密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

言葉でごまかさず、移民政策に正面から取り組むべき。

安倍政権は、技能実習生であって移民ではない、とかなんとか、なんだか言葉の抜け道作りばかりで、本質的な問題に向き合おうとしない。少子高齢化の進む日本の将来を考えれば、今からきちんと移民政策を議論し、法整備するべきなのたろうと思う。


それを、安い労働力は欲しい、でもその人たちに責任は取りたくない、使い捨てできるように、いらなくなったらすぐに本国に送り返せるように立場を固定しない、権利を与えないようにしたい。これは、退職金や保険料、有給を保障したくない、入らなくなったらすぐクビにできるようにしたいので、正規雇用を減らし大多数の人たちを非正規雇用として使うように社会を変えてきたやり方と一緒だ。


しかしこんな、自分たちの都合のいいことばかり続けていると、とんでもないしっぺ返しにあう。社会は安定感を失い、今以上に分断憎悪差別が横行する社会になってゆく。


移民でないといくら言っても、言語風習外見の異なる人々が、社会に増えてゆけば、やはり、教育も社会のシステムも変えてゆかなくてはならないだろう。そういうところを省いて、便利なところだけ利用しようとしても、いずれ破綻する。


すでに、日本の入管は人権無視の収容所状態であるようだ。この入管の出した「難民解放の落書きやめて」ツイートに「ひどいのは、お前らだ」批判殺到しているという

路上や歩道橋に「FREE REFUGEES」と書かれた落書きについて、東京入国管理局の公式ツイッターアカウントが11月20日、「〜落書きは止めましょう〜」「少しひどくはないですか」とつぶやいた。この「異例」の投稿が、インターネット上で物議をかもしている。


東京入管によると、「FREE REFUGEES」と書かれた落書きは、11月19日朝、東京入管ちかくの東京都港区の路上で複数見つかった。英語で「難民を解放しろ」を意味するフレーズであることから、難民申請者を含む非正規滞在者の収容が長期化する法務省入国管理局に対する抗議と見られる。


東京入管は11月20日、ツイッターで、落書きを撮影した3枚の画像を添付したうえで「表現の自由は重要ですが、公共物です。少しひどくはないですか。。。」と投稿し、そのツイートを固定している。同アカウントはこれまで、窓口や駐車場の混雑具合をつぶやいている程度の運用だった。ネット上では「ひどいのは、お前らだ」と非難殺到。一方で、「落書きも違法だ」という声もあがっている。


東京入管の担当者は、弁護士ドットコムニュースの取材に「入管行政の批判そのものは受け入れるが、落書きは公共物に書かれたものだ。応戦したわけでなく、たとえ、『入管ガンバレ』と擁護する内容だったとしても、同じ対応だった。関係ない人たちの迷惑にもなるので、やめてほしい」と話した。ツイートの固定は「目立たせるため」という。


●「法務省の姿勢が問われている」


このような落書きは、刑法の「器物損壊」に問われる可能性もあるが、亀石倫子弁護士はツイッター上で「〜人権侵害は止めましょう〜入管の人権侵害は『少しひどい』どころではなくないですか。。。 」と風刺。ライターの望月優大さんは「入管の公式でやることじゃない。タガが外れすぎ。品も知性も何もない」と批判を加えている。


外国人問題にくわしい高井信也弁護士は、弁護士ドットコムニュースに「表現方法が良いかどうかということはあるが、こういうことを書かせたくなる入管の運用があるということ。まずはそこに向き合うべきだろう。技能実習生問題も含めて、批判を認識しながら改めない法務省の姿勢が問われているのではないか」とコメントした。


指宿昭一弁護士は「まず、入菅の長期収容や治療拒否のひどさは『少し』どころではない。そして、なぜ入管がこの落書きを批判するのか。道路を管理するのは、入管ではない。公共物に書かれたものに対して、こういうツイートをするのは立場的におかしい。本当は、入管に対する批判に腹を立てているとしか思えない。腹を立てるのではなく、難民問題や長期収容の問題に向き合うべきだ」と述べた。


スローガンの落書きは、権力に対する抗議の方法として定着してきた。それから派生したグラフィディーも、反権力的アクション、内容などが賞賛され、アメリカのグラフィディーアーチストたちは警察といたちごっこをくり返す。まあバカな自己顕示欲で他人の所有物を汚す輩も少なくないが、このFREE REFGEES は入管のかなり酷い状況を鑑みても、市民の正当な抗議と受け止めるべきところを、公共物破損にすげ替え矮小化しようとする意図が ”。。。” にも見て取れる。こうした抗議の声や、入管の問題の矮小化に対して多くの人がごまかされず声を上げるようになっている現実は希望が持てる。


入管で命を落とす人が出る、”研修”先で命を落とす人が出る。日本はそういう人たちの命に責任を取らなくてはならない。人間を便利に都合よく使い捨てすることにしか頭を回さない安倍政権の安易なやり方は、今後も多くの命の犠牲を出すだろう。


日本は単一民族社会だ。事実はそうでなくても、人々の認識がそうなっている。個人主義ということが理解できない、自他の区別がはっ入りできない、阿吽で分かりあい、空気を読んで円滑に、同調圧力でまとまり、出る杭は徹底的に打たれる。そうした社会が、他国の人間を受け入れ共生するには、きちんとしたルールを想定し、その理解を浸透させ、また人々に対する教育が必要だ。


長い時間がかかる、拙速にことを進めれば、悲劇を生む。
技能実習をさせない技能実習生、勉強をさせない留学生、日本に使い潰されるだけの他国の若者たちが、日本に根付き、望んで日本国民になる、その未来も考えてゆかなくては、日本の未来はない。



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