密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

進次郎氏にとって”安倍さん”は立派なリーダー?

小泉進次郎さんはナイスルッキングの上に、演説上手?ことば巧みに切り口を変え、普通のことを素晴らしく語る、という風に聞こえてしまうひねくれ者のワタクシ。
この、朝日新聞の記事。

小泉進次郎・自民党厚生労働部会長(発言録)
 困難の中に好機を見いだす。よく言うんです、政治の世界でも。愚かなリーダーはどんなチャンスにも困難をあえて見つけようとして、できる理由ではなくてできない理由を見つける。しかし、立派なリーダーは困難な中にどうやったらできることがあるかを探す。これからはもう人口減少を嘆くのはやめましょう。若い人が町を出て行くのを嘆くのもやめましょう。いくら嘆いたって人口が減ることは変わらない。どうやったら人口減少でも豊かさと強みを引き出せるかを考える方がよっぽど前向きな地域づくり、国づくりができると思いませんか。私はそういう発想なんです。(石川県白山市の講演で)


全文(あるいは動画)はないかと探してみたが見つからず、ゆえに少し、片手落ちの批評になってしまうのだが、書いてみる。


『愚かなリーダーはどんなチャンスにも困難をあえて見つけようとして、できる理由ではなくてできない理由を見つける。しかし、立派なリーダーは困難な中にどうやったらできることがあるかを探す。』この、『どんなチャンスにも困難をあえて見つけようとしてしまう』これは従来の日本社会自体の傾向で言われたきたこと。


つまり、用心深すぎる。失敗を嫌うあまり、冒険をしない。
ところが、国民に大受けで長期政権を築いている、我らが安倍晋三総理は(まあやはり人気のあった、進次郎氏の父君の継承という部分も強いが)、事あるごとに、ぶち壊す、果敢に前に進める、改革、地球儀俯瞰外交、など、従来の用心深い日本、引っ込みじあんの日本のイメージを大きく打ち破るイメージ作り、発言を行い、日本をぶち壊し続けている。


その結果、今までの日本では起こり得なかった、公文書改ざん、捏造、隠蔽が起こり、不祥事には辞任を持って責任を取る(社会的ハラキリ)ではなく、続けることが責任と開き直る厚顔無恥な居座いが常態化している。つまり、物は言いようなのである。


進次郎氏の革新風米大統領風チャレンジ風の演説も、結局は、物は言いようのレベルを脱していない。だから、”人ごと”と評される。 つまるところ、実体がないという事だ。


国民のリーダーは、はどんなチャンスにも困難をあえて見つけようとする用心深さ、がなくてはならないし、困難な中にどうやったらできることがあるかを探す発想力がなければならない。プーチンに尻尾を振りすぎて、型にはめられた現在の自業自得の困難の中に、2島返還主権放棄という”できる事”を英断風味のやってる感で国民に吹聴するリーダーは、小泉氏の実体のない斬新な(斬新でもなんでもないが、彼がいううと斬新爽やかに聞こえるようだ)立派なリーダーということになるのだろう。実際衆議院での、首相ヨイショ質疑を見ても分かる通り、進次郎氏は、次世代の”プリンス安倍”の後継者プリンスであり、嘘の体系をパッケージを変えて踏襲するのだろう。


冷酷な人生100年計画と同様、『嘆いたって人口が減ることは変わらない。どうやったら人口減少でも豊かさと強みを引き出せるかを考える方がよっぽど前向きな地域づくり』も逆転の発想の”提案”だけで、実体の伴わない、発想の転換という嘘である。


今は昭和高度成長時代と違って、人々の意識も変わってきた。勝つことがMustで、皆んなが野心に裏打ちされた夢の達成を目指す、という時代は終わった。”勝ち組・負け組”という言葉が流行った頃から、顕著に、競争による成功、勝ちを目指さない人生もアリ、自分なりの幸福追求という価値観が現れてきた。それは成長期を過ぎた国家の成熟を示すことでもあると考える。


だから、大都市に人々が集中するのは、賃金のいい仕事がある。究極には、これに尽きるだろう。以前の一旗あげる野心、教育水準、便利なオシャレな生活、交通の利便性、文化情報も、車社会、ネット社会で網羅され、自然の中での、田舎暮らしが豊かと考えるプランもある。いいことかどうか知らないだ、あちこちに大学が乱立している(その割に通える制度が酷すぎる)環境が整えば、アメリカのように一生涯自分の故郷で満足して生きる人々、そこが一番と考える人々も出てくるはずだ。


*これについては次の記事で書きたい。地元(フロリダ)毎年この時期に行われる農業フェアも明日出かけるので紹介したい。実に、ものすごい数の、牛、馬、ロバ、鶏、羊、山羊、うさぎ(になぜかキリンも)の展示、牛や馬の扱い実地研修(Future farmers of Americaという団体がある)というイベントも行われる。そのほか遊園地や、動物レース、ステージ、サーカス、ビールにハイカロリー屋台フード。しっかり撮影してご紹介します。


格差社会によって、価値観の多様化が生まれ始めている日本。その困難をチャンスと捉え、多様化する価値観を応援する、これが立派なリーダーのやることで、排他的に一部優遇、あとは自己責任、ハーベスト(引退後の人生)と安楽死を一緒くたにするような、詭弁しか言えない、似非改革プリンスには務まらないと思うが、見方がひねくれ過ぎているだろうか?


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