密接な関係にある他国から

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『申し訳ないが、まず”国民民主党”を除いて』の方がMake Sense

つくづく残念な玉木雄一郎氏である。安倍自民党が国民から乖離している中、こちらも負けず劣らず独善的自信を深めて、野党共闘牽引を掲げている。
この記事に至っては、全くどの口が言う、と呆れてしまう。

国民民主党・玉木雄一郎共同代表(発言録)
 国民民主党代表選が終わったら(参院選に向けた野党)総合選対を、申し訳ないがまずは共産党は除いて立ち上げて、完全な事前調整をして候補者を立てる。共産とは事後交渉の中でご理解をいただきながら、野党全体として少しでも議席を増やすよう(共産候補の擁立撤回を)判断いただくことも必要だ。


 共産が唯一見ているのは立憲民主党だ。立憲との関係があれほど衆院でも密になっているにもかかわらず、これほど共産が(候補者を)立てているのは、場合によっては、昨年の衆院選から比べると共産はすでに戦略を変えてきているのではないか。立憲とも、実は協力をしないことにかじを切る可能性もある。(23日、ネット討論会で)


共産党を野党共闘から排除し、かつ候補を取り下げろ、と言う虫のいい身勝手。
立憲しか見ていないと言う僻み(立憲・共産・自由・社民・無所属の会・沖縄の風・市民連合等は連帯を固めている。立憲(旧民進党系のグループ)しか見ていないのは、玉木氏の方だ)かつての野党第一党の残滓でありながら、第1党意識を引きずり(いや昔の政権与党意識も引きずり)支持率1%でも、野党共闘牽引というトンチンカン。前回選挙安倍自民の勝利を導いたA級戦犯であると言う自覚もない。その尻拭いを共産党が自己犠牲的候補取り下げでカバー、野党共闘の骨格を維持できたのだ。


”これほど共産が(候補者を)立てているのは、場合によっては、昨年の衆院選から比べると共産はすでに戦略を変えてきているのではないか。立憲とも、実は協力をしないことにかじを切る可能性もある。”
に至っては重症の共産党アレルギーからくる陰謀妄想としか言いようがない。
もともと、共産党は全てに候補を立てる方針の党であったし、しかし安倍政権打倒を強く掲げた前回選挙での民進党分裂の大混乱があり、そして立憲民主党を野党第一党に押し上げるべく、自主的に候補を大量に取り下げた共産党。
『見返りは民主主義』と言う志位委員長の言葉には、決意があり、全く嘘はない。その結果多くの議席を失い、国会での発言機会の減少や法案提出ができなくなったことが、今国会では、国民の大きな損失にもなった。
当然党として、議席挽回を目指すのは当然だ。共産党は国民民主党に候補取り下げなどを要求しているわけではない。玉木氏の言い分は、上から目線(上でもなんでもないくせに)の、多数派的傲慢を、なんの疑いもなく行使する幼稚な甘えに立脚している。そんな甘えん坊政党だから、国民の支持が受けられないのだ。共産党排除で、自民党に優しい野党を目指す、それが玉木国民民主党。 かつての仲間じゃないか〜と擦り寄り、取り込込めると言う見通しの甘さ、いや本質への理解力のなさは救いようがない。


石破氏は腐りきった自民党内に一石を投じ、徐々にその波紋は広がって、小心で懐疑的な安倍総理を追い詰めている。総裁選がどのような結果であれ、自民党内部はいずれ分裂に向かうだろう。安倍がこの危機を抑え込み、独裁を完成したら、その時は、野党共闘で政権交代をかけて全力で戦わなくてはならない。その野党に、維新をはじめとする安倍隠密政党は含まれない。国民民主党も、野党共闘乗っ取りなど虫のいいこと画策をせず、ゆ党第1党を目指したほうがいい。このままで行くと、またもや、大事な選挙で、旧民進右派による、安倍政権を利する混乱を起こすだろう。


『申し訳ないが、まず”国民民主党”を除いて』が、野党共闘を確実にし、安倍一派から日本を取り戻す、日本の民主主義を守る第一歩だ。



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