密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

沖縄は日本じゃない!?岩屋大臣、政権の本音を発言

呆れた発言ばかりの安倍政権の中でも超ド級呆れた発言。
岩屋防衛大臣が、26日の記者会見で「沖縄には沖縄の民主主義があり、しかし国には国の民主主義がある。それぞれに、民意に対して責任を負っている」と述べた。

岩屋毅防衛相は26日の記者会見で、沖縄県名護市辺野古の新基地建設の賛否を問う県民投票で「辺野古反対」の民意が示されたことに関し、「沖縄には沖縄の民主主義があり、しかし国には国の民主主義がある。それぞれに、民意に対して責任を負っている」と述べ、国としては新基地建設を進めなければならない立場を主張した。


岩屋氏は「沖縄の民意というのは私どもしっかり受け止めないといけない」と述べた上で、「一方、国も民主的に選挙された国会によって内閣が構成され、時の政権は日本の国の安全保障という大きな責任を負っているわけで、私どもはその責任もしっかり果たしていかないといけない」と持論を展開。


 「そういう意味で非常に難しい困難な課題だが、対話というものをしっかり行って、できるだけ理解をいただき、ご協力をいただけるようにこれからも誠心誠意対応したい」と述べた。



この人もう頭がどうかしてしまっているのか?沖縄の民意72%が辺野古反対でも、日本全体の意見を優先すべき、という意味で言っているのだろうが、何重の意味で問題発言だ。
「沖縄には沖縄の民主主義があり、しかし国には国の民主主義がある。それぞれに、民意に対して責任を負っている」


国は国の民意があり、沖縄は沖縄の民意があり、国は国民の、沖縄は沖縄の県民の民意に責任を持つ、国は沖縄の民意に責任は持たなくていいのか?沖縄は日本ではない、と受け取れる問題発言。


国(沖縄以外)と沖縄の民主主義は違うのか?国の意志と違う決定を地方自治体がした場合、**県は**県の民主主義、国は国の民主主義があるので、国の意向どうりにしろ、とやられかねない。地方自治を認めないことになる。


岩屋氏は多数決こそ民主主義という、安倍政権の中でまかり通っている認識に根ざして、こういう主張をしているのだろう。選挙で勝った自民党、その自民党で選んだ総理総裁、その総理総裁の選んだ各大臣、その内閣の意志=民主主義であると。こんなトンデモ認識の人物が大臣でいること自体、大問題だ。


中学生でも知っている、民主主義は多数決ではない。多数派を締めれば、絶対支配をして、少数派を無視していいという制度ではない。


それにそもそも、国の民主主義というが、では、辺野古移設の賛否を争点に解散総選挙でもしたのか?国民投票でもしたのか?


岩屋氏の言う『国には国の民主主義』は民主主義でもなんでもない、現政権のイメージする全体主義であり、彼らの考える”国”に全国民が従い奉仕すべきと言う考えの表れである。野党は、国会でしっかり取り上げ、糾弾すべきだ。


そもそも、辺野古問題で不利なことを追及されると、すぐ普天間問題にすり替えるが、
もう、普天間は普天間、辺野古は辺野古で切り離して、米国と再協議すべきだ。案外あっさり、解決案が出るかもしれない。国際的注目を集めている、米軍も、沖縄の人々と米軍との軋轢問題と環境破壊の、悪役でいることをよしとするとは思えない。米軍のポリシーは国内外どこでも基地を置く地域住民との軋轢は絶対回避することだ。歓迎される土地のみで基地を設け、その地域はの奉仕、文化事業を含む貢献を心がけている。そして、多分沖縄辺野古にそこまでこだわる理由もない。


要は、前の大阪都構想の記事で書いたように、負けることを認めない安倍総理・菅官房長官のメンツ+長期埋め立て・建設(そこまでこぎつけられればの話だが、軟弱地盤で頓挫しかねない)工事の利権だけだろう。


絶対間違えを認めない安倍政権の体質がどれだけ、人々を苦しめ、血税を無駄に浪費させているか、国民は次期選挙で、真の民主主義を理解し、体現できる候補者・政党に投票しなければならない。


PVアクセスランキング にほんブログ村

ランキングに参加しています。
宜しかったら、両方をクリックしていただけると嬉しいです。

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ
にほんブログ村

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ