日韓裏合意、日本サイドは自己体裁重視が見て取れる。

2017/12/31 14:17

日本は大晦日、こちらは半日遅れでまだ３０日です。こちらにいて、とみに懐かしいのが除夜の鐘。かつて、小田原にアトリエを置いていた。結構田舎で海がちかく、年越しも、一人で仕事をしていたり、本を読んでいたりすると、しんと静まり返った真夜中、どこからか、除夜の鐘が聞こえ、ああ今年も終わりだなぁ、としみじみ思うのが好きだった。

NYでは年越しのカウントダウンで、タイムズスクエアーの電飾ボールの周りを、スターたちのオンステージでお祭り騒ぎ。セントピータースバーグでは、ポートにたくさんの人が押しかけ、年明けの打ち上げ花火を待ちます。花火の第一声が上がると、子供たちは「Happy New Year!!」と叫びながら飛び回り、こう女たちは抱き合ってキスを交わします。それもいいんだけど、やっぱり、静まり返ったアトリエでどこからか届く除夜の鐘が懐かしく、年越しに相応しいように思ってしまいます。
ちなみに明日の年越しディナーは、ラムしゃぶしゃぶにいつもよりやや高めのローヌ地方のシラーズを飲むぞ！サンクスギビング・クリスマスと妹さんの家に呼ばれて手抜きしたので、大晦日＋元旦はいい食事を作ろう。　来年はより良い年になりますように。

さて、より良い年になるかどうかは、日本が思い上がった歴史修正主義を改め、アジアの隣国と本当に良い関係を築けるか、ということにもかかっています。

ハンギョレ新聞が載せていた、裏合意の表

日本の要求って、体裁ばっかり。こんな体裁と、自国の尊厳を踏みにじられた事実をど異次元で天秤にかけられた押し切られれば、それが納得もできないでしょう。

だいたい、慰安婦像の正式名称は『平和の像』慰安婦像と読んでいる日本が語るに落ちているだけではないのか？　当時のオバマ政権は、北東アジアの平和を維持する米韓日の連携を整えたいが、その際の日本の困ったちゃん首相とその周辺を抑え込むためにかなり日韓、特に一度、かなりの努力を安倍首相の狙いすましたような靖国詣でおじゃんにされた経緯から、おだてたりすかしたり厳しく”圧力”をかけて、言ってしまえば”型にはめた”のがこの日韓合意。ところが、裏で日本は韓国にぎゅうぎゅうやっていた。韓国も米国との関係上、曖昧な努力を示す文言で合意をしたようだが、そのアメリカがトランプになって
もう、東アジアの平和的均衡など、どうでもいいふうになっているので、この日韓合意の
足枷は無くなった、と言ったところか。どのみち韓国民を怒らせ、弾劾されたパク大統領の、それも、国民に公表されたいない裏合意。まさに売国合意。

政権が変われば、無理のある内容の合意は覆るのは当然のこと。来年は、韓国の「平和の像」を認め、共に平和を祈り、実現に努力する、心正しい日本に少しでも近づけることを祈る。