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民主党下院過半数奪還、上院ならず。マイノリティー候補の躍進も期待の新星の勝利はならず

昨日はTVに首っぴきだった白熱の米中間選挙!!!
民主党の勝利を祈って、作ったチキンカツをつまみながら、TVで観戦(という表現がふさわしい)


下院の435全議席と上院100議席のうち35議席の選挙だ。大方の予想通り、上院では改選されない議席も合わせて共和党が51議席で共和党が多数派を維持。 一方、下院は民主党が223議席を獲得、民主党が多数派を奪還することになった。


共和党の上院過半数を決めたのが、テキサス州では元大統領候補の共和党現職テッド・クルーズで、民主党期待の新星ベト・オロークが、大接戦の末破れた。テキサス20年以上共和党が勝利を続けてきたところで、べト・オロークの追い上げに、まさか!?の快挙を期待したが果たせなかった。


トランプは上院勝利を強調するが、100議席中35議席のうち、16議席の勝利を、
自分への指示と強調?結果次第で回答を変える詐欺師トークだ。
下院で223議席獲得の民主党の、その内容が、トランプへの怒りと抵抗を表している。



6日に投開票が行われている米中間選挙で、初のムスリム(イスラム教徒)の女性下院議員が2人誕生した。
ミシガン州13区で勝利した民主党ラシダ・タリーブ氏は元州議会議員。民主党予備選でブレンダ・ジョーンズ氏を破り、同党候補となっていた。同区では、共和党などから主要な対立候補が出ず、勝利が確実とされていた。
タリーブ氏はパレスチナ系米国人としても初の連邦議員となる。


ミネソタ州5区では、ソマリア系米国人のイルハン・オマル民主党候補が圧倒的な得票率での共和党のジェニファー・ジーリンスキー氏を下した。


「イルハン・オマル氏はソマリアの難民キャンプで生まれ、12歳の時にアメリカに移民してきた。彼女はたった今下院の議席を手に入れた。ソマリア人は現在、ドナルド・トランプの渡航禁止令で米国への入国を禁じられている」とツイートする女性もいた。


ジャーナリストのハナ・アラム氏はオマル氏の勝利を称える人たちの動画を投稿し、「ミネアポリスでは、イルハン・オマル氏の勝利を祝って人々が歌と踊りを披露している。正式に決まった。オマル氏とラシダ・ダリーブ氏は、下院初のムスリム女性議員となった」と書いた。

今回は、合計約240人と記録的な人数の女性候補が、出馬した。


ニューヨークでは、29歳のアレクサンドリア・オカシオ=コルテス候補(民主党)が当選。史上最年少の連邦下院議員となる。


下院ではほかに、上記の民主党からイルハン・オマル候補(ミネソタ州)とラシーダ・タリーブ候補(ミシガン州)がそれぞれ当選。


さらに、民主党からシャリス・デイビッズ候補(カンザス州)とデブラ・ハーランド候補(ニューメキシコ州)がそれぞれ、米先住民女性として初の下院入りを決めた。


デイビッズ候補はカンザス選出で初めて、同性愛者だと公表している下院議員にもなる。


マサチューセッツ州からは、アヤンナ・プレスリー氏(民主党)が同州初のアフリカ系女性として下院入りを決めた。


バージニア州10区では民主党のジェニファー・ウェクストン候補が共和党現職のバーバラ・コムストック氏に勝利。


フロリダ州27区でも、民主党のドナ・シャララ候補が共和党のマリア・サラザール候補を下して議席を奪った。


これが米国民の声であり、民主主義の醍醐味だ。


トランプが、16人のレッドゾーン(歴史的に共和党指示地域)での勝利に胸を張るしかないのは、こういう動きに目を向けられたくないからだ。


上院の過半数維持で、大統領の弾劾は遠のいたが、ホッともしていられない。下院を民主党が大きく過半数を制しことで、トランプの差別的政策は実行が難しくなり、ロシアゲートの捜査の上でも、追求の邪魔をできず、拒否し続けて税関係の書類提出をせざるを得なくなるだろう。これはロシア問題はおろか、彼の汚い商売や、脱税、寄付金詐欺などの事実がドロドロでてくることにつながる。


知事選では、期待の民主党候補たちは今一歩及ばず、特にフロリダでは、知事選のギラム氏に加えて、上院も議席を失うという残念さ。嗚呼フロリダよ、どこへゆく。


フロリダの選出議員地図も、青と赤に真っ二つだ。ワニとアナコンダより数の少ない人々が、トランプ指示を強く堅持する。幸運にもわが町St Petersburgは民主党指示ですくわれた思いだ。


嬉しさも、中くらいなり、おらが秋。かな。 でもとりあえずトランプ暴走に歯止めをかけ、ロシアゲート追求が進展することと、女性・マイノリティー議員の躍進は嬉しい。



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