密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

ここにも”残念”発言 自己愛型総理の人命軽視

面白い動画がネットで話題を呼んでいるという。話題の動画は、日本テレビ系のトークバラエティー番組「太田光の私が総理大臣になったら…秘書田中。」の最終回(10年8月27日)。ツイッターの投稿をキッカケに大拡散し、2万回以上リツイートされているらしい。



2010年『太田光の私が総理大臣になったら…秘書田中』
これを日刊ゲンダイが人格分析とともに取り上げている。
安倍氏は典型的自己愛型(人格障害、とつくところだが、それは避けている?)まあ自己愛の強い人は多々いるし、自分を好きでいることは、自分を嫌いでいることより、人生を楽しくするし、”生産的”である。ただしそれが、逸脱した範囲でないことと、個人生活の範囲であることだ。一国の首相が、自分の間違えを認められず、謝ることができず、自身の主張の論理が矛盾していても反論が先に出てきてしまう、これは国民にとって非常に不利益で不幸なことだ。



ハイレベルの自己愛型は、自分の間違えを全く認められず、謝ることができず、自身の主張の論理が矛盾していても反論が先に出てきてしまう、他への共感、同情にも無頓著になる。この動画にそれが如実に現れている。

2010年『太田光の私が総理大臣になったら…秘書田中』
初っ端から憲法論議で、全文の『平和を愛する諸国民の公正と審議に信頼して我々の安全と生存を保持しようと決意した』という憲法条文に対して、「他力本願なんですよ、人に任せよう、この精神は私は間違っていると思う」という意見を展開。太田光氏に、「人っ誰のことですか?」と痛いところを突っ込まれ、まさか「アメリカです」とも言えず「平和を愛する諸国民ですよ、日本以外ですよね。でもその国々は戦争してるんですよ。戦争はやっちゃいけないんですよ。」太田「だったら文句言えばいいじゃん」


このやり取りは、”平和を愛する諸国民の公正と審議に信頼”できないから、自分たちも軍備強化をしようという論理で、太田氏「だったら文句言えばいいじゃん」は外交努力したのか?というツッコミ。この後、戦争をしてはいけないと言った安倍氏の口から、とんでもない人命軽視発言。


日本がイラク戦争を支持したことについて「間違っていなかった」「(イラクで)大量破壊兵器が見つからなかったことは残念」などと言い放地、それについて、


太田「間違った判断で死ななくてもいい人がボコボコ死んでいったことに関して、どう思いますか?」


安倍「大変残念なことですけれどもですね……」


太田「残念???


安倍「でも、あの時にね、実際に(大量破壊兵器が)あったかもしれないんですよ」


太田「なかったんですよ」


安倍「なかったけど、しかし……」


太田「(大量破壊兵器がある)可能性だけでそれ(戦争を)やっていいんですか?」


安倍「そりゃそうですよ」


太田「可能性だけで根拠もなく、人相が危ないからといって撃ち殺していいんですか?」


安倍「苦しい判断がありますよ。時にはね」


太田「苦しいのは死ぬ方ですよ」



綺麗にオチがついた掛け合い漫才になっている。桜の会以降のヘタレぶりで色々言われたが、基本太田氏は才能のあるコメディアンだ。
それにしても、安倍氏は、”戦争”とは何かを実感としてわかっていない。安倍氏はいつか映画監督をやりたいようだが、実際の戦争・災害も映画でも見るように、また自分は戦争(たとえ平和貢献といい直しても)そこで苦しむ人々を、カメラ越しに見て、編集して、自分の戦争映画を作っている気分程度である。


桜田大臣の”残念”発言が非難を浴びたが、現役の日本国首相の、この”残念”には背筋が凍る思いがする。


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