安倍政権ミサイル警報の恣意的運用
”鳴り物入り”のJアラートを鳴らし、国民に前時代的避難訓練をさせ、交通機関をとめ止める。大騒ぎの時と、そうでない時、一体どうして?
29日のミサイルには、政府は国民に注意喚起することはなかった。
論理的な説明と、一貫性の苦手な、安倍政権の恣意的行政がここでも行われている。
ミサイル、兆候つかんでいた政府 注意喚起しない事情
北朝鮮が29日に発射した弾道ミサイルについて日本政府は事前に兆候をつかんでいた。しかし、不完全な情報で不安をあおるリスクや情報収集を他国に依存している事情を考慮し、公表して国民に注意喚起することはなかった。
だったら、今までの大騒ぎは何?!
「ミサイルの動きを完全に把握し、危機管理に万全の態勢をとった」
安倍晋三首相は29日、記者団や参院予算委員会で繰り返し強調した。
相手任せの打ち上げで、他国任せの情報収集で万全の態勢とは、せいぜい首相が官邸に泊まるくらいだろう。それ以外に一体何ができる?
常に掛け声ばかりで中身のない安倍首相。繰り返し強調するなら、具体的に危機管理に万全の態勢とは何か?をいってみろ!!
政府内では2日前の27日からミサイル発射の兆候を捉えた情報が駆け巡った。首相は官邸から車で約15分の自宅には帰らず、官邸隣の公邸に連泊した。菅義偉官房長官は衆院赤坂宿舎から駆けつけ、ミサイルがまだ飛んでいる最中の午前4時すぎに臨時会見を開き、「我が国の排他的経済水域(EEZ)内に落下するとみられる」と予測した。
ミサイル発射後の初動は迅速だが、日本政府はこれまでもミサイル発射や核実験の兆候を事前公表したことはない。
迅速も何もミサイルが通り越してからJアラートを鳴らし、電車を止め、うずくまらせる。大した迅速だ。以前官邸は事前に情報を得ているという憶測が流れたが、それなら避難が必要なら早めに”万全の体制”を国民に取らせたらいいのに、という不満も聞こえた。
つまるところ、報せようが報せまいが大差ないということだ。ただその時その時の世論誘導で恣意的に利用価値のある方向を選択しているだけ。
背景には、情報収集や分析を米国や韓国に大きく依存しているという事情がある。日本政府も6基の情報収集衛星を運用しているが、「大まかな動きは分かっても日本単独の情報では詳細は解明できない」(政府高官)のが現実だ。他国から得た情報をむやみに公表すれば信用を失い、重要な局面で情報が入らなくなるという懸念は大きい。日本政府が独自に収集した情報をもとに公表しても、北朝鮮が計画を変更するなどのリスクがある。
(朝日新聞デジタル 2017年11月29日 20時35分)
自国で情報収集もできない国が、大枚はたいて、イージス・ アショアなんかを買って、どうやって撃ち落とすのか? 撃ち落とす前にどこにいるかわからない、いつ撃つかわからないでは、どうしようもない。トランプにいい顔したくて武器購入、情報は韓国アメリカ任せって、いってることがちぐはぐすぎる。
強化するなら情報収集と分析の能力を上げる方に資材を費やすべきだ。馬鹿げたネトサポなど囲わずに、戦略ハッカーでも養成したらいい。情報戦、電脳戦の時代、これがレベルに達しなければ、平和ボケ軍国オタクのバカ高いオモチャも無用の長物、ただのガラクタ。専守防衛の要は、情報と、そして外交手腕だ。
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