密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

伊藤詩織さんBlack Boxの普及は、日本の歴史上で最も女性の人権意識が一般の人々に論じられるチャンスを作る 

山口敬之の伊藤詩織さんへの準強姦と逮捕潰しの、政治権力乱用、司法の忖度、検察審査会の不透明さ、彼女へのバッシング、”当該男性”による卑怯で、いやらしい攻撃と自己正当化。詩織さんにとっては尖ったガラスの上を歩くに等しい戦いを、使命感という支えで行っている。


著作の"Black Box"を日本アマゾンに注文し、読んでから記事を書こうと思っていたのだが、ニュージャージーに留まったままいつまで待っても届かない。何度も荷物の内容を詳しく聞かれ、その都度伝え、最終的に、なくしてしまった、という報告があった。


こういう不手際は、アメリカではよくあることだ。日本なら平謝りだが、もちろんお詫びも”Sorry about that"と素っ気なく、再注文やアマゾンへのクレイムはこちらがやらなくてはならない。やらなければ、代金だけ取られる。アメリカではよくあることだ。


そういうわけで、未だに読めていないのだが、多くの人たちが購入し、注目を集めているということは、大変大事なことだ。





この記事は、書いては止まりで時間がかかってしまったが、そんなことをしているうち、
野党が連携して、国会で取り上げる方向が決まった。
それ以前に、民進党の安住淳議員が中村格氏との親しい関係から、取り上げを妨害したということを、上杉隆氏が取り上げ、追求に小西洋之議員が答えていた。
この問題について語られた動画
伊藤詩織さん事件が政治的問題である理由 山口氏の逮捕状を止めた中村格氏は逃げの一手 - YouTube
この問題はアグレッシブな上杉隆氏の問題提起の割にそれほど大事にならず、過ぎてしまった感がある。


ともあれ、野党が本腰を入れて、政権ぐるみの犯罪もみ消し、人権侵害は国会で取り上げるに値する。何より、矢面に立ち戦っている伊藤詩織氏には、支えが必要だ。

21日、参院議員会館で、野党議員が超党派で「『準強姦事件逮捕状執行停止問題』を検証する会」を立ち上げた。


 安倍首相と昵懇の元TBSワシントン支局長の山口敬之氏(51)が、ジャーナリストの伊藤詩織さん(28)を2015年4月にレイプしたとする疑惑が主眼だ。


 呼びかけ人は、自由党の森ゆうこ参院議員や立憲民主党の阿部知子衆院議員、希望の党の柚木道義衆院議員ら8人。維新も含めて全野党が、きのうの検証会に参加し、警察庁と法務省からヒアリングを行い、山口氏への逮捕状が逮捕直前に執行停止になった経緯についてただした。


 この問題の最大の焦点は、警察上層部がレイプ事件の捜査に介入し、山口氏の逮捕にストップをかけたのかどうかだ。レイプを告発された山口氏が、安倍首相と極めて親しいために、疑いを招いている。


ところが、省庁側は、この日も「個別事案についてはお答えできない」の一点張り。逮捕状の執行停止を「決裁」した中村格警察庁総括審議官(当時、警視庁刑事部長)の「決裁文書」については、「把握していない。文書を残すかどうかは場合による」(警察庁)と答え、議員らが「オカシイよ、それ!」と語気を強める場面があった。


 詩織さんが、レイプ事件を訴えてからすでに半年。やっと全野党が超党派で結集して“詩織さん事案”の追及に本腰を入れ始めた形だ。それにしても、なぜ、野党の動きはここまで遅れたのか。


「恐らく理由は2つです。1つは、今年9月に検察審査会で『不起訴相当』の判断が下され、刑事事件としては一応の決着がついたこと。もう1つは、民進党が事実上解党したことで追及しやすくなったことでしょう。事件を握りつぶした張本人と言われている中村格総括審議官は、民主党政権時代に官房長官秘書官を務め、自民が政権を奪取した後も留任している。民進党は、民主政権時代の弱みを握られているからか、あるいは恩義があるのか、これまで中村氏の捜査介入疑惑について国会で大きく取り上げられなかったようです」(永田町関係者)


 要するに、民進党が分裂した今、中村氏に“忖度”する必要はなくなったというワケ。今後、国会の場で焦点となるのは、まさに「不当介入があったか否か」である。どこまで証拠を出させることができるか、野党の本気度にかかっている。


超党派追求メンバーは、
阿部知子(立憲民主党)
柚木道義(希望の党)
神本美恵子(民進党)
田村智子(共産党)
石井苗子(維新の会)
菊田真紀子(無所属の会)
森ゆうこ(自由党)
福島みずほ(社民党)
糸数慶子(沖縄の風)


希望の党は青一点柚木議員ですが、パワフルな女性議員連。女性はごまかしを許さない。
以下、詩織さんの戦いの様子を記録した動画です。彼女がジャーナリストを志していたゆえに、通常では”犬に噛まれたと思って”となだめられて泣き寝入りするところを、勇敢に社会への問題提起を行っている。

『Black Box』上梓 伊藤詩織さんが「逮捕状を握り潰した」警視庁刑事部長を直撃


レイプに至らなくても、無神経で、意識の低い男性の女性への接し方に、嫌な思いを抱えている女性はとても多いのだと思う。時を同じくし性暴力被害者の連帯を結ぶMe Too運動が、大きな反響を呼んでいる。女性人権後進国の日本でも、詩織さんが提起した、被害女性への社会の扱いが、男性加害者擁護が当然という形をとっていることを、以上であると、まず女性たちが自覚して、抗議や変革を求めて行かなくてはならない。


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