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ハリケーン”ハービー”で剝ぎ出される、トランプの無能と共和党の欺瞞+カテゴリ−5のハリケーン”イルマ”驚異の破壊力!!!!

テキサスに甚大な被害を与えたハリケーン”ハービー”の対応で、FEMA:Federal Emergency Management Agency(大災害に対応するアメリカ合衆国政府の政府機関)の予算が底をついたというニュースが流れた。実際、各省庁の深刻な人手不足と混乱で機能不全。それはトランプが何百という実務レベルのポストを空席のまま放置し、国務レベルの予算を大幅に削減したことに起因する。


余談だが、大統領のセキュリティーサービスも予算が底をついたという。トランプが週末フロリダの別邸に行き、ニュージャージーの自分のゴルフコースに行き、子供たちが散らばったビジネスをし、ミレニアと息子がNYで暮らすそのすべたの警護に膨大な予算が使われ、就任以前でさへ、1日1億1千万円かかっていたほどだ。

ワシントン=黒瀬悦成】米紙USAトゥデー(21日付)は、大統領警護隊(シークレットサービス)のアレス長官の話として、トランプ大統領や家族、滞在先の警護費用が大幅に膨らんだせいで今年の警護予算が底をついたと報じた。千人以上の隊員らの給与や残業代も支払えない状態だという。


 トランプ政権下では、警護隊による護衛の対象になっている人物は、トランプ氏の親族18人を含む計42人で、オバマ前政権時代よりも11人多い。隊員らは、トランプ氏の長女イバンカさんとクシュナー大統領上級顧問の夫妻による今年3月のコロラド州へのスキー休暇や、末娘の男友達との欧州旅行にも同行した。


 また、トランプ氏が週末になると南部フロリダ州マールアラーゴの別荘や東部ニュージャージー州のゴルフ場を頻繁に訪問していることも、警備費用がかさむ要因となっている。


 トランプ氏がマールアラーゴを訪問すると、毎回少なくとも300万ドル(約3億3千万円)かかるとされるほか、警護隊は今年、ゴルフ場でトランプ氏を警護するためのゴルフカートのレンタル費だけで約6万ドルを支払った。また、残業と出張続きで多数の隊員が離職しているという。


ハリケーン被害にポケットマネーから100万ドル寄付すると人気取りをしたが、それなら少しはゴルフを控えろ!!行成の節約を一番考えなくてはならない”ハイメンテナンス”大統領(トランプ高維持費)しかも寄付金も怪しく、過去の彼の寄付金は、彼のお金でなく、他から集めたものだったり、言うだけで実際寄付しなかったりが多く、人々は、
今回はレシートの公開を求めるべきだ、とのジョークが蔓延している。


数年前にニュージャージ、NYCに甚大な被害を与えたハリケーン”サンディー”の復興時に、小さな政府を標榜する共和党は、援助費用を出すことに強く反対。共和党のニュージャージー知事クリス・クリスティーが、直ちに駆けつけた、オバマ大統領と抱擁し本気の感謝を述べたことにも大反発した。しかし共和党の支持の中心のテキサスが被害に見舞われた途端、援助金を要求。小さな政府論の欺瞞と限界を見せつけた。


そしてこんなトンデモトランプ政府のもとで、カテゴリ−4のハービーより大きく成長したカテゴリ−5のハリケーン”イルマ”が接近中。フロリダ南部は緊急退避地域に指定された。初めは東に逸れていたイルマが、西に向かい、今週末タンパエリアを直撃、我が家のあるセント・ピータースバーグも避難指定地域になるだろう。地元に住むDさんの妹さんによると、現時点で、窓を保護するベニヤ板が売り切れ、水、食料も売り切れ状態だそうだ。


イルマに寄るカリブアイランドの被害

(CNN) ハリケーン「イルマ」が勢力を強め5段階で最も強い「カテゴリー5」に発達し大西洋上を米本土へ向かっていることを受け、国土安全保障担当のボサート米大統領補佐官は、フロリダ州とプエルトリコ、米領バージン諸島に非常事態を宣言した。
フロリダ州のスコット知事は州兵7000人を8日までに配備すると表明し、5日にはうち100人を準備支援のため動員。「今回のハリケーンはこの州に壊滅的な被害をもたらす可能性もある」と強調し、厳重な警戒を促した。
カリブ海のアンティグアやバージン諸島では、住民が食料などを蓄えたり、観光客の宿泊予約を変更したりするなどの対応に追われている。
プエルトリコはロセジョ知事が4日に非常事態を宣言して州兵を動員。商店には住民が長い行列に並んで食料品や乾電池、発電機などを買いそろえている。
もし停電が発生すれば、復旧までに数週間から数カ月もかかりかねないという不安の声も出ている。


フロリダの家は浸水保険は入っていないので、そうならないように祈るばかりだ。
なぜならフロリダの浸水保険はとても高い。近くに教会の池、数ブロック先がメキシコ湾という環境。Dさんは妹さんに彼の貴重な?本を本棚の下段から移してくれるように電話している(常に本が優先)。

と、この頃までは余裕があったのだが、だんだん深刻さが増してきて、、、、何時間もハリケーン情報のニュースを見続けている。


今、テレビのニュースでは、キーエリア(フロリダ南端に連なる群島)と南東部はどこも安全なところはありません!!とアナウンサーが伝えている。
空港、バス停(もちろん全て欠航)は逃げ出す人々で溢れ、北へ向かう主要道路は、大渋滞。CGを使ったカテゴリー3−5のシュミレーションを流している。カテゴリ−4で大きな家のWのフロントドアが一瞬で吹き破られ、5で屋根が吹き飛ばされる。見ていて本当に怖い。


セント・ピータースバーグの家は見る影もなくなるだろうと覚悟をした。それでも当初は夏の終わりから行く予定でいたのを色々用事が重なって11月に変更したのだ。
命あっての物種だ。今空港や移動できず退避勧告エリアの自宅にいる人たち(なんとしても自力で逃げなくてはならないのだが、フロリダは免許返上したお年寄りも多いのだ。)は身動きが取れず不安に苛まれている。


どれだけ情報があっても、交通機関が発達しても、みんなが動き出すと、その時点で身動きが取れなくなってしまうので恐ろしい。


簡易作りのモーバルホームの広大なパークが家の裏に広がっているので、バンバン壊れた家が飛んできそうだ、、、。窓にベニヤも張れないし、、、いや、もう考えるの止そう。
運を天に任せるしかないのだから。そして、命の不安の中にいる身動きできない状態の人たちの無事を心から祈るばかりだ。


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