、困難に直面したが、皆で頑張っていこうとの趣旨だった」と述べた。「戦意高揚の歌で反平和主義」との批判は当たらないとの認識を示し正当性を主張した格好だ。


 質疑で、立憲民主党会派の小西洋之氏は「日露戦争で国民を鼓舞した歌だ。憲法9条の理念に反する」と批判。首相は「なぜ9条違反なのか。(論理の)跳躍ぶりに驚くばかりだ」と反論した。引用したのは「しきしまの大和心のおおしさはことある時ぞあらわれにける」との歌。


どっちが跳躍しているのやら。文学や詩歌の解釈には、時代背景、また作者の意図が大変重要で、またそれを引用する際も、そのバックグラウンドも含めてこそ引用である。
小西議員は改めてこの歌の読まれた時代背景と、同時に読まれた、玉砕覚悟の戦いを奨励する、明治天皇の歌も引き合いに出し、また当時の与謝野晶子の出征する弟に対する”君死にたもうことなかれ”の歌も引いて、いかに、「しきしまの大和心のおおしさはことある時ぞあらわれにける」が内閣総理大臣が施政方針演説で引用することの、トンデモぶりを改めて示したが、安倍総理は「なぜ9条違反なのか。(論理の)跳躍ぶりに驚くばかりだ」1月6日の答弁そのまんま繰り返した。


しかも、安倍総理は「明治天皇を侮辱するのか」のようなネトウヨ的な反発に加え、明治天皇の歌を、自分の解釈で取り上げた、と呆れた強弁。


これって、毎度毎度の安倍トラブルの根幹なのだが、安倍総理には世間の常識や不文律、(法律憲法さえも)より、自分の感覚、印象を上位置いて、正当性を主張する、というめちゃくちゃをずーと続けている。


この後、小西議員は久々の国会クイズ「総理は、法の支配”という言葉をよく使うが、”法の支配”の対義語派なんですか」と総理に質問した。もちろん、安倍総理は情けなくも、事務方に助けを求めるも、「知ってるか知らないかを尋ねているので、事務方に尋ねないでください、と言われ、、、でんでん』といつもの狼狽意味不明答弁。小西議員「法の支配の対義語は、憲法を習う大学の1年生が、一番初めに習うことですよ。改憲を唱える安倍総理が、『法の支配』の対義語を答えられないんですか?一言で答えてください。」
と問われついに固まってしまった。


法の支配の対義語は、”人の支配”である。


法の支配の意味もわからない人物による人の支配、これが、今の日本。


上で書いたように、安倍政権のやりたいことがあれば、法律を無理矢理変えてしまう。
客観的事実、世間の常識であったこと、そして憲法も、どんどん勝手な解釈で変えていってしまう、まさに、人の支配が行われているのがこの国の現状なのだ。強く言い切るが根拠を示さない。つまり、安倍が言い切れば、菅が言い切れば、それに根拠を示す必要がなく通ってゆく、まさに人治(痴)国家。


日本語でさえ、安倍総理の滅茶苦茶な、印象だけの、根拠のない、あるいは自分勝手な解釈の言葉が、まかり通り、事実をそれに合わせることが横行している。


安倍晋三には、論理的思考も、自分の発言の裏付けを確認しようという、事実を検証しようという責任感もない。全てが感覚的に自分の印象で突き進んでゆく。無知で不勉強な我儘坊やの支配で進んでゆく国。


こうした彼の阿呆ぶりが、権力を持ちたい側近、国をしゃぶり尽くしたい政治屋 利益供与を受けるお友達にとって好都合なのだろう。だからこんな総裁4選などという、恥知らず発言をいう奴が現れる。


本当に非道な暴挙だった安保法強行採決の頃から比べても、どんどん酷くなる、どんどんあからさまに、根拠も示すことなく力で無理を押し通してゆく。まさに法の支配の破壊だ。しかし、安倍政権は、まだ選挙を停止する、選挙を監視する(投票用紙の撮影を強制するということが以前起こったが、これは悪しき近未来像でもある)ことまではできてない。何が何でも、今後の選挙で、自民党議員をぼろ負けさせて、安倍晋三・麻生太郎・菅義偉 の3人とその取り巻きを権力の座から引きずり降ろさなくては日本の未来はない。


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