密接な関係にある他国から

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領土問題、最高レベルの協議が一番コントロールしやすい。

何がなんでも目先の人気取りにしてしまいたい安倍政権が2島返還を手柄話のように打ち出してきていた昨今、しかしプーチンはそんなに甘くない。やっぱりそういう方向に行くだろうな、という展開。



安倍首相は1日、アルゼンチンのブエノスアイレスでロシアのプーチン大統領と会談。北方領土問題を含む平和条約交渉を加速させるため、河野太郎、ラブロフ両外相を責任者とする新たな枠組みをつくることで合意したが、早速、“看板倒れ”になりそうだ。ロシア高官から、「新枠組み」の内容を根底からひっくり返す発言が飛び出したのだ。


 1日付のロシアメディア「RIAノーボスチ」によると、首脳会談直後にロシアのウシャコフ大統領補佐官が報道陣に対し、「(領土交渉は外相ではなく)最高レベルで合意しなければならないこと」と明かし、ラブロフが新枠組みに加わることができるかどうか、懐疑的な見方を示した。


 要するに安倍政権は、「河野―ラブロフ」の新枠組みに合意した直後に、「やっぱり外相レベルじゃ決められないよ」と“ちゃぶ台返し”に遭った格好だ。ロシア側の狙いは何なのか。筑波大教授の中村逸郎氏(ロシア政治)はこう指摘する。


「日本政府を徹底的に撹乱し、混乱させようとしているとみられます。どのレベルで交渉したらいいのか判断できなくなれば、日本政府は最終的に領土問題の“棚上げ”に追い込まれる可能性がある。結局、ロシアは北方領土を返す気などないのでしょう」


 ウシャコフは2日、テレビ朝日系のANNの単独取材に対しても、新枠組みでの交渉内容について「島の引き渡しは議論されないと考える」と断言していた。


 そもそも、新枠組みの中身もスカスカだ。交渉の実務担当者として、日本の森健良外務審議官と、ロシアのモルグロフ外務次官が指名されたが、2人とも今年2月から北方領土での共同経済活動について何度も交渉してきた間柄。つまり、「新枠組み」とは名ばかりで、中身は従来通りということなのだ。共同経済活動だって、ロシアの“思惑含み”だ。



「従来の担当者が交渉するということは、結局、初めから新枠組みで議論されるのは『領土問題』ではなく、『共同経済活動』ということなのでしょう。プーチン大統領は『主権を渡さない』と明言しています。つまり、ロシアの法律の下での経済活動なら許すということ。日本は、企業や工場などをつくってもいいが、土地代や税金はロシアが徴収するという意味合いです。安倍首相はそんなロシアの思惑を理解しているのか非常に疑問です」(中村逸郎氏)


ニヤニヤと笑顔で握手していた安倍首相はやはり、プーチンの手のひらで踊らされている。


安倍首相の考えは、いかに国内で自分の功績のように物事を歪曲するかしかない。そしてプーチンはそんなシンゾーの姑息さを見越している(トランプも金正恩も見越している)。承知の上で挙げたり避けたり、公衆の面前で不意打ちの平和条約締結を持ち出したりしてきたのだ。小うるさい河野小僧より、自分が出張って、最高レベルの協議で、コテンパンにするつもりだろう。猛獣は自分の手でとどめを刺したいものだ。


中身スカスカの白紙委任を押し付けるという安倍政権の得意技だが、そっくりロシアに雄株を取られた状態だ。


安倍晋三が、プーチンの残酷な爪でズタズタにされるのは構わないが、その結果が日本にとって取り返しのつかない、約束・条約・主権放棄につながり、戦時下の混乱やその時点での違法な占拠を問題として議論を進める可能性を潰されてしまうことは、なんとしても避けなければならない。


”ウラジミール”にとって”シンゾー”は、赤子の手をひねるが如し、どころか虎の檻に子供が迷い込んだようなものだ(子供は虎さんはお友達!だと思っている)。


今回、主権を完全に掌握したのちでも、プーチンが決して満足しない。少しずつ日本に近づき、権利をもっと拡大しようとするだろう。その結果、日本は米露の睨み合いの地になってしまう可能性が濃厚になる。何が国防だ。いくら高い兵器を買い集めても、外交がゆるゆるで交渉力がないが故に侮られ、大きな危機を呼び寄せている。


これはロシアに限らず、アメリカも同じ。経済危機を押し付けられる。仲良くしなければならない中韓を敵視し、世界第二の経済大国を、包囲網なんて独りよがりで動き回り、お金をばらまいて味方につけようと画策の果て、お金は取られ、信頼は中国に、というお粗末。いい加減、この屁っ放り腰の揉み手害交男を国の最高レベルから下ろさないと、取り返しのつかないことになる(もうなっているが、、、、)


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