密接な関係にある他国から

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コミー前FBI長官、大学で「倫理的な指導者」の講義

「倫理的な指導者は短期的な見方や党派的な催促を超越し、永続的な価値、とりわけ最も重要である真実により高い忠誠を示して人々を導く」コミー前FBI長官は学生たちを前にこう語った。
ジェームズ・コミー氏の母校であるウィリアム・アンド・メアリー大学が位置するバージニア州は大変保守的で、トランプな人々の多い州でありながら、さすがは学問の府である。大統領選時のトランプ氏陣営とロシアとの結託の疑いなどに関する捜査を仕切っていた際にトランプに解任され、自らの正義で議会証言を行なった同氏を招聘して、”倫理的指導者”の講義を行うとは、なんとも気が利いている。さしずめ日本であれば、東大が、前川喜平氏を招聘し、”倫理的公務員のあり方、および指導者の倫理”のような講義を行うようなもの。

(CNN) 米バージニア州にあるウィリアム・アンド・メアリー大学は21日までに、トランプ大統領が解任した米連邦捜査局(FBI)のジェームズ・コミー前長官が今秋から同大で「倫理的な指導者」に関する講義を受け持つと発表した。
同大は前長官の母校で1982年に卒業している。大学の公式サイトに載った記事によると、コミー前長官は「教壇に立つ機会にわくわくしている」との心境を披露した。
倫理的な指導者は短期的な見方や党派的な催促を超越し、永続的な価値、とりわけ最も重要である真実により高い忠誠を示して人々を導くと主張。「この種の指導力の形成と維持は民間であれ政府であれ現代の挑戦である」とも強調した。
また、同大学長は記事の中に引用された声明で、
「コミー氏は、我々が良き政府を持とうとするなら指導者は倫理的な行動と犠牲精神に基づいた奉仕に対する普遍の誓いを保持していなければならないとの真髄を自ら理解している」と述べた。
講義は首都ワシントンにある同大センターで主に開き、バージニア州ウィリアムスバーグにあるキャンパスでも1回行う。講座は他の准教授1人と共に受け持つ形になり、今年の秋と来年の春、夏に開講する。
コミー氏は2013年から昨年までFBIを率いていた。大統領選時のトランプ氏陣営とロシアとの結託の疑いなどに関する捜査を仕切っていた際に解任されていた。


”短絡的な見方、丸出しの党派意識、刹那的な価値観、平気で嘘をつく”見事に非倫理的な指導者を持つ、我が国日本。社会に倫理感が失われ、人権意識が鈍磨し、口先だけの響きの良い言い交わしに踊らされる国民。そんな素晴らしい国に導いたのは、”倫理的な行動と犠牲精神に基づいた奉仕に対する普遍の誓いの保持”を全く意に介さない、浅薄で情緒的野望を持つ安倍総理と、彼を持ち上げて自分たちに都合の良い国民支配を成し遂げようとする取り巻きたちとその尻馬に乗る忖度官僚と劣化自民党議員だ。


良い加減、きちんと指導者たる資質の人間を見極め選択肢ないと、日本は根幹から腐る。
安倍一派の理念なき自己都合支配のもとで、家畜のように使い潰され、全体主義の中自己犠牲を強要される社会になる。いや、もうそうなりつつある。


安倍総理の薄っぺらな、電通的キャッチコピーの人づくり革命だの生産性革命だの、この男が、革命だの突破だの改革だのぶち上げるたびに日本が壊れてゆく。
こんな実のない詐欺的言い回しはもう、うんざりするくらい聞いていて、その結果がどうなるかもわかっているだろう。


野党はどう頑張っても数が足りない、それを後押しするのが、世論、支持率だ。
”代わりがいない”などというのは、与党の印象操作。倫理的指導者たる人材は野党の中にもいる。それをふさわしい場所にすえ、育ててゆくことが、劣化日本を再生する唯一の道だと思う。


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