密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

岡田代表の英断 民進+希望合流の野党第一党奪取を阻止

希望と民進が合流で何が問題だと言って、彼らの新党”国民民主党”が野党第一党になることだ。希望の極右メンバーは長島氏、細野氏を含め新党に合流シナと表明してはいるものの、支持率1%前後の2政党は、野党の中核になるというのはマイナス以外の何物でもない。ましてや、この2党には共産党アレルギーを根強く持っている懸念があり、共闘では共産党排除をごねだし、野党共闘の足をひっぱる可能性もある。現在2党の支持率を合わせても共産党の支持率に届かない。


ここで、慎重すぎる岡田克也代表が、新党合流をしないことを表明した。無所属の会も岡田代表に同調することから、希望+民進の野党第一党奪取の野望は潰えた。

民進党の岡田克也元代表は、同党と希望の党が5月の連休明けに結成する新党「国民民主党」に参加しない意向を固めた。岡田氏が所属する衆院の民進党系会派「無所属の会」(14人)の多くが同調する見通し。新党は衆院で野党第1党に届かない情勢になった
岡田氏は24日、自身に近い民進党系議員約10人と国会内で協議した際、27日にも離党届を提出する考えを示した。


 一方、希望の党の長島昭久政調会長は25日、新党への不参加を玉木雄一郎代表に伝えた。松沢成文参院議員団代表らと分党後の「希望の党」で活動する。長島氏は「総選挙で1000万近い有権者から票を投じてもらったのに、半年足らずで放り投げてしまうのは筋が立たない」と記者団に説明した。


 細野豪志元環境相、中山成彬元国土交通相、井上一徳氏も新党に加わらない意向。希望から国民民主党に参加する衆院議員は40人前後とみられる。


 さらに岡田氏ら無所属の会の大半が参加を見送れば、国民民主党が現在56人の立憲民主党を上回るのは困難な状況だ。


 希望、民進両党は26日、それぞれ両院議員総会を開き、連休明けの国民民主党結成を正式に決める。【樋口淳也、遠藤修平】


民進希望合流で野党共闘を主導するようになれば、またかつての野党第一党民進党の愚かな子供じみたグダグダが、繰り返され自民党を利する。
さすがに岡田代表、野党の中心は立憲民主党であるべきと考えているのは、正しい判断だ。しかし民進・希望を野党共闘に組み込めれば、もちろん自民に対抗できるのだから、彼らの主導権を渡さず、是々非々で共闘をしてゆくための調整役に徹するというのは、納得のできるポジョニングである。


玉木氏も大塚氏もどうも”青すぎる”し、感覚的すぎる。任せられない。理論派である意味頑固である立憲枝野代表を中心に、岡田氏をはじめとする無所属の会の重鎮連がサポートに回り、元祖ぶれない共産党ときちんと向き合い、自由・社民・市民連合でまとまってゆけば、国民の迷うことなく、反安倍票を投じられる。そこへゆ党予備軍みたいな、中途半端な右寄り野党に割り込まれたらたまったもんではない。また野党内輪揉めの再来だ。だから、枝野氏は合流せず、岡田氏も合流しなかったのだろう。


玉木・大塚氏のいう、野党結集は看板に偽りありで、結局、民進(民主)党の野党第一党をもう一度。共産党に乗っ取られるな的な未だに姑息な考えで動いているように見える。
それは、もう君たちの幻想で与党病だ。それは政党支持率が示している。合流しても中途半端になるのなら、リベラルと保守で明確に再分裂したほうが、真の野党共闘はスムーズに進みパワーアップをする。


彼らに望むことは、野党らしく安倍政権の悪政に対抗する綱領を打ち出し、打倒安倍政権の一翼を担ってほしい。くれぐれもリーダーシップは取らないでくれ。



PVアクセスランキング にほんブログ村

ランキングに参加しています。
宜しかったら、両方をクリックしていただけると嬉しいです。

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ
にほんブログ村

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ