山口準強姦事件、民事裁判開始と伊藤詩織さん出席の国会超党派検証会
山口準強姦事件と逮捕直前執行停止への疑義を持って民事裁判が始まった。
原告席で裁判に臨む詩織さんと、空席の被告席。この構図は、この事件を象徴しているようだ。不安と覚悟を交錯させ原告席に座った詩織さんは、耐えられないかもしれなかったが、空席を見て、不思議な思いがしたと裁判所前のインタビューで述べていた。
不思議なことに、日刊スポーツが一番詩織さんの心情に寄り添った記事を書いていた。
元TBSワシントン支局長の山口敬之氏(51)から性的暴行を受けたとして、ジャーナリストの伊藤詩織さん(28)が損害賠償を求めた民事訴訟の第1回口頭弁論が5日、東京地裁(鈴木尚久裁判長)で開かれた。被告側は全面的に争う意向を示したが、法廷には姿を見せなかった。
伊藤さんは取材陣に対し「もしかしたら、相手の方(山口氏)が来るかもしれないと伺っていたので、とても緊張していた。誰も席におらず、不思議な気分になった」と感想を述べた。
伊藤さんは、山口氏に酒を飲まされレイプされたとして、警察に準強姦(ごうかん)容疑で被害届を出していたが、東京地検に不起訴処分を受けた。その後、検察審査会に不服を申し立てたが、ここでも「不起訴相当」とする決議を受けたため、約1000万円の損害賠償を求める民事裁判を起こした。
山口氏は一貫して性的暴行を否定しているが、伊藤さんは「今までどういったことが話されたか、全く分からなかった。(民事訴訟では)事実をフェアな形で話し合える場を設けていただける」と決意を込めた。
朝日などは、”元TBS記者の男性ジャーナリスト(51)” ”1100万円の損害賠償を求めた訴訟” ”男性側は争う姿勢を示した。”
弁論後、伊藤さんは報道陣に「民事裁判を通して、様々な証言や証拠が明らかになる。お互いの考えをきちんと、公の場で、フェアな形で話し合えれば」と話した。男性の代理人弁護士は「男性と連絡がとれず、反論の詳細はお答えできない」としている。
この問題を巡って、警視庁は男性を準強姦(ごうかん)容疑で捜査したが、東京地検が嫌疑不十分で不起訴処分とした。伊藤さんが今年5月、検察審査会に不服を申し立てたが、東京第六審査会は9月、「不起訴相当」とする議決を出した。この際、男性は「一連の経過で犯罪行為を認定されたことは一度もなく、今回でこの案件は完全に終結した。一部報道などで名誉が著しく傷つけられ、法的措置も検討している」とコメントした。
というもので、公平公正なんだろうけれど、、、、。
ともあれ、国会でも超党派での検証が行われ、予算委員会で福島瑞穂議員が、法務委員会では柚木議員が厳しい追求を見せている。森友も加計も、知らぬ存ぜず、お答えは差し控えさせていただきますで、やり過ごし、準強姦執行停止命令も、答弁者に指定した中村格氏を出席させず、個別に事案について答えられない、個別の事案を出すな、と議論封じを、法務委員会委員長自ら加担している。
その柚木議員が、法務委員会での(本当にストップが多く音声なしの部分の多い委員会だったが)音無の内容を”暴露” 中村格氏の喚問要請を、与党理事たちが、この場で行わず理事懇談会(密室審議)でやれと委員長に詰め寄る異様さ。 幹事長秘書だった中村氏をかばう理由など、興味深い内容です。
伊藤詩織さん事件を追及した柚木議員が暴露する国会法務委員会の実態
山口氏の卑しい性癖が、国家の暗部に絡まる部分に進んでいってしまった、第三の安倍政権隠蔽問題。詩織さんは精神的にも肉体的にも切り裂いてここまで頑張ってきた。ジャーナリストとして、本当に立派な仕事をなさったと思う。あとは周囲が彼女の真摯を受け、国民の他人事などと思わず、今まで日本ではあまりに論じられずにきた、女性の人権、性被害への対処、対応を真剣に考え、行動してゆきたい。
3回目の検証委員会には、伊藤詩織さんも参加して検証が行われた。
超党派で「 準強姦事件 逮捕状執行停止問題 」を検証する会第3回 「ジャーナリスト伊藤詩織さんとの意見交換会」2017/12/06
5日には、山口氏のパトロン?と言われるスーパーコンピューターの開発を手がけるベンチャー企業「ペジーコンピューティング」社長の斉藤元章氏が詐欺容疑で東京地検特捜部に逮捕され、政界は騒然としているという。
安倍総理の周辺はお友達のお友達という伝手を求めて、うようよと同じ穴の狢が集まって納豆のように糸を引いて粘りついている。これだけ多岐にわたって、ネバネバの偏向思想・不正・私物化利権ネットワークがはびこり、それがもう飽和状態で表に溢れ出てきているのだ。これこそ第二次安倍政権からの5年間ではびこった悪性バクテリア発酵腐臭であり、国の根幹を腐らせている証拠だ。
しかし、政権が必死でなんとか臭いものに蓋で済まそうとしているが、幕引きを許してはならない。元を断たなければ、腐敗は広がる一方だ。国民の支持率、世論で後押ししよう。
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