ちょっと怖い想像　米朝日本包囲網

2018/04/02 01:46

深読みジャパンというネット配信番組を見て、確かに深読みしすぎと読まないところとちぐはぐかなぁ〜などという感想を持ったのだが、その中で、”北朝鮮は、来たるアメリカとの会談で、アメリカに届く核ミサイルは開発をやめ廃棄すると約束、しかし現状保持している日本に届くものは保持、アメリカもこれを了承するだろう”、という見解が示された。

これは、アメリカの大統領がトランプであるということを考えるとありえなくもない展開であると思う。そうでないことを祈るが、日本にとって北朝鮮危機は防衛力拡大の最大の要因（言い訳）で、これがなくなれば、安倍政権はともかく、国民世論は防衛費拡大に否定的になる。もちろん言い訳も立たなくなる。

北朝鮮の核の危機を日本に継続すれば、日本での米軍の影響力がより増大し、武器兵器をアメリカから買い続けなくてはならなくなる。

韓国・北朝鮮は同胞意識を強め平和的共存、一つの国家の再現（しかしそうなった時、経済スタイルや、思想・政治の違いはどう埋めるのか？韓国の人たちは金正恩氏を国家元首あるいはそれに等しい地位を与えることをよしとするのか？など個人的な疑問は尽きないが）に向けて歩みだしている。しかし、北朝鮮が日本にポイントを絞っているミサイル群
をそのまま保持しても、誰も困らない。不遜で横柄な安倍政権への嫌悪感は朝鮮半島の共通の感覚であろうし、中国はすでに冷笑的な眼差しを送っている（しかし、それは日本に対してで決してはない。あくまで安倍晋三を中心と歴史修正主義・帝国主義復古に対するものだ。日本文化、製品、は愛され、大きなビジネスパートナーであると認識されている。）

トランプは安倍の自己宣伝に利用されることは、ことごとく潰し恥をかかせつつ、日本にはアメリカ製を買わせるように動くだろう。北朝鮮は、ただ保持するだけで日本は怯えアメリカの言いなりに武器を買い、米軍を優遇し、市民にそのツケを押し付ける。

さて、この記事の肝は、アメリカが朝鮮半島の非核化を徹底するか、韓国が徹底するか、にかかっている。そしてこの状況から、日本は完全に外されていて、日本への核ミサイルについて言及できるポジションになく、アメリカ・韓国・中国頼みだ。
国際情勢も、人間の気持ちも読めない安倍晋三と違って、金正恩はしたたかだし、トランプは冷酷な商売人にして子供じみたいじめをする人物だ。
強いものに媚び柔いものに居丈高な外交の安倍？は手も足も出ない。
あくまで”深読み”からの”深読み”である。

しかし、こうした位置に日本を据えた安倍外交の無能は歴然としている。