問題提起を含めた棄権を選択−山本太郎議員
参議院「北朝鮮による今回の核実験に対し、厳重に抗議し、断固非難する」北朝鮮決議,山本太郎議員は、出席のうえ問題提起を含めた棄権を選択した事を自身のツイッターに載せた。 http://ameblo.jp/yamamototaro1124/entry-12115187998.html
問題の衆議院と違う箇所、
『北朝鮮に対する制裁の徹底および追加制裁など断固たる措置を引き続き実施する事を通じて,北朝鮮による核・ミサイル・拉致問題ん早急かつ包括的解決をはかるべく,政府の総力を傾注し,持って国民の負託に応えるべきである』
ここに山本議員は『参議院の決議文は、衆議院のものに比べ、我が国独自の制裁を強める姿勢が読み取れる。』として棄権した。これは,大変な慧眼である。本会議を見ていたが,最初の決議文読み上げは、問題箇所に,またしても”主語がない”ため,前文とのつながりで、ついそのまま読めてしまう。
しかし,決議後、安倍総理は発言を求め、『さらに、我が国独自の措置の検討を含め・・』と確かに発言している。これは,明らかに安倍政権お得意の手法で、なにか利用できる事態があれば、自衛隊活用のチャンス、国民の危機感を煽り大手を振っての軍事国家デビューに利用しようと云う魂胆、この決議を得て,大好きな白紙委任。そのだめ押しの為に、決議後のこの発言をしたのだろう。
そして,この決議、山本議員は出席の上、棄権したはずなのだが、発表は209名の内、賛成209名、反対0名と出ていた。本来なら、210名、賛成209名、反対0名、棄権1名である。ここに作為があるなら、これも大きな問題である。
日本は国際紛争の解決の手段としての武力行使・戦争を放棄している。北朝鮮の暴挙を,待ってましたとばかり腕まくりして,北アジアの武力紛争に主導的立場を取ろうとしゃしゃり出るよりも、同胞,家族が別けられて北朝鮮に人質状態のでいる、韓国国民にシンパシーをもって、冷静で適切なサポート役に徹することこそが、日本の心がけるべきだろう。拉致被害者もいわば人質も同然なのだから、弱いスピッツのようにキャンキャン吠える安倍首相の軽挙盲動は,百害あって一利無し。
山本議員の問題提起をもっとメディアが受け止めるべきだが、すでにふぬけの大手メディア、期待で来そうもない。せめて、市民レベルで安倍政権の先導に乗らないように努めることだろう。
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