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日本メディアにできる?NBC及びFOX!!が、トランプ陣営の差別的選挙広告の放送を中止

今日は、中間選挙の投票日だ。下院は民主党の巻き返し、上院は共和党過半数に変化なし、各州知事選は、カラード(有色人種)候補が民主党から立候補、善戦している。
そんな中NBCと、なんとFOXが、トランプ陣営の差別的選挙広告の放送中止を行なった。

(CNN) 米NBCとFOXニュースはそれぞれ5日、トランプ米大統領の陣営による反移民広告の放送を中止すると発表した。
広告はトランプ陣営が先週後半に公開していた。30秒の長さで、中南米から米国を目指して北上する移民集団を侵略者、犯罪者扱いする内容だった。


NBCは4日夜、トップクラスの視聴率を誇るアメリカンフットボールの番組でこの広告を流して批判を浴びた。この日は注目の試合中継があり、番組の視聴者は2100万人に上った。


NBCは5日の声明で「検討を進めた結果、広告の無神経な性格を認め、至急放送を取りやめることを決めた」と述べた。


FOXニュースとFOXビジネス・ネットワークも、この広告を計十数回放送していたが、NBCに続いて同様の決定を下した。親トランプ政権の姿勢で知られるFOXの決断には「意外」との声も上がった。


広告はさらに米フェイスブックも流していた。同社は5日午後、扇情的な内容がフェイスブック広告の規定に反するとの見解を示し、有料広告としての掲載を中止すると発表した。


CNNにも2日にこの広告が持ち込まれたが、差別的と判断して放送を断っていた。
トランプ陣営の責任者、ブラッド・パースケール氏はツイッターで、NBCとCNN、フェイスブックを名指しし、「フェイク(偽)ニュースのメディアは市民が見たり考えたりすることをコントロールしようとしている」と批判したが、FOXには言及しなかった。
トランプ氏は記者からの質問に「その件については知らない」と答えた。広告の侮辱的な内容について聞かれると、「侮辱的なことは色々とある。君たちの質問も侮辱的なことが多い」と返した。


たった一人の犯罪者を取り上げ、その民族全体のイメージを作り上げ、貶める。
通常でも共和党のネガキャン選挙広告は卑劣なものが多いが、対立候補への誹謗中傷に終始していて、一部の民族、国籍の人への攻撃は今までなかった。
共和党がトランプに影響され狂って来た証拠だ。


こうした広告を取りやめたNBC・ FOXの姿勢は、マクメディアの矜持だ。また Facebookも公共への悪影響阻止の責任を果たしていると言える。
そして彼らを動かしたのは、多くの良識ある市民であるということが最も重要なことだ。


日本でも、差別発言などに対し良識ある市民が声を上げることが多くなって来た。しかし、その声は政府の側で無視され押しつぶされる。メディアが、市民の声をもっと反映さ
せ”公平中立”などという政権の”圧力”をはねのけ、市民の声を後押しする決断が欲しい。


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