醜悪オリンピック1:北朝鮮/三池淵管弦楽団をめぐる、日本メディアの醜悪
日刊ゲンダイが”東京でもこのバカ騒ぎを繰り返すのか “平和の祭典”の醜悪”という巻頭記事を載せていた。記事の書き出しは
9日夜に開会式を迎える韓国の平昌五輪だが、“平和の祭典”の裏にドス黒い政治的思惑やメディアの商業主義が透けて見え、すでに多くの視聴者が辟易しているんじゃないか。アスリートの姿はどこへやらで、スポーツの政治利用を禁じた五輪憲章は有名無実化。米朝の緊張関係がそのまま平昌に移ったような醜悪さが漂っている。
である。平昌五輪を引き合いに出し、20年の東京五輪を語りたいのはわかるが、他国開催の五輪にこういう批判記事を書く国は少ない。リオの時、アメリカでは、衛生面と治安、住民の反発が、参加選手の危険を危惧して記事になったが、あくまで”参加選手の危険”への懸念、改善の要求であった。
韓国で、北の美女楽団がどれほど騒がれているかはわからないが、引き裂かれた同胞として、その特別な帰還を迎える喜びもあるのではないか? 色仕掛け的論調で、大騒ぎしているのは日本だけなのではないのか? 可愛い女の子が集団で踊るサービスをASEANで提供する愚かを行なった安倍政権に比べれば、ぐっと芸術性も品性も高いだろう。
北朝鮮/三池淵管弦楽団
日本/AKB
米朝核戦争が、美人楽団VSイバンカのお色気外交?こういう女性蔑視的見解は日本メディアの専売特許と言っていい。美しい女性は、戦いとは無縁の友好ムードを盛り上げるが、それで、韓国世論を懐柔など、韓国の国民を馬鹿にしている。イバンカ来日で大騒ぎ、大接待お祭りモード一色になった日本と他国は違うのだ。
韓国と北朝鮮が同胞同士、理解を深め、交流を再開することを、とやかく言う謂れは、日本にはないのだ。だからと言って、韓国の人々が、北朝鮮に取り込まれ、将軍様の元一つになりたいなどと、思うはずがない。力づくでねじ伏せたいトランプ・アメリカとそのご意向を盾に、にっくき北朝鮮をやっつけたい安倍・日本とは、違うスタンスで、切実な問題に向き合っているだけだから、ゲスの勘ぐりやら余計な口出し、あるいは日本国内の信じやすい人々を誘導するような報道はやめるべきだ。
ゲンダイだけでなく、この”北の色仕掛け攻撃”のような印象操作をするメディアにうんざりしていたので書いている。女性を、対等な人間としてみなさないくせに、そのSEXには過剰な効力を認める日本の過剰なSEX幻想の表れだ。
日本ほど、若い女の子(どんどん低年齢化している)を性的対象として商品化することが自由な国はない。そういう日本の認識で他国を見るから、こういうことになる。
安倍総理の仲良し秋元康氏率いる少女軍団が東京五輪でご活躍する可能性が考えられる。
露出度の少ない希少価値で、三池淵管弦楽団を騒ぎ立てているが、自分たちの脳みそが
廉価に少女・女性を搾取し、食いつぶし、貪欲に次を求めるグロテスクな男性の性消費社会の象徴を世界がどう見るのか考えて欲しい。
三池淵管弦楽団の団員は、家族の処遇をよくするために、必死で入団し、腕を磨いているのだろう。ミスしたり不祥事を起こせば、家族もろとも収容施設行きだから。(日本のアイドルをまざす子達も必死の覚悟なのはわかるが、それをプロデュースしている人の趣味が病気すれすれ。少女たちがお互いキスしたり触れ合ったりしている写真集が、アメリカのメディアに、日本の性の商品化・児童虐待として取り上げられ、秋元康氏はインタビュー受け、”これは芸術だ”とのたまわったのが、印象に残っている。彼女たちに権力を行使し、思い通りに動かしている点では、金正恩と大差ない。)
こうした北朝鮮の非情な独裁体制を崩すために、韓国はパイプを広げ、情報を流し、人々に豊かさを知らせることも大切な戦略だ。力ずくで、国土を焼き払い、トップを殺しても、殺戮の連鎖が拡散するだけだからだ。
話がオリンピックから逸れてしまった。後半でオリンピックの”醜悪”について、続きを書きます。
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