超訳外交の果て、トランプにすっかりバカにされた安倍首相
いくつかのメディアでも、取り上げられている、親友トランプの裏切り?発言。
このスピーチのメインは中国との関係で、7分20秒間のスピーチの終わり20秒間から安倍総理を名ざしで”侮辱” 『友達で素晴らしい人物だが、その微笑みの下で、アメリカに対して優位(advantage)を保っていられると思っている、そんなことを続けさせるわけにはいかない。そうした日々はもう終わった those day is over』
トランプは自分がクビにした政府高官に対しても、ツイッターで、グレートマンとかフレンドとかグレートサービスなどと言って、自分は、気に入らない君たちの優位にいるんだよという気分を楽しんでいる。それが子供じみた勝ち負けにこだわり、常に勝つことを望み、そのように演出するトランプの性格だ。安倍総理がこの、”友達で素晴らしい人物”に飛びついて国内印象操作をしようとしても惨めなだけだ。
実際の安倍氏云々の件りは、スピーチ7分2秒から。
田中康夫ではないが、”だから言わんこっちゃない” トランプに親友などいない。
トランプの親友はトランプ。そのほかではイバンカ。妻のミレニアでさえ物として愛していても人間として信用していない。
それにしてもトランプは安倍首相を過大評価しすぎだ。安倍氏の卑屈な微笑みの裏に、アメリカに対してAdvantageを持とうなどという気持ちはさらさらなく、ただ国内での外交の安倍をアピールしたくてはしゃいでいただけ。ひたすら平身低頭でサービス、忖度もてんこ盛り。日本訪問の際、親子で散々Advantageを取っていて、今更被害者のようにいうなんて、どれだけ、嫌な奴なんだトランプは。
リベラル・知性派でお追従の通じないオバマ氏嫌われ腐っていたところに、マッチョ保守派で拝金的、フランクそうで、わかりやすい”感じ”のするトランプに、金のクラブを貢物に馳せ参じたのは象徴的。舞い上がったのは結局安倍氏だけ。トランプは、Mean(意地悪)+ Nasty(嫌らしい)+Cruel(残酷)な人間で、フレンドリーのポーズで後ろから刺す(とDさんが表現していた)人間だ。名家?のプライドと情念だけの、お坊っちゃまとは一味違う。
それでもお釣りが来るほど、トランプの親友ポジションを利用できていたのだし、まさにGood for Youだ。しかし、そうした親友ヅラ利用はトランプにも伝わっていたので、パチンと鼻を弾かれた、と言ったところだ。
低迷支持率回復に頼りの北朝鮮もミサイルを撃ってくれない。いかに安倍政権の支持率や選挙戦が、トランプだけでなく、金正恩大将軍様に依存していたかわかる。
トランプのfavor(好意)を後ろ盾に、韓国にも越権行為の強気発言で恥をかいたあたりで我に帰ればよかったのだ。腰巾着からいじられ役に転落だ。
それにしても、日本のメディアも識者も、意外に素直に”外交の安倍””トランプと世界で一番近い関係”なんてことをかなり長く信じていたものだ。"Those day is over"であることを強く願っている。
米国の大統領だから、それなりの奥行きがある、ポーズの裏に深謀遠慮があるなどと思つてしまうのは仕方ないし、トランプという特異な人物を理解するには、彼の若い頃からの行動・言動を知っていないと判断できないだろう。(私の場合、大統領選挙+トランプ大学の訴訟の時に、Dさんとか友人とかが多数の例を引いて説明してくれた)賢明な多くのアメリカ人はわかっている。懸命で無い多くのアメリカ人もいるが、、、
彼が、TVの中の戯け者だった頃は、ユニークで突拍子も無い人々が共存できるアメリカの多様性の中に収まっていたのだ。大統領になったことが大きな間違いで、その災禍はあと2年と9ヶ月続く。せめて、安倍政権はその前に終わらせてほしい。
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