密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

お世話がかりはもう用済み。ワシントンポスト;トランプ・シンゾー蜜月に対する日本への提言

"I reamember Peal Houber" このトランプのセリフをワシントンポストが取り上げたことにより、日本国内では少しずれた解釈による不安が広がっているようだ。


"I reamember Peal Houber"に夫Dさんは、「Reamemberって、まだ生まれてないだろう!!」と的確なツッコミを入れた。確かに今時、トップ交渉の場で”Reamember Peal Houber”なんていうのは、滑稽である。


このトランプの真意を深みすると、とんでもない解釈になりそうだが、後の会話などで、名指しで『安倍はうまくやったとほくそ笑んでいる』などと言っているので、単に、『俺はお前ら日本人を信用していないからな=Reamember Peal Hoube。』なのだと思う。


このワイントンポストの記事は結構長い 冒頭の部分や部分的翻訳だけでは、なぜ同紙がこの記事を今、掲載したか、疑問に思い全文をDさんの助けを借りて通読して見た。



結局、トランプのシンプルで不勉強すぎる独断的外交を批判していて、その中で唯一親トランプの日本の状況を取り上げ、トランプに近づきすぎている安倍晋三のトモダチ作戦に警鐘を鳴らしているのだ。


かの有名なバンカースッテンコロリン事件の映像も添えて、トランプが、アベの立ち上がり方を賞賛という形で嘲笑ことにも触れた。アベがどうトランプを見ていて近い関係を積極的に行なっているかはわからないが、トランプは決して対等の相手をして尊重していないし、トランプの認識は日本は20年前のイメージでしかないと指摘している。


トランプの身勝手で不安定な外交アクションの中で、日本を除く他の国は、トランプと距離を置き、場合によっては明確な対立姿勢も崩さない。そんな中、唯一トランプに擦り寄り、言うことを聞く国は日本だけとなっている現状で、より日本に貿易などの強い要求を加速させるトランプ。日本が国益上、当然の拒否をしても、トランプの不快感は、他国の何倍も募る。より強権と理不尽な条件で押し切ろうとするだろうと、予測している。


トランプはアベからのお願い(北朝鮮に関するいくつかのこと)は鷹揚に受け取流ふりをして、その実。無視している。トランプは、常に自分が勝つことが最優先で、道義も筋もない。そんな無茶振りを承知ですりよっている安倍日本に、ヨーロッパの対応を検証し、擦り寄りと対峙どちらが有効か、方向転換を再考する提案を行なっている。


ポスト記事の結びの文の時事通信記事による翻訳は、
カーネギー国際平和財団のジェームズ・ショフ上級研究員は同紙の取材に対し、「トランプ氏は最初の頃は安倍氏の指導で貴重なものを得たが、今は重要ではなくなりつつあるようだ。トランプ氏にとって今の安倍氏は、よく頼み事をするものの、トランプ氏が欲しいものを与えない人物とみているのだろう」と語った。(ワシントン=園田耕司)


“The early value Trump gained from Abe’s mentorship now seems less important to him, and Trump probably sees Abe now as someone who is often asking for something but not giving Trump what he wants,” said Jim Schoff, a Japan expert at the Carnegie Endowment for International Peace.


ここでの mentorshipを指導と訳しているが、 mentorとは、経験値のあるものが経験値の浅いものの、面倒を見る、というもので、指導と言えばそうだが、もっと細々した具体的なことの手助けをふくむ。トランプ・シンゾー関係の場合、どちらかというとお世話係り的ニュアンスが強い。”最初の頃は安倍氏の指導で貴重なものを得たが”も、初期の価値観で安倍氏のお世話に価値を見出していたが、くらいが適当だろう。


そして今。トランプは、日本の首相なので、役にたつかなと期待していたらしいが、そのお世話係も大したことはなく、もう有用ではないと判断し、ただのウザイヤツ、俺に逆らうのか、的な感情を、”親友”シンゾーに強めていることは確かだ。


シンゾーに対しては、気安さ(用はアンパイで舐められているわけで)はあっても、習近平・ムンジェイン両氏に対するような、一国の代表に対する尊敬・尊重の念はないのだ。安倍晋三最後ののセールスポイント、トモダチ作戦も、裏目に転じる時が来ているようだ。



PVアクセスランキング にほんブログ村

ランキングに参加しています。
宜しかったら、両方をクリックしていただけると嬉しいです。

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ
にほんブログ村


ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村


人気ブログランキングへ