密接な関係にある他国から

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民進党を希望の党に差し出す前原代表の究極の本末転倒

常に残念な民進党だが、もはや残念ではすまされない。一体何をトチ狂っているのか?
安保法制強行採決以来高まった、野党・市民共闘の動きは、戦争法廃案、立憲主義を取り戻すため、安倍政権の数多法改悪、中でも強行採決により成立した、盗聴法、共謀罪などの悪法の撤廃、そして森加計に始まる安倍晋三の政治の私物化に対する怒りと徹底追及を目指すために野党と市民が手を携えて戦う、ということだったはずだ。


安倍氏への怒りで”悪魔と手を組むことも辞さない”と、のたまう前原代表だが、悪魔だろうが天使だろうがなんでもいいが、手を組んで打破しなければいけない目的を見誤っては本末転倒だろう。


反安倍リベラル側にも、とにかく安倍に勝てるチャンスとばかり、民進党の希望の党への合流を歓迎する向きもあるが、人間が悪魔と手を組んで悪魔を倒して、その後どんな世界が待っているというのか。悪魔は嘘が信条、悪魔はその本質を同じくする悪魔と最終的に世界を共有する。前原民進党は目先の欲に目がくらむ哀れな人間、悪魔と契約すれば魂をとられるのは人間の方だ。


小池都知事の最近の行状を見れば、彼女の政治と率いる政党は、安倍のそれと同じく、口当たりのいい公約とトリック、大勝すれば、白紙委任とばかりに密室政治、歴史修正主義・差別主義の先導、利権優先の強行行政。一人の強い人間に周りをイエスマンが取り巻く独裁政治。それは早くも東京都で行われている。


前原氏とその一派にしてみれば、これで共産党と連携しなくても大手を振って勝ち馬に乗れると思っているのかもしれないが(悪魔より共産党が嫌い?)、それでは、安倍政治に憤っている国民の声に本質的に答えることにならない。 


民進党があまりにだらしないので業を煮やしていたリベラル側も、時間もないし勝てるならなんでもいい、になってはいないか?


民進党が希望の党に合流すれば、共産党は選挙協力できなくなる。ここを妥協して極右希望の会を大勝させることに加担はできない。それは当然のことだ。



希望の党代表の小池百合子・東京都知事は27日夜、BSフジの番組に出演し、同党参加の条件について「基本的には憲法(改正)への対応。それは安全保障にも関わる」と述べ、改憲と安全保障に対する姿勢を重視する考えを示した。「一人一人の考え方を確認する」とも話し、個別に選別する意向を明かした。


 小池氏は、安全保障政策について、「いざという時、党内で右だ左だというのは正しくない」「リアルな安全保障が必要。北朝鮮の危機が迫る中でどうするのか。同じ方向性を持っていないと、党としての対応が揺れてはまずい」などと指摘。希望の党と連携する方向の民進党議員の安全保障政策について、「(これまでは)議論のための議論と、野党としての対案というニュアンスが多かったと思う。それを超えてリアルな形での対応ができる安全保障政策を共有したい」と語った。


 出演後、民進党内の旧社会党出身議員との合流について記者団に質問され、「そういう方は、そもそも(希望の党に)来られないんじゃないか」と話した。


 一方、安倍晋三首相が「9条に自衛隊について明記」と掲げる改憲案について、同番組内で「とにかく憲法改正をしましょうという、安倍家のミッションではないか」と批判。9条改正も改憲論議のポイントの一つとしつつ、「地方分権なども十分に盛り込まれていない」と述べ、9条に限らない議論が必要との考えを示した。

安倍氏とはまた別の詭弁使い。いい感じに聞こえて言語明瞭意味不明、ふわっとした民意をふわっと騙す。
結局安倍安保法はそのままに、やや改正あるいは強化?
憲法改正も安倍氏の個人執着を非難するも、自民党改憲草案への非難ではないのだ。
こんなことを言う党に、護憲、戦争法廃止の共産党が協力できるはずがない。


これは完全な共闘潰しの必殺技で、眩しい小池イリュージョンの炎に飛び込んで焼かれるのは、民進党の自分の議席にしがみつく浅ましい議員たちだ。


地方で民進党と共産党の選挙協力、住み分けがスタートしているというのに、中央の執行部がこんな大馬鹿なことをして、一体どうなるのか?


保守2大政党なんて何の意味もない、政権交代可能な、保守とリベラルの2大政党でなければ、国民は、はっきりとした政治選択ができない。結局政治屋さんたちのおままごと、利権のキャッチボール、席取りゲームになるだけだ。


小沢氏もこの合流に噛んでいるという噂があるが、本気か!?と思う。希望の党は、日本のこころの中山代表なども受け入れている、その党と合流って一体何がしたいんだ。


結局本質ではなくパッケージを変えたいだけ、安倍の嘘にはうんざりなので、別の嘘つきに騙されたい、ただそれだけになってしまう。


枝野氏は、長妻氏は、岡田氏は、それでいいのか? いくら時間がないとはいえ、易きの飛びついては後で後悔する。民進党リベラル派は今こそアクションを起こす時だ。
今まで話し合いを積み上げてきた野党と市民共闘路線で戦い、与党、ゆ党、新ゆ党 と4つ巴で戦うしかない。


民進党は分裂すべき時が来た。



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