密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

署名すれば”アメリカ入国禁止”がデマとして成立する国の恥ずかしさ

人は人、自分は自分、署名という個人の行動、あるいは署名を喚起する個人の行動に、どうしてとやかくいうのか?これまで、芸能界の人発言に対して、特に取り上げてはこなかったが、今回、辺野古埋め立て停止要求(住民投票まで埋め立てを停止してほしいという最小限の署名で、辺野古基地建設をやめるべきという署名でさえない)をしたモデル+moreのローラさんの署名喚起ツイートに、たくさんの人が絡んできてトンデモなことを言っているというリテラ記事を読んで、日本人はここまで知的レベルが下がったか、、、と驚き嘆かわしく思う。

仮にも文章を生業にしている小説家、ジャーナリストが、低レベル(中学生の悪ガキ以下)の意味の通らないツイートを世間に公表して、それがいかに自分が低レベルの人間であるかを晒すことだと気がつかない。
空想力は小説家の資質であるけれど、百田尚樹氏の19日ツイート(リテラより転載
〈『カエルの楽園』(新潮文庫)を2016年に刊行した時、「これは予言の書か!」と言われた。というのは、『カエルの楽園』に描かれた出来事が次々に現実化したからだ。
で、今回、著者自身が腰が抜けるほど驚いたのは、『カエルの楽園』に登場するローラという牝ガエルが、現実にも登場したことだ!!!〉
〈『カエルの楽園』のローラに関して多くの人から「なぜローラという名前?」と聞かれた。作中のカエルたちの名前にはすべて意味があったからだ。でもローラには意味もなく、なぜその名前を付けたのか自分でもわからなかった。
だが今、現実のローラの出現に震えている。私は天才的予言者だったのかも…〉

は幼稚がすぎる、中二病的自画自賛。インチキ占い師よりもひどい。


ジャーナリスト”である石井孝明氏にいたっては〈この人、日本人でなかったら、内政干渉行為と普通の国では騒ぎになりますけど〉などと、意味のわからない投稿をしていた(現在は削除)。


ネトウヨユーチューバーのKAZUYAこと京本和也氏は、自身のYouTubeチャンネルで「“私いいこと言ってる感”っていうかね」「自然を守るって主張だとしたら何を今更」「たぶんあいつら(左翼)に利用されますよ。ローラさんもこっち側なんだと」
 などとローラを批判。経済評論家の上念司氏も〈那覇空港拡張の埋め立てはスルーして辺野古で騒いでいる人は信じません。バイオハザードファイナルでチョイ役やってた芸能人とかね〉


堀江貴文氏は〈んー、これについては移転以外のベターで実現可能な(政治的にも)案がなく、現状の問題を解決できなくなるので反対だなあ〉


みなさん署名の趣旨文読みましたか?『住民投票まで埋め立てを停止してほしいという最小限の署名で、辺野古基地建設をやめるべきという署名』でさえないんなんですよ!!!


しかも、発起人はアメリカ国籍の人物で、署名も、日本以上にアメリカ国内からのものが多いと思われる。自然問題動物保護の観点からの署名参加も多いだろう。


実際日本国内からの署名は、これからの努力だと思っている。現在15万票を超えたところで停滞している。もっとも多く集まった署名で36万筆(トランプ大統領の事業第三者委託と資産公開を求める署名)だ。そこまではいかなくても30万筆に近い数が集まれば、ホワイトハウス・海外メディアの注目度も上がる。


この署名は、案の定日本での注目を喚起した。しすぎて、誰も署名の趣旨を読まず、どんどん感情的に議論を拡大させている。こういう現状において、日本人は自分の意思表明をせず、沈黙を守る傾向にある。


ローラさんのフォロアー200万人の10%が署名行動に参加すれば、簡単にポピュラーヴォート(人気のある署名)に押し上げることができるのだ。前にも書いたが、日本人は自分の意思表明に、妄想的なほど、用心深い。だいたい埋め立て停止の署名に、ワタクシの親安倍友人は(送らなきゃいいんだけど、動物大好きの人だから、もしやと思って送ってみたがダメだった)、沖縄の100年先200年先を考えると怖い(多分中国侵略論だろう)けど、沖縄の人たちの意思は尊重されるのがいいと思う、というのだが、署名しますとは言わない(さすが安倍ファン)。
多くの人が、署名なんて厄介なこと持ち込まれた心的負担を感じるのだろう。しかし、そのフットワークの悪さが、安倍政権(ミスタイプで安倍政菌とでたw)長期化を招いている。


トンデモ有名人の発言より問題なのが、匿名人々により、あまりに、愚かしいデマだ。
これに関連していまSNSで散見されるのが、「署名するとアメリカに入国できなくなる」というデマだ。
〈ローラさん、この署名リストはそのまま米国入国拒否リストになるけど大丈夫?〉
〈あのね、これ言っとくけど、署名すると危険分子って見なされるかも知れないってさ。そうすると、アメリカへの入国が出来なくなったりするみたいよ。ま、ローラはアメリカでの仕事に制限かかるよね。自己責任で。〉
〈米国入国禁止になってもしらないよ。CIAにも情報はいきわたるだろうし。ご勝手に。〉


この署名米国発。このCIA暗躍陰謀論テイストは、オバマ政権の時、オバマさんは国民に認識チップを埋め込んで入り、という陰謀論が日本でささやかれたことを思い出す。
アミテージ氏は悪の枢軸日本を操る大物という印象も、日本ならでは。たった一人が全体を操るどころか、個人が個人を操ることも難しいアメリカ、ということが、日本では理解されない。だから、一部の力が全体を操る陰謀論が信じられやすい。(お金で社会を操ることはあっても人の心は操れない。組織票なんて、違法だし、だからアメリカの選挙は面白い。)


「署名するとアメリカに入国できなくなる」というデマが日本で流布されていることが、海外でニュースにならないことを祈る。なぜかというと、こういうデマを信じる国民の、
の、ネイーフな愚かしさが、世界に驚かれ呆れられるからだ。


今、いろいろ心配して(アメリカ入国どころか、CIA監視リストに載るとか、反政権の人として個人情報が掌握されるとか、その結果自分自身や家族の不利益になるとか、対案がないから意見を持つべきではないとか、)いる人は、そんなに、CIAもアメリカ政府も暇じゃないから大丈夫。反政権の人でいいじゃない。この政権が続くことがもっとも自分自身や家族の不利益になる。それから、対案出す義務は一般庶民にはない、それは政治家の仕事だ。また対案を出せと迫ることで、ただの案である、自分たちの提案をすでに基本であるかのように、してしまうトリックに引っかかってはいけない。


もっともっと署名を増やそう。この動きをポピュラーヴォートの押し上げるのは、日本の人たちの力だ。発言する人こそ、アメリカはWelcomingなのだ。


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