銃規制を求める若者たちの抗議行動
フロリダのパークランドの高校銃撃後、同校の在校生らが、来月24日に首都ワシントンで銃規制を訴える大規模なデモを実施する。生徒らは事件を受け、「私たちの命のための行進」を意味する「マーチ・フォー・アワー・ライブズ」という運動を立ち上げた。
リーダーの1人、キャメロン・カスキーさんは、犠牲者のために哀悼の期間を置いたうえで、来月24日には全米の高校生がワシントンに結集すると宣言した。
カスキーさんらは銃規制に反対する全米ライフル協会(NRA)を批判し、NRAから献金を受け取っている政治家らを名指しして抗議する構えだ。
またそれに先駆け、19日のプレジデント・デーには、10代の若者たちが中心になって抗議行動が行われた。
(CNN) 米ホワイトハウス前で「大統領の日(プレジデンツ・デー)」の19日、若者たちが銃乱射事件の犠牲者を模して地面に横たわり、銃規制を求めるデモを実施した。
十代の若者2人が中心になって、「銃規制改革を求めるティーンたち」というグループを立ち上げた。フロリダ州の高校で14日に起きた銃乱射事件の犠牲者らに連帯を示し、連邦議会や州議会に行動を呼び掛けるためだ。
事件では約3分間の銃撃で生徒や教師17人が死亡したことから、主催の2人は当初、親しい友人ら17人で地面に3分間横たわるデモを計画した。
この話がソーシャルメディア上で広がり、最終的には100人以上の支持者が集まった。
銃規制を訴える民主党の下院議員も参加し、休日を返上して行動を起こした若者たちに「よくやった」と称賛の言葉を送った。
主催者の1人は「参加者や友人たち、取材に来てくれたメディアに感謝する」と述べ、「これは始まりにすぎない」「これからは議員の皆さんが私たちの世代の声を聞き入れてくれるよう願っている」と強調した。
またパークランドの高校の近隣の高校の生徒たちも抗議行動を起こしている。
アメリカ・フロリダ州パークランドの高校で17人が死亡した2月14日の銃乱射事件で、同州の高校生たちが銃規制を求める抗議デモを行った。
集票力のある全米ライフル協会(NRA)の意向を受けて銃規制に取り組まない政治家たちに、生徒たちは怒りをあらわにしている。しかし、学生の大半はまだ選挙権がない。
事件から2日経った16日、事件現場から数10マイル離れた、同じパークランド市内にあるサウスブロワード高校の生徒たちは、授業をボイコットして事件に抗議した。
事件から2日経った16日、事件現場から数10マイル離れた、同じパークランド市内にあるサウスブロワード高校の生徒たちは、授業をボイコットして事件に抗議した。
サウスブロワード高校に通う約50人の生徒たちは、銃規制と学校の安全を訴えた。 この2つの問題については、世論調査で大半のアメリカ人が支持しているにもかかわらず、政治家たちは及び腰だ。
学生たちは手書きのプラカードを掲げ、「政治家責任がある!」「ダグラスに正義を!」「子供たちを守れ!」といったスローガンを連呼した。デモの現場を通りかかった車も、クラクションを鳴らしてそれに応えた。
デモに参加したサラ・ロドリゲスさん(16)は、プラカードに「NRAはテロ組織だ!」と書いて抗議した。
サウスブロワード高校にいる未来の有権者たちが、教室を飛び出して銃規制の改善を求めて抗議した。
ロドリゲスさんはハフポストUS版に、「銃による暴力を終わらせたいんです」と語った。彼女は、自分たちの世代が大人や議員たちに対して「完全に失望した」と思っている。
「私たちの意見に耳を貸さないから、黙っていられなくなったんです。私たちが未来を担っている。私たちがどうにかしようとしても、彼らが聞いてくれなければ、何もできない」と、ロドリゲスさんは語った。
シェーン・デールさん(14)は、自分が所属しているマーチングバンドがいつもコンテストでストーンマンダグラス高校と競っていることから、 今回の事件をより現実味をもって受け止めている。
「ハンティングするのにAR-15なんて、誰も必要としていないでしょう。自動小銃を一掃しないといけない」と、シェーンさんは、銃撃犯が戦争で使われる武器を使用していることに言及した。
イアナ・シーマンガルさん(17)は、涙をこらえながら抗議デモに参加した動機を説明した。安全と感じられないことや政府が何の対策も立てないことにうんざりしているという。
「こんな目に遭うなんて。安全を求めているのに、安全なところはどこにもない...学校にも行けないなんて」
授業を欠席して問題になることは気にならないかと聞かれると、シーマンガルさんは肩をすくめた。
「全然。問題になったとしても、それだけの価値はあるから」
SNS上では、アメリカ全土の高校生たちが授業をボイコットして銃規制を求める抗議デモを行う計画が呼びかけられている。
手書きのプラカードには「NRAはテロリストの組織だ」色鉛筆で一生懸命作ったプラカードはまだ幼い、しかし、視点は、銃の自衛が何者をも守れないという真実と、愚かな大人たちへの痛烈な批判が込められている。
24日に首都ワシントンの「マーチ・フォー・アワー・ライブズ」は、大きなうねりを生み出すだろう。未成年であっても、その抗議や主張の方法は正当で高度なものだ。
それは子供達が自分の頭でものを考え、自分の意思で行動できるように生きてきたからだ。日本はまだ親の意識に、子供の人生、思考に対する”私物化”傾向が強くみられる上に、安倍政権による学校教育への介入により、ものを疑わない、自分で考えない教育へと変えられている。
高校生が、”NRAから献金を受け取っている政治家らを名指しして抗議する”のだ。
フロリダは銃の保有率が高く、NRAの会員支持者も多く、常に、銃規制反対の保守政治家が選挙に勝つ。しかし、子供達がそんな親たちにNOを突きつける行動は、きっと大きな影響力があるだろう。保守であれ、リベラルであれ、自分の子供や孫の顔向けできないようなことは、したくないというアメリカ人のメンタリティーは、名作映画『34丁目の奇跡』でも語られている。
共和党マーク・ルビオやテッド・クルーズなどはNRAから3億円の献金。銃規制に全く言及せず、メンタルの問題にすり替えたトランプはなんと30億円!!!
オバマがテロ支援者だの、民主党が、我々の銃を取り上げて、支配しようとしているとか、そんなデマを平気で信じ口にする人々も、自分の子供が命の危険を訴えた怒りの行動には向き合わざるを得ないだろう。銃規制を求め続けている大人ももっと頑張ろう!!!
このプラカードは日本の政治家にも突きつけてやりたい。
祈りやお悔やみだけじゃ足りない!政府関係者に必要なのは、行動するか辞職かだ。
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