密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

2008年 志位委員長の『3本の矢』はいかに?

戦争法廃止、集団的自衛権閣議決定撤廃、安倍政治から政権奪還をめざす国民連合政府構想を掲げ、忍耐と努力の日々の,共産党志位委員長。その志位氏の8年前のデビュー戦? 記者表現かもしれないが,なんと3本の矢!!をたずさえていた。


サンデー毎日の2008年、発掘記事。とても興味深いです。
http://www.mhl.janis.or.jp/~k-ikeda/sanndeimainiti080413.pd
閉塞感強まる国会で,共産党委員長志位和夫の奮闘が目立っている。過度な競争社会が生み出したワーキングプアなどの諸問題を資本主義の害悪と見なし,次々に切り掛かる姿に,マルクスを知らないネット世代が支持の輪を広げている。久々の共産党人気今度は本物か?
<記事が縦書きなので、要約します> 時は2大政党で共産党が国会で冷や飯を食わされていた2008年。山梨県の演説会で志位委員長は「今の日本は暗い事が多いのですが,夜明け前だと思う。夜明け前は一番暗いのですが,間もなく『夜明け』がやってくる。」とスピーチした。2月8日の衆議院予算委員会のただ一人の委員だあった志位氏は(第一の矢)「労働派遣問題」を50分追求した。当時の経団連会長御手洗氏の率いるキャノンだった。99年派遣法改正では,政府側は、働き方を多様にする,労働人口確保,家庭と仕事を両立させたい女性へのメリットを上げていた。


志位氏はその裏で横行するの労働者搾取ー低賃金,長時間過酷ノルマ,保険年金無し、寮費天引きを追求。「正規社員を派遣に大規模に置き換え3年どころか5年もそういう状態で使っている。」当時の福田総理は実態調査の約束がやっと。いつも非難囂々の野次が飛ぶ志位氏の質問,この日は静まり返り自民議員からも「正論!」「いい質問」「御手洗を呼べ!!」の声がかかった。


これにネット民がリアクトし12万7千件の書き込み反響が起こった。これにより、キャノンは1万2千人の派遣労働者を年内に解消、6000人を直接雇用する方針をしめし、いすゞ自動車も派遣請負労働を無くすと表明,750人の派遣社員を期間正規雇用にした。


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第二の矢は瀕死の日本農業に放たれた。志位氏は全国農業協同組合中央委員会に足を運び(自民党基盤の全中に足を運ぶのは初めてだった)「穀物価格が高騰し,輸出規制をする国もある。安い農作物をいつまでも外国からかっている事を改めなくてはならない」と食物自給率を50%に引きあげる4つの提言をした。全中幹部等は「国民合意が得られる政策のあり方について、共産党と踏み込んで話し合いが出来る」と述べた。前代未聞の事だった。そして第三の矢、この4月から始まる75才以上高齢者医療自己負担問題に取り組む。


「共産党が書を捨てて町へ出て、現実の苦難の救済に力点を置くなら,自民,民主にとっても脅威だ,選挙結果によっては,志位が閣僚になる事もあり得る」という自民党長老の言葉に,ねじれ国会でうろたえる2大政党への憂慮と,共産党への畏怖が微妙に交差する。(石森孝憲;激闘永田町110回要約)


経団連も、全中も自民党長老、議長も動かされた志位氏の熱意と論理性、現実性、実行力そして誠意。
二大政党から内部分裂で自滅した民主党と元民主党維新の為の,選挙協力、閣外協力(これですら,いい返事をしない民主党)持った得ない!持った得なすぎる!!!志位共産党に国民のために仕事をして欲しい。


昔は自民議員にも矜持があった,財界にも。しかし今は同じスローガンで内容を改悪し続ける安倍のいいなり。改悪をみすみす許す纏まらない野党議員たち。夜明けはまだか?


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