密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

平昌五輪開会式での不適切コメントのNBCコメンテーター解雇。

開会式での日本選手入場時に、NBCは安倍首相を映しながら、韓国と日本の関係についてコメント。ボーっと見ていたので、ディティールを聞き逃したが、なんかやばいところに踏み込んだんじゃないか、、という気がしていた。
そうしたら、なんと、日本の植民地時代を肯定する発言『「日本は1910年から1945年まで韓国を支配した国だが、全ての韓国人にとって発展過程で日本が文化や技術、経済的に重要なモデルになった』と発言、ハンギョレなどから正式に抗議があり公式に謝罪した。


この発言をした、ジョシュア・ラモー氏は解雇された。同氏はいくつかの軽いメディア論を出版、スターバックスの外部役員でもあるが、特にライトウイングでも、安倍的歴史修正主義肯定などの思想はないようだ。ともあれ、公共の電波で、しかも国際的な舞台で発言するメディア人として、とても安易で不勉強で不見識なので、解雇は当然だろうと思う。こうした対応の早さが、アメリカが問題を真剣に捉え、真摯に向き合った証として、韓国の人々の理解を得られるといいと思っている。 


公共の場での発言とはかくも重いものだ。どんな暴言、失言、デマを垂れ流しても一向に責任を取らないどころか、謝罪さえしない我が国の政権与党、安倍友著名人の面々は、NBCの対応を見習うといい。そして、これも全く謝らないアメリカの恥トンデモトランプのメディア名指し批判を真似て、国会で、ツイッターで朝日新聞を名指し批判を始めた安倍総理、悪いところばかり自己都合に引っ張ってくる。悪貨は良貨を駆逐するだ。


ちなみに、トランプの馬鹿馬鹿しい軍事パレード要望は、軍関係者からも非難、反対が出ているし、側近は適当にかわし相手にしていない。

(CNN) トランプ米大統領が首都ワシントンのペンシルベニア通りでの軍事パレード実施に意欲を示していることについて、国際テロ組織アルカイダのオサマ・ビンラディン容疑者を射殺したと自認する元海軍特殊部隊員のロバート・オニール氏は10日までに、軍事パレードは「第三世界」のものだなどと批判した。
オニール氏はツイッターで軍事パレードに触れ、「我々が行うのは準備、抑止、戦闘だ。この話はやめよう」と述べた。
オニール氏は2011年、オバマ前大統領が命じたビンラディン容疑者の殺害作戦に加わった。トランプ氏が好む米フォックステレビの番組のゲスト司会者も務めており、昨年にはホワイトハウスでトランプ氏と食事を共にした。
米国内での軍事パレードをめぐっては6日、トランプ氏が国防総省に対し、フランス革命記念日の祝賀行事に匹敵するようなパレードを実施するよう要請したとの報道が浮上していた。マティス国防長官は7日、軍事パレードに向けた選択肢を準備していると説明。こうした選択肢をホワイトハウスに示して決定を仰ぐ考えを明らかにした。
トランプ氏による軍事パレードの提案に関しては、オニール氏のほかにも元軍幹部や議員から懸念や批判の声が続出している。多額の費用がかかるとの懸念に加え、北朝鮮やロシアなどの権威主義的な政権による軍事力誇示を想起させると主張も出ている。米国で前回大規模な軍事パレードが実施されたのは1991年。ジョージ・H・W・ブッシュ元大統領の政権下で、湾岸戦争の勝利を祝うパレードが行われた。


オニール氏は親トランプといっても過言ではない人物。そんな人物でさへ、苦言を呈するほど、トランプの要望はバカバカしすぎるし、そこから派生する悪しき国際社会への影響を考えないいかにも幼稚なトランプらしい愚かしさだ。マティスも選択肢とか適当にかわしているうちに、熱が冷めると思っているのだろう。きちんとトップにでも反対意見を言うアメリカのこういう点は真似してほしい。

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