密接な関係にある他国から

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自衛官の暴言だが、小西議員のクーデター発言は分断を招く

”国民の敵”か”国益を損ねる”か、どちらにしろ、将校クラスの自衛官が、感情的議論を挑んだ結果、大きな自衛隊不信を投げかけた。
とはいえ、小西氏のツイッターでの発言「この事件の責任を取り、小野寺(五典防衛)大臣と河野統合幕僚長が即刻辞職しない限り、将来日本に自衛隊によるクーデターが起きるだろう」。も若い現場の自衛官の不必要な反発を招く、分断になってしまう可能性がある。


小西氏も自衛官の感情的な言葉に、きちんと論理で対応し、最後は、当の自衛官は『勉強になりました』と言ったと小西氏自身が述べている。彼の腹立ちはその後の政権側の対応ゆえに、言葉かきつく過激になったのだろうと思うが、いささか性急であると思える。


こちらの記事は専門家の分析が面白い。



ともあれ、やるべきことは、自衛隊クーデター危機を示唆するより、まず、自衛官の意識調査をし、結果として自衛隊が暴走傾向にあるか、経験よりの考えに染まっているかを調査する必要がある。


また若い自衛官と、野党議員や憲法学者等の有識者と、討論の場など設けたり、決して、政権側の実力部隊と分断しないことが大切だ。常に自分と違う相手は敵だ、とする考え方は、安倍首相に代表されるように、結局は対立をうみ、どちらかがどちらかを征服するという図式にしかならない。


大切なのは、A集団とB集団が その構成員は全員同じ考えだと思い込まないことだ。決して相入れないと思い込むことをやめ、相手を危険視しすぎることをやめることだ。


対立する集団同士でも、中心の急先鋒もいれば、なんとなくもいれば、イヤイヤもいる。
まず同じ人間同士として対等に話し合い、冷静な議論をすれば、『勉強になった』と思えるかもしれない。また、お互いを尊重するところを見つけられるかもしれない。


小西氏のやるべきことは、トップを糾弾し、クーデターが起こるなどと自衛隊を全体視し、危険視せずに、一人一人の自衛官と対話姿勢で臨むべきだ。手を広げるべきだ。


憲法や国という認識について話し合う場が、自衛隊内の教育だけでなく、広く社会の多様性を取り入れ理解を深めることの方が、自衛隊が権力の軍隊かをすることを避けられる。


北朝鮮問題でもそうだが、相手を同じ人間と認め、理解し合うべく、対話を持つことは、すべての局面で大切だ。



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