密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

鉄柵決壊は象徴的 自らの手で民主主義の獲得

デモについては、アメリカの比べて日本の人々は奥手である。それでもあまりにひどい政府の傍若無人怒りの声が高まっている。だが、他国でもに比べても行儀良く節度をわきまえている市民デモに、戒厳令並みの警察の警備が、市民を危険にさらしている。


地下鉄駅の封鎖、鉄柵の設置により、将棋倒しなどの事故誘発の危険が増し、多数の警察官の起立する様は威圧的だ。しかし、国会前デモの数が5万人を超え、警察が設置した鉄柵が決壊したという。



安倍はやめろ!」と声をあげる群衆が国会前へどんどん突き進んでいく──。本日、国会議事堂前で、安倍政権に退陣を求める大規模なデモがおこなわれた。


これに対し、警察はまたも過剰警備で応戦。国会前の両脇の歩道には人が溢れかえっているにもかかわらず、頑丈に固めた鉄柵で車道を封鎖していた。


過剰警備の背景にあるのは、官邸の意向だ。既報の通り、安保法制時の国会前デモで車道に人が溢れた模様をマスコミが報道した際、官邸が激怒し、以降、警察は車道を完全封鎖するようになった。その後も大規模なデモが起きるたびに官邸から警察庁・警視庁への圧力が加えられ、警備はどんどん過剰になっていったのだ。


しかし、きょうの国会前デモでは時間を経るごとに人出はどんどんと多くなり、抗議開始から1時間半後の15時30分ごろ、ついに鉄柵が決壊。2015年以来はじめて、安倍首相に怒りをぶつける人びとが国会前を埋め尽くしたのだ。


主催者発表によると、参加者数はのべ5万人。しかも、本日は札幌や名古屋、大阪、福岡など全国各地で同じようにデモや抗議集会が開かれており、これらの参加者の総数はかなりの数となるだろう。ー後略ー


警察は、沖縄で行われている市民への暴力と同様のことが、国会前デモにも行われているとも伝えられている。それでもお隣韓国のように、11月の寒い中に薬物入りの水を放水車で市民に浴びせかけ、水圧で押し倒された人の中で死亡者も出したというところまではっていない。


ルールを守ることにかけて右に出るもののいない日本の人々にとって、政府が人々を押し込めるために設置した鉄柵を決壊させたことは象徴的なことだと思う。


腐りきった安倍政権、それを捧げ持つだけで何も考えない自民党議員たち。拘留理由も、もはや首をかしげる籠池夫妻長期拘留に引き換え、レイプも決済文書改ざんも不起訴にする検察。佐川氏に関しては検察審査会に希望をつなぐ人もいるが、山口強姦事件の検察審査会への情報誘導、弁護士不在など、法に無知な一般市民を密室で誘導することなど、良心と倫理観を捨てれば、権力側にとって、造作もないことだ。


今一番の力を持ち、発揮しなければならないのは、市民の声の力だ。


野党がだらしないとマスコミはいうが、一体何がだらしないのか、具体的に指摘してみてほしい。大事な局面でグダグダし、内輪揉め、不出来なクーデターを仕掛けて、安倍政権に絶大な成功体験を与えた、民進党保守派は、頼りないのではなく、野党として不用というだけだ。


現在の論理的思考で揺るぎない枝野代表の元、民進同窓会の誘いに微動だにしない立憲民主党、常に独自捜査で確証を掴み政権への鋭い追及、弱い立場の市民の声を国会へ最も伝えている共産党。少数になってしまったが、森、山本、福島氏のように強烈な追求を行う、自由・社民党。政策だって、各野党、どこが安倍政権に劣っているのか?
安倍さんしかいないという人たちは、洗脳されているとしか思えない。
外交ー結局、誰からも信頼されず仲間はずれ。お金バラマキだけ。 
経済ー大企業優先政策でトリクリダウンを狙うが内部留保、国民生活は格差拡大、トリクルダウンは絵に描いた餅だというのは、アメリカでは常識だ。とかした年金、魔法のポケット?から取り出す海外バラマキはするが、財源はない。
労働ーデーター改竄で国民奴隷化 企業に便利な非正規激増、安定的な人生設計は無理
教育ー介入と支配で、軍国主義回帰。私学助成金は加計さんへ 
福祉ー弱者切り捨て、老後は無し動けなくなるまで働け、しかも安い労働力として。
軍事ー軍事大国、武器商売各商売 都合の悪い日報・現場の声を隠蔽。シビリアンコントロールのシビリアンの方が危ないor無能
政府内独裁機構の確立・汚職・不正・私物化


一体どこが、野党よりましなのか? 立憲民主党を中心に、野党共闘を行い、民進・希望は余計な野心を持たず、分をわきまえて、共産党を見習って、対極に立ち協力体制を取ればそれを後押しして行ける。


安倍政権によって5年間で張り巡らされた国民支配の多面的で心情操作を含んだトラップを打ち破る力があると国民が信じることだ。


安倍自身は、成功体験。どんな酷いことをしても、無理を通しても、国民は選挙になれば自民党に入れる。口当たりのいい公約を並べれば、すぐに信じる。野党は頼りないという印象操作を、保守もリベラルも受け入れて、長年の自民党が安心と、変化を嫌う人々を誘導する。 


集団からはみ出すことを嫌う日本の人々は、利己的な指導者をいただくと、すぐに全体主義の誘導される。それでも、70年間民主主義の恩恵を受け、平和憲法を愛してきた我々は、戦前の現人神を絶対君主にしていた頃とは違う。ましてや、絶対君主を目指して暗躍しているのは、論理的思考もない正義感も国民への公徳心もないくだらない奴らだ。


日本を救うのは、市民の意志だ。今の野党は頼りなくない。5年間の安倍成功体験の裏で、国民の失望体験は積もってる。この失望を諦めにするか、怒りにするかで日本の未来は大きく変わる。


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