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中谷元氏、石破支持表明+安倍陣営疑心暗鬼の誓約書と盛り上がらない決起集会 

戦争法国会審議では、身の置き場のない答弁を繰り返していた中谷氏が、退任後『あいうえお』で首相を批判(「安倍晋三首相に『あいうえお』の5文字を贈りたい。あせらず、いばらず、うかれず、えこひいきをせず、おごらず)など、なかなかの動きを見せていたが、なんと、石破支持を表明。



自民党の中谷元・元防衛相は2日、石破茂元幹事長を高知市に招いた会合で「権力は長くやると緩み、おごりが出る。こうならないように自民党に磨きをかけていかねばならない」と述べ、総裁選で石破氏を支持する考えを表明した。中谷氏が所属する旧谷垣グループは総裁選の対応を決めておらず、自主投票となる見通しだ。会合は中谷氏や石破派の山本有二前農林水産相が主催し、石破氏が講演した。 【時事通信社】


無党派層の総裁適任支持率では、石破氏が46%で、安倍首相の29%を大きく上回っていると言う。
これは、次期選挙では安倍を各位では苦戦すると言うことではないのか?安倍べったりでない自民議員たちは、少し先のことを考えたらいい。


石破氏の投げた直球ど真ん中の石が、徐々に波紋を広げている。安倍脳破壊日本語を政府の言葉として聞かされてきた国民の、まともな日本語で、論理的な政策論議や、常識的な倫理観を与党議員である石破氏から聞かされるうちに、いかに自分たちが狂った状況に置かれているのか覚醒し始めている。


そんな周囲の”雰囲気”を敏感に察知し(そのくらい敏感に国民の声を察知してくれたらこんなことにはならなかったのだが)疑心暗鬼不安の塊の安倍総理。ゴリ押しのだめ押しで、必ず(安倍首相を)支持することを誓約する〉などと記された誓約書に署名させているのだという。そしてその反動が、3日の決起集会出席者346人の3分の1が代理を送っていたことに現れている。



総裁3選を狙う安倍首相の陣営が3日、東京・千代田区のホテル「ニューオータニ」で決起集会を開催。合同選対本部の発足を発表した。安倍首相は出席者346人を前に3選への決意を語ったが、会場は寒~い雰囲気。講演では5年8カ月の成果を振り返った一方で“謝罪”とも取れる発言を連発していた。


 講演で安倍首相は申し訳なさそうに、3回も「至らぬ私ではありますが」と繰り返し。さらに、モリカケ問題を念頭に「私の不徳の致すところからさまざまな批判があり、それを(議員の)皆さんにかぶっていただいた」と釈明した上で、「大変だったと思う」とポツリ。何を今さらだが、国会での居丈高な態度と打って変わって、気持ち悪いくらいの低姿勢に終始した。


 声には張りがなく、いかにも自信なさげ。そんな空気を感じ取ってか、一部の聴衆は冷ややか。出席者の3分の1は議員の代理出席者ばかりで、気乗りしないのか後方席に固まりスマホをイジったり、コソッと電話したりと「心ここにあらず」の状態。最終盤の「ガンバロー!」コールでも、恥ずかしそうに拳を上げる程度で、タイミングは皆、バラバラだ。


見かねた事務局次長の木原稔衆院議員が、「告示日の9月7日の出陣式は、秘書の方でなく必ずご本人に出席いただけますようお願いいたします」とハッパをかける始末。お寒い状況の原因はハッキリしている。各派閥幹部が所属議員に安倍支持の意思を署名させた“血判状”のせいだろう。


■「いかにも“上から”という雰囲気」


 安倍首相の出身派閥の細田派議員も〈必ず(安倍首相を)支持することを誓約する〉などと記された誓約書に一筆書かされ、発足式での提出を求められていたのだ。


 発足式に出席した議員も「ここまで一丸となってやってきたのに、なぜ今さら誓約書など書かせるのか」「もっと謙虚であるべきなのに、いかにも“上から”という雰囲気だ」といった反発の声を日刊ゲンダイに打ち明けたほどだ。



「“血判状”を迫るなど、ヤクザまがいの脅しで、常識では考えられません。中には『ここまで信用されていないのか』とショックを受けた議員もいるでしょう。安倍支持の引き締めが狙いだったのでしょうが、出席者の3分の1が代理だったことを見ても“血判状”強要は裏目に出ました。もともと細田派内はバラバラだと聞いていますが、今回の一件でさらに拍車がかかるでしょう」(政治評論家・本澤二郎氏)


 毎日新聞の世論調査では次期自民党総裁としてふさわしい候補として、安倍首相は32%。対立候補の石破茂元幹事長に29%と僅差に詰め寄られた。いよいよ安倍首相も焦りの色が濃くなってきた。


ご本人が言うように、「私の不徳の致すところからさまざまな批判があり、それを(議員の)皆さんにかぶっていただいた」一応自覚があるが「大変だったと思う」と過去形にしているが、問題は終わっていない。皆さんにかぶっていただくのは、これからが本番なのだ。安倍氏が総裁になれば、国政選挙を廃止して、安倍政権の思いのままの人事と法律を作り放題、憲法改正も国民投票なしでできると言うなら、ここで踏ん張って応援もいいだろうが、まだ日本はそこまでいっていない。必ず、選挙という形で、皆様がかぶることになるのだ。自民党支持者も、自民党内から、まともな総裁候補が名乗りを上げ、それを負けを覚悟で支持するは派閥議員たちが出たことで、もはや醜悪きわまる一強体制を素地し続けなくてもいいわけだ。自民党を立て直したいという動きはこれから始まる。冷や飯を食わすくらいで粛清できない。野党だって、追求の手を緩め養い、どころか、まだまだ新事実が出てくるだろう。


ここで安倍が勝っても、国民は、もう嘘、誤魔化し、印象操作、にうんざりしているのだ。石破支持は国民の間でもっともっと増えてゆく。安倍にNOの国民の声が、自民党議員にも否応なく届く。


元大臣で知名度のある中谷議員の石破支持は大きいと思う。これに続く議員が出てくることを期待する。小泉進次郎氏も、野田聖子氏もよく考えたほうがいい。


悪い土壌にタネを蒔いても、植物は育たない。根本的な改良が必要だ。
安倍が腐らせた土壌を引き継いで自分を育てたいなどと思うこと自体政治家の資質に欠けている。

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