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裁量労働制は全面削除、野党はよくやっている、予算通過でいたずらに野党をディスるメデイアは自民党を利するだけ

またも強行採決で、それを止められない歯痒さから野党だらしない、と言いたくなるらしい。


野党がだらしないのではなく、安倍政権が正当性公正性を無視した暴挙を行い、劣化自民党国会議員が追従し腰抜け公明党が加担している結果なのだから、野党を責めるのはお門違いだ。


日刊ゲンダイは常に政権に厳しい報道をしている。しかしこういう論調は安倍政権を利するものだとは思わないのだろうか?

野党は一体、何をやっていたのか。安倍政権が今国会の目玉に据える「働き方改革」の関連法案で、裁量労働制をめぐる“データ捏造”が次々と明らかになっているのに、審議をストップさせることもなく、審議日程を積み上げてきた。おかげで、来年度予算案がやすやすと衆院を通過してしまうのだ。


 野党6党の幹事長らは27日会談し、政府・与党が裁量労働制の拡大を盛り込んだ働き方改革関連法案の今国会への提出の断念と、裁量労働に関する再調査を受け入れない限り、予算案の採決に応じない方針で一致した。


 与党側はこれを突っぱね、予算案の年度内成立を確実にするため、28日、衆議院で予算案の採決を強行する方針を確認。自民党の二階幹事長らが首相官邸を訪れ、安倍首相に今後の国会日程を報告した。


 夕方には予算委の河村委員長が職権で28日の委員会開催を決め、予算案の本会議への緊急上程を行うことを表明。これを受けて、古屋議運委員長が予算案を採決するための本会議を28日に開くことを職権で決めた。何があっても、28日中に参議院に送るつもりだったのだ。


当然、野党側は猛反発で、予算委員長の解任決議案の提出などで抵抗するプランが検討されているが、今さら遅い。採決になった瞬間、与党の圧倒的多数で可決される。少数野党になす術ナシだ。


そして、案の定の強行採決。
与党側は28日の委員会採決を提案したが、野党側が応じず、与野党協議は決裂していた。河村建夫委員長が職権で締めくくりの質疑と採決を行うことを決めたことによるもの。
別に野党が対策を遅らせたわけでもないと思う。そうしても、結局数の暴力、政権サイドの議長・委員長による職権で行使させられてしまうので、それこそ国民向けパフォーマンスの悪あがきより、国会の場で政権のいい加減さを暴き国民に知らせることに尽きるのだ。ただそれを報道しないメディア、メディアや、変な報道もどきバラエティーをまんま信じる国民が悪いのだと思う。 



だが、裁量労働制の導入ひとつとっても政府のデタラメは底なしで、予算案を人質に審議を止め、法案提出を撤回させるチャンスはいくらでもあった。なぜ、そうしなかったのか。


「結局、野党の反対もポーズだけということです。裁量労働制の導入は、多くのサラリーマンにとって他人事ではない大問題です。体を張ってでも止めるのが野党の役目なのに、国会審議で反対意見を言うだけで、街に出てサラリーマンの賛同を得ようともしない。たとえ審議を止めて予算成立を遅らせても、本気で国民生活を考えてのことならば、世論も味方についてきますよ。今回のような形ばかりの抵抗を見せられて、有権者が“野党はよくやった”と思うでしょうか。与党の強引な進め方はもちろん、不甲斐ない野党もけしからんと感じるだけです」(政治ジャーナリスト・角谷浩一氏)
この記事のでた同日28日、安倍総理は、裁量労働制の対象拡大 今国会断念、裁量労働制は全面削除を支持した。予算案強行採決後に安倍総理が裁量労働制は全面削除を決めたのだ。反対のポーズだけではなく、’予算案を人質にバーターし法案提出を撤回させた”とも取れる。
働き方法案:安倍首相、裁量労働制の対象拡大 今国会断念 - 毎日新聞


この体たらくでは、野党が国民の支持を得られるわけがない。許しがたいのは、野党の見せ場さえつくってもらえれば、年度内成立のシナリオに協力すると秋波を送っているフシさえあることだ。
ゲ*の勘ぐりじゃぁないのかな?
2時間にわたる枝野代表のわかりやすく論理的な質疑は、非論理安倍はぐうの音も出ず、長妻議員の厚労省データー捏造への追求はとても鋭かったし、山井議員の労働問題、福祉問題、柚木議員のヤマギチ強姦事件を切り口にする性犯罪への社会としての対処及び検察への疑惑追求は、胸を打つほどに迫っていた。江田憲司、大多平直両議員は安倍総理を立ち往生させた。山尾議員の憲法問題もしかり、森友問題への共産党 辰巳議員、宮本岳志議員の追求、あいかわらずの独自調査の成果、すでにチェックメイトだ。


たとえ、体を張って、審議拒否で抵抗しても、それこそパフォーマンスなのでは?
今回野党側はもっと賢い交渉をしていたと考えられる。
感情的で目立つ抵抗は、それが次回の議会で、質問時間削減や、野党側の国会軽視と縦に取られては(そんな屁理屈はお手の物の安倍政権だ)攻撃を受ける、印象操作されるだろう。


27日の自民党の副幹事長会議で、参院議員の出席者が「参議院は内々で野党と合意している」と話していたという。


「参議院では野党第1党の民進党がカウンターパートのため、予算案が参院に送付されたら速やかに成立させることで民進党側と話がついていると聞きました。“30日ルール”による自然成立の形は取らず、参院でしっかり議決して年度内に予算を成立させる方針を共有している。そのため、対決姿勢はほどほどに、野党の質問時間を増やすなどして調整する方向で話が進んでいるそうです。今の野党に本気で戦う気なんてありませんよ」(自民党関係者)


なぜ与党サイドの、漏らしを実しやかに載せるのか?こうしたことは、野党側にも取材を行うべきではないのか?
 
大メディアは、予算案をめぐる攻防は28日が最大の「ヤマ場」なんて報じていたが、実はとんだ茶番だった。こんな野党なら要らない。安倍首相にナメられるのも当然だ。


野党はいらない?ではどうするのか?曲がりなりにもメディア側がいい加減なことをほざいてもらっては困る。


現在の野党議員と与党議員を比べれば、圧倒的に野党議員の方がまともだ。汚職、私物化、果ては風俗スキャンダルと、人として最低の部類の人間が大臣についている。


野党がどれだけ論理的に追い詰めても、そして安倍政権がそれに応えられずごまかしに終始しても、普通の社会なら、撤回、責任を取って辞任、あるいは懲戒解雇、小学生でさえ、ごめんなさいと謝るだろうが、そう言うことを一切拒否し、無視し薄ら笑いを浮かべていられるのは、両議会で圧倒的多数を占める自民党内の議員を完全に掌握コントロールしているため、議論でどんな結論になろうとも、強行採決で通してしまうつもりでいるからだ。しかもこの数の暴力を用いれば、野党諸氏の最後の武器である論戦の場を奪い、もっと質問の時間を削ることができるし、最悪なのはに、国会を開かない、開いて議論もせず解散という無茶苦茶を平気で行う現政権であるということだ。


そして暴政だ独裁だ、息を吐くように嘘をいうと解っている、口先甘言手のひら返しの人間国難一味に、なんども多数議席を与え、成功体験により国民を馬鹿にする態度を、もう隠そうともしないモンスター政権を作ったのは他でもない私たち日本国民だ。選挙のたびに、ごたごたを起こしてきた寄り合い所帯の民進党のだらしなさ、大局観のなさは否めないが、野党は頼りない論調を振りまき、国民の無力感を煽り諦めのいつもの自民党投票に導いたメディアの責任も大きい。


野党側の足を引っ張る民進党は、カタルシス的崩壊の後、3分裂し3党となり姿勢と方針が分かれた。もうお互いの足を、そして他の野党共闘の足を引っ張ることはないだろう。
小池主導+日本の心+民進極右議員のための希望の党も最近旧民進党からの保守・中道議員により、国会では政権に対し厳しい姿勢で、追求を行なっている。民進党中堅議員の超保守希望の党乗っ取りが成功しつつある?


野党が頼りないから自民党でいいか、、などという他力本願はやめて、野党諸氏に期待し、国会論戦を注視し、彼らを認め育て一緒に真っ当な政治を作ってゆく、そいうい世論を盛り上げないといけない。メディアもいい加減で生産性のない野党叩き早め、止める方法があったのにしなかったと思うなら、枝野氏にでもそこを問いただす記事でもインタビューでも書いてくれ。


今国会での野党6党(立憲、民進、希望、共産、自由、社民)の連携は高く評価できる。
志位委員長は会見で国民の6割7割の世論と野党の連携があれば、現政権をかなり追い詰めることができると自信を強めている。
声の小さな一般国民の代表として、モンスター政権と戦う野党に対しては、ディスるのではなく、今こそ励まし育てるべきだ、それが安倍をここまで付け上がらせてきた国民の責任であり最後の希望の光だと思う。
<追記>



安倍晋三首相は28日、裁量労働を巡る厚生労働省の調査結果に異常値が多発している問題を受け、今国会に提出を予定する働き方改革関連法案から、裁量労働制の対象拡大に関わる部分を削除する方針を決めた。ー中略ー
首相は会談後、「裁量労働制に関わるデータについて、国民の皆様が疑念を抱く結果になっている。裁量労働制は全面削除するよう指示した」と記者団に表明した。

”国民の皆様が疑念を抱く結果になっている”相変わらず物は言いよう。データー捏造が官邸やんわりとした曖昧な支持を受けての忖度であるという追求に及ぶのを避けたかった+党内からもいろんで、総裁選を心配したというところだろう。
これって野党諸氏の追求の勝利!!!! データーの異常数値を発見、絶対自分のしたいことを通す安倍でも撤回せざるをえなところまで追い詰めたのだ。


この調子で野党諸氏は、森加計スパ+山口中村問題も今以上に追い詰めて欲しい(まあそれが成功したら安倍政権は終わりなので、そうやすやすとは認めないだろうけど、応援しているぞ、You can do it!!!)


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