これが安倍様MC(master of ceremony)の誘導かぁ
日本の番組は見られないので、時々YouTubでアップされているものを見ている。
リテラなどで、政権よりヨイショ番組の影響力が語られるが、実際どういうものか?と思っていた。
たまたま見た日曜スクープに対しても、全く予備知識がなく、総裁選で安倍一強切り込む石破氏に主張の機会を開いているので、忖度番組ではないのかな?という程度。
ところが、MCの小松靖氏に強い違和感。言葉の微妙な使い方、語られる情報において
安倍中心の基盤に立っている。もちろんあからさまではないが、例えば、石破氏のチャッチフレーズ、『公正・正直・石破茂』に対して、あえて、「安倍総理への当てこすり、と言われている」と発言。あてこすりではなく、安倍政治への批判である。それをあてこすりと表現することで、安倍を大きく見せ、石破氏の真っ当な主張を個人レベルで矮小化。かつ自分の意見ではなく、多くそう言われている、として、世論はそう見ていると刷り込む。事あるごとに、安倍人気が長期政権の証という。安倍人気!? 世論調査でも 総理の人格が信用できないが70%と出ているのに、どのツラ下げて、安倍人気。
こうした、人間が番組のコンダクターとして方向をリードしていれば、なんとなく見ている人の頭に残りそうなフレーズや、事実とことなることを、確信的言い切ることで、誘導してゆけるだろう、と納得。こういう番組がそこかしこなら、確かに”安倍人気”は盤石だろう。
しかし、石破氏の論理性は、こうしたちゃちな安倍援護を受け付けるものではなかった。
緊急事態条項に関しては、全く同意できないが、それでも自分の政策をきちんと誰でもわかる言葉で話すことできる。2000年以前の食えない自民党の政治家というイメージだ。強い政治理念があり頭が良く且つ曖昧さを駆使し腹が読めない老獪さがある。
枝野氏の2時間42分演説の文字起こしが出版され、アマゾンで一位になったように、決してバカでない国民は、きちんと理解できる言葉を話すリーダーを求めている。
石破氏はメディアに露出すし、政策を具体的に発表し、問題を追及し、安倍氏をディベート・一対一の討論、政策論争に引きづりだす構えだ。国民も是非とも!!見て見たいはずだ。信者の前での一方的演説(フリガナ付きカンペ読み)ならともかく、ディベートでは立ち往生必死。その上で自民党が安倍氏を総裁に選ぶという茶番を繰り広げれば、党員に、国民に、大きな疑問と怒りを起こさせる。
長期政権を支えた安倍人気は、電通式まやかしの虚構のリーダー像を、日本人の好きな名門という属性を持った安倍晋三がこれも電通式キャッチコピーを用いて大げさに演じ(恥ずかしいほどのダイコン役者。助演女優は憑依型の個性派ぞろいだが)、ネットやメディアで持ち上げ洗脳した結果だ。
番組のコメントを読んでみると、書いている人たちのほとんどが、日本語の正しい理解に問題があり、誰かの言った言葉を使い優越的批判を行なって気分を良くしているようだ。この姿勢は安倍総理の答弁にも顕著に見られる。ただ、こうした盲目的な安倍氏に対する自己肯定のための同一視で批判を展開する人の人数は、実は、そう多くはないだろうと感じられる(ただマメ?アルバイト?)テキストがありそうな文章だ。
今や、加速する数々の不祥事や、悪質傲慢な態度でその虚構が剥がれ落ちる時が来ている。だからこそ、焦って無理やりの力技でネジ伏せようと躍起になる。
石破氏の反旗はこれ以上ないタイミングの一撃で本人のプロモーションとして最高の効果を生んでいると思う。命(政治生命)をかけて、権力に立ち向かうは、日本人好みのヒーロー像だ。長期的展望で、試合に負けて勝負に勝つ。近い将来、安倍に失望し自民離れの、自民支持者のつなぎ留めに貢献する。そうそう野党に政権交代はさせまいぞ、といったところか。小泉進次郎も、ここが正念場。彼の動向で総裁選が変わるとかそういうことではない。彼が安倍支持に回れば、他の議員以上に、安倍と心中の様相を呈する。落ちた偶像そのものである。まあ、今の彼の存在は、単に、偶像ーアイドル、というだけであるが。
安倍政権長期化で、出現している問題は、シンプルに、政治家として最低線のレベルを逸脱しているということだ。人間として、と言い換えてもいい。
ぼうごなつこさんの”猿の帝国”動画版
サルの帝国 Empire of the Apes
永田町は猿山に例えられるが、猿に悪い、彼らはその体系を猿の論理的整合性で培っているのだ。『お猿さんごめんなさい』ですね。
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