密接な関係にある他国から

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都内でもミサイル攻撃訓練、しかし河野外相の外交否定は確信犯

雪模様の寒い中、北朝鮮ミサイル攻撃のための都内初の避難訓練が行われたという日刊ゲンダイの記事。

内閣官房や東京都などが共催するミサイル避難訓練は22日、都内の「文京シビックセンター」(文京区)や遊園地「東京ドームシティアトラクションズ」などで実施された。
ところが、訓練には“一般”の歩行者は参加せず、集まったのは、主催者側の“動員”で駆けつけた350人の市民だった。

ご苦労様です。しかし、南北対話がオリンピックを機に、これまでになく進んでいるし、トランプでさえ、評価して矛を収めているというのに、それでは都合が悪いのか、国内だけでも、北朝鮮を盛り上げようというのか? だいたい、ミサイルが着弾したら、頭を抱えて伏せても、爆風で吹っ飛ばされ、破壊された建物の破片が襲ってくる。こんな訓練をするくらいなら、シャルターを各地域に設置し、そこへ逃げ込めとでも言わない限り、気休めにもならない。
記事中でも、
「私は戦時中、本物の空襲を体験した」という87歳の男性参加者は「本当に北朝鮮から核・ミサイルが飛んできたら、隠れる場所なんかないですよ」と漏らしていた。元陸自レンジャー隊員の井筒高雄氏はこう言う。


「今回の訓練は、全く論評に値するものではありません。公共施設にシェルターも造らず『逃げろ』というのは無理がありますし、ミサイルが着弾すれば大きな衝撃波が発生し、しゃがんで頭を抱えるだけでは被害を防ぐことはできません。意味のない訓練より、日本は外交努力で危機を未然に防ぐべきです」
という最もな意見。さて、その外交は、なんと河野外相ただ一人、国交断絶を、お節介なことに他の国にも呼びかけるという、呆れた頓珍漢ぶり。


河野大臣は、カナダのバンクーバーで開催された「朝鮮半島の安全と安定を議論する外相会合」で、


「北朝鮮が対話に参加するということは、制裁が機能している証拠であると捉えることができる。今こそ各国が国連安全保障理事会の関係決議に対する忠誠心を再び示す時である。これは、北朝鮮との国交断絶や北朝鮮労働者の国外退去も対象とすることができる」と話した。


北朝鮮と韓国の間で会談が再開されたものの、これまでに核や弾道ミサイルプログラムの終了という方向での前進が見られていないと述べた河野大臣は、


「北朝鮮が政策を非武装化する方向で変更するよう、共に圧力を最大限に高める必要がある」と述べた。
(2018年1月17日)


河野大臣、2017年8月3日外相就任早々から、国交断絶路線だったようだ。

国連総会の関連会合に出席するため訪米中の河野太郎外相は9月21日(日本時間22日午前)、ニューヨークのコロンビア大学で講演し、北朝鮮と国交を結んでいる国々に対して「断交」を求めた。


AFP通信によると、河野氏は講演の中で「世界160カ国以上が金正恩政権(北朝鮮)と外交関係を結んでいる」と指摘し、「我々は、これらの国々に対し、北朝鮮との外交的・経済的な関係を断つよう求めなければならない」と強い言葉で主張した。
こういうのを内政干渉というんじゃぁないの?


その上で河野氏は、国連安保理の制裁決議をすべての国が実施すれば、北朝鮮は輸出収入の90%を失うと推定。北朝鮮労働者の受け入れを見直し、制裁決議の完全履行を訴えた。


河野外相の強い言葉の背景には、安倍晋三首相が20日に国連総会の演説の中で「対話による問題解決の試みは無に帰した」「決議はあくまで始まりにすぎない。必要なのは行動だ」と、北朝鮮への圧力強化を訴えたことが念頭にあると思われる。


産経ニュースによると、河野氏はアメリカのトランプ大統領が19日の国連総会での演説で、拉致被害者の横田めぐみさんを取り上げたことについても言及。「高く評価する」と述べ、「北朝鮮に拉致された無実の米国人が現在もいる」とも語り、拉致問題が国際社会全体の問題であると説いた。


また、河野氏は尖閣諸島などをめぐる領有権や戦時中の歴史認識で対立する中国との関係について言及。中国が南シナ海でアメリカ軍が実施する「航行の自由」作戦への支持を表明したという。


一方でAFP通信によると、河野氏は以下のように語り、中国と円滑な関係をつくることに意欲を見せた。


「我々は、世界で2番目および3番目に大きな経済大国です。それゆえに、我々は地域の平和と繁栄のために大きな責任を持ちます」


「したがって、我々は互いに対立してはいけません。緊張がアジアの全てを支配することを、我々は許してはなりません」


支離滅裂 ”我々は地域の平和と繁栄のために大きな責任を持ちます”なら、北朝鮮を孤立化させることが大変危険な方法であることを認識しなければならないし、世界では多くの国が北朝鮮と国交を持っている。中国にとって、北朝鮮はアメリカの影響を食い止めたいボーダーランドである。南北に引き裂かれた朝鮮半島の融和を、日本の拉致被害者家族と同じ思いで待つ韓国の人々もいる。日本が、自己都合で北朝鮮圧力を強め、経済制裁強化ならまだしも、断行を国際社会で訴えるとは、どういう外務大臣だ!!


そのうち北朝鮮の敵は日本だけ、なんてことになりかねない。 安倍政権の歴史修正主義や、日本人優位のような考え方はその発言行動の端々に現れ、本音で言えば、”日本感じ悪いよね”となっているのだ。


こんなトップのトンチンカンな思い上がりで、不安にさせられ、被害を受けるのは、一般の国民だ。ミサイル買うなら、シェルターを買え!!!


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