密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

ローマ法王のカード 死した弟を背に立ち尽くす広島の少年ー訂正長崎です。

新年を機に、自身の野望をぶち上げ、侵略正当化歴史修正主義を推し進めるべく、どこぞの国の首相が年頭所感を表明したと聞く。
安倍首相が年頭所感で“明治礼賛”! 明治維新150年キャンペーンで長州支配と大日本帝國憲法復活を煽動|LITERA/リテラ


日本が思い出し、心に刻み、未来に向かって努力するべきことは、 ローマ法王フランシスコがカードに選び配布した、この一枚の写真で示される。

原爆が投下された直後の広島で、米海兵隊の従軍カメラマン、ジョー・オダネル氏によって撮影されたとても有名な写真。〜訂正長崎です。



CNN) ローマ法王フランシスコが、長崎原爆投下の被害者の姿をとらえた1945年の写真をカードに印刷して配布するよう指示を出していることが1日までにわかった。カードの裏には、法王の要請により「戦争が生み出したもの」という言葉が記載されている。
この写真は、死亡した弟を背負いながら火葬場で順番を待つ1人の少年の姿をとらえたもの。第2次世界大戦末期に原爆が投下された直後、米海兵隊の従軍カメラマン、ジョー・オダネルさんにより撮影された。
法王は今回、カードの裏に自身の署名とともに「戦争が生み出したもの」という言葉を記載するよう要請した。


写真の内容と由来は短いキャプションにより説明。「幼い少年の悲しみはただ、血のにじんだ唇をかみしめるその身ぶりの中にのみ表現されている」などと記している。



米議会図書館の記録によれば、オダネルさんは4年間をかけて両都市の戦後の様子を記録した。一連の写真は本の形で出版されている。
CNNのバチカン専門家、ジョン・アレン氏は自身のウェブサイトで、「新年を前にこの写真を公開したことで法王の立場に何か実質的なものが付け加わるわけではないが、フランシスコが年末年始の休暇期間中に特定の画像を配布するよう依頼したのは今回が初めてだ。これは法王が、写真のメッセージが今特に重要だと考えていることを示唆している」と述べた。アレン氏によれば、法王は以前にも核兵器を非難し、紛争が子どもたちにもたらす影響を強調したことがあるという。

慈しみの笑みフランシス法王


拳を振り上げる国々の指導者に向けてのメッセージ


唯一の被爆国である日本は、核拡散防止条約に出席もせず、ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)のノーベル平和賞受賞に対しても、何のコメントも発表ぜず、かつて国民を無謀な戦争に導いた時と同室の情熱を持って、一部の人間たちの権力を増大させ、国民を消耗品のように扱う。浅薄で狂った理念を掲げ、政治を私物化し、情報・印象操作を行い、
平和憲法を破壊し国民主権を停止する改憲に勢いを増している。


その先には、世界の中心で咲き誇る国などなく、国際協調も、歴史の共通認識もなく、報道の自由もなく、子供は貧困に苦しみ、女性は不平等どころか、性的に搾取され続ける、時代に逆行した封建国家、全体主義国家のグロテスクな姿を晒す。


日本の国民が、今の憲法の持つ高い理念を守り、国民一人一人の、個人としての存在を守り、不正はきちんと正される、横暴はまかり通らない、そういう”真っ当な”社会を取り戻さなくては、「戦争が生み出したもの」を再び生み出すことになる。
 
追記 この従軍カメラマン、ジョー・オダネル氏の供述・彼の物語について、ブログ野良猫寛兵衛さんが、書かれたいます。とても心を打ちます、是非お読みください。


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