密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

トランプ批判者に爆弾送付、トランプはフェイクニュースとツィート

やっと、Wifiが開通した。最初に見たニュースが、安田純平さん解放帰国。
本当に良かった。本当に長かったしご家族もさぞ安堵されていることだろう。残念なのが、安倍政権の支持率向上利用や、毎度おなじみ自己責任論の記事。
その中で、最も気になったのが、リテラ記事に出ていた、高須クリニックの高須克弥院長の投稿。24日にこう投稿した。〈この人には敬意ははらえません。兵士ではない。兵士ならば敵に媚びる捕虜だ。出でくるときは定番の作法を守ってほしい。まず『恥ずかしながら・・・』と謝りなさい〉(原文ママ)
捕虜になることは、兵士に与えられた権利であり、恥ずかしいことではない。捕虜虐待も国際法で禁じられてる。高須氏のような、第二次大戦かの軍部のようなセンスが、不必要な玉砕や、沖縄での一般市民の自決・自決強要を産んだ。ヒロイックな軍記物の読みすぎある。捕虜は恥という認識と、捕虜になるのは兵士の権利と認識したアメリカ側の国際常識の違いによって、日本の捕虜虐待が行われ(敵憎しと、恥を知れ的な過剰な虐待)のちに大きな問題になった。こんな意識で国粋主義高揚感全開の人々は、また同じ間違えを繰り返す。彼らが持ち上げる”国”とは単なる幻想でありまた幻想を広めて支配と搾取を容易にするツールである。国とは、国民の安全と幸福を守る集合体であり、そこに、守られるべき人とそうでない人(国のいうことを聞かないとか、国にとって生産性がないとか)という区別をしてはならない。そういう区別をしないことが、行政を司る人間の役目だ。


このセンスに関して、昨夜MSNBCニュースで、リベラル・トランプに批判的な政治家、批評家にパイプ爆弾が送りつけられたテロに関して、トンデモトランプがフェイクニュースだと、最低のコメントをツイートしたことが取り上げられた。


バイデン前副大統領に送られた爆弾入りとみられる小包/@KeeleyFox29/FOX29 Philly/Twitter
(CNN) 米国のオバマ前大統領やクリントン元国務長官など政界の要人やトランプ現大統領に批判的な人物に宛てて爆弾が送り付けられた事件で、当局は犯人につながる手掛かりの捜索に乗り出している。一部の小包はフロリダ州オーパロッカの集配センターを経由して届けられたとみられる。
これまで発見された爆弾入りの小包は10個。25日に見つかった3個のうち2つはバイデン前副大統領と、俳優で映画監督のロバート・デ・ニーロさんに送られていた。
実際に爆発した爆弾はなかった。この点について捜査に詳しい当局者は、構造に問題があったからか、犯人に爆発させる意図がなかったためなのか、どちらの理由も考えられると語った。
捜査は米連邦捜査局(FBI)のテロ対策チームが主導し、ニューヨーク州からフロリダ州にかけての広範囲で行われている。爆弾の包装に使われたマニラ封筒やテープに残る指紋を調べるほか、封をする際に糊の部分をなめていれば、唾液(だえき)からDNAサンプルを検出できる可能性がある。
そのほか髪の毛など差出人の特定につながる証拠が紛れ込んでいないか調査する予定だ。
複数の小包がフロリダ州オーパロッカの集配センターを経由して届けられたとされる。米郵便公社の職員によれば、同センターは州南部から送られる郵便物を扱っているという。


フロリダかぁ〜。月末のフロリダに移動するげ、当地でも共和党劣勢が伝えられるし、過激なトランプな人たちは怒っているだろう。南部のある州では、3万人以上のヒスパニックの有権者の投票妨害を平気で行ったりしている。オバマケアの一つである、すでに重病罹患者でも、保険を受けることができるシステムの廃止に動いてきた共和党は、手のひら返しで、廃止はしないと宣伝している。こういうことも苦戦を象徴している。


話を戻すと、この爆弾は明らかにアマチュアの手によるずさんなもので、爆発した物はなかったが、こうした行為が行われ、個人の発言政治姿勢に脅しが加えられる、まさにテロの原型のような事件に対し、アメリカの大統領として、表に幼稚で不適切なトランプの発言(ある意味、今後も政敵への攻撃を容認するような発言)に、多くの人が不快を表明した。自分の嫌いな人間、敵対、批判する人間、価値観の合わない人間に対する、卑怯で不当な攻撃に足してこそ、怒りを表明し、自分の支持者の浅はかな行動をたしなめることこそが、大統領の役割だ(だった、、番組では、かつての国に害の大きな悲劇に直面した時の、クリントン・ブッシュ・オバマ3大統領の対応を引いて、トランプの軽率さを非難した。


国とは、思想・信条・宗教・慣習・身体条件の異なる人々が、共同で運営している共同体であり、国という幻想や、その時代の指導者個人の考えに統一されることを善としてはならない。民主主義の基本理念も、話し合いによる納得が基本であり、多数決が絶対と勘違いしては、マジョリティーのマイノリティー支配国になってしまう。それは絶対に避けなければならないことだ。


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