密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

破れかぶれの傍若無人トランプ 二つの懸念案件を強行

トランプにとつて、国民とは、トランプ支持者、それ以外の人は敵というシンプルな構図で以後いている。に何が上がれば上がるほど、共和党執行部から示唆がくればくるほど、
自分流・支持者の喜ぶことへ突き進む。


多民族国家の民主主義を貫くため、多くの法的な取り決めがなされ、権力の暴走を阻止できるように配備されているアメリカでも、一人の論理的議論の立たない大バカ者引っ掻き回されている。


ご存知のように、ことの発端はシャーロッツビル事件でのトランプの履き人至上主義者擁護、そして、フェニックスのトランプ集会での傍若無人の演説。


トランぷが擁護し”Joe , You ganna be OK"と裁判で有罪が確定していた、ジョー・アルパイオ元保安官に言外に恩赦を与える発言をした。彼は、不法就労者を取り締まるとして、強権的にメキシコ系の人々を不当拘束、暴力的取り調べをした。彼の行為が人種差別に当たるとして中南米系の住民から集団起訴、連邦当局からも訴追された(2007年)
同州連邦地裁のスノー裁判官がアルパイオ氏に対し移民であるというだけで市民を拘束することを禁止した(2011年)。その2年後にはスノー裁判官が、マリコパ郡での中南米系住民に対する対応が人種差別に当たるとして恒久的な命令も発していた。
だが昨年、アルパイオ氏やその同僚が裁判所命令を無視し、偽証や捜査妨害を試みたとして、スノー裁判官は連邦検察に法廷侮辱罪での訴追を要請。アルパイオ氏は先月に法廷侮辱罪で有罪判決を受け、10月5日には量刑が言い渡される予定だった。

これだけ長い時間をかけ、慎重に審議され判決が出ている事案に、大した検討もせず、
年齢と愛国心を理由に恩赦を与えてしまった。

(CNN) トランプ米大統領は25日、不法移民に対する強硬な取り締まり策に関連し法廷侮辱罪で有罪判決を受けていたアリゾナ州のジョー・アルパイオ元保安官に恩赦を与えた。アルパイオ氏は人種に基づく取り締まりを禁じる裁判所命令に違反したとして、先月末に有罪を宣告されていた。
今回の動きを受け、公民権団体からは非難の声が上がった。こうした団体は、アルパイオ氏が不法移民摘発にあたり合衆国憲法に違反したと批判している。
アルパイオ氏は昨年の大統領選期間中、トランプ氏への支持を公言。全米での知名度を利用し、国境警備や強制送還に関して自身と同様に強硬なトランプ氏の姿勢を後押ししていた。
ホワイトハウスは25日夕に発表した声明の中で、アルパイオ氏のキャリアを称賛。「アルパイオ氏は保安官としての在職期間を通じ、犯罪や不法移民の危険から人々を守るという生涯をかけた仕事を続けてきた」と述べた。85歳という年齢や50年以上にわたる国への奉仕に言及した上で、大統領恩赦に値するとしている。
アルパイオ氏はツイッターでトランプ氏への謝意を表明。「私に言い渡された有罪判決が何に対するものだったのか、大統領が理解してくれたことに感謝する。それはオバマ前政権時代の司法省の残党による政治的な魔女狩りだ」とした。


彼の50年以上にわたるキャリアに中で、何人いや何百人のラテン系の人々が、屈辱と恐怖を与えられたきたが、そこは問題にされない。
彼の行動が耐えがたく、しかも広範囲に渡ったため、集団訴訟という形に踏み凝ったのだろ思う。


このように、大統領がただの好き嫌い、自分の思想と同じ人間、自分を支持する人間に恩赦を与えることがまかり通るということは恐ろしいことだ。


Dさんは、ロシアンゲートで、有罪が確定した人間にも恩赦を連発する危険を口にしたが、そこまではしないだろう、、、そこまではしないだろうということを、ことごとくしてきたトランプだ。


もう一つ、オバマ憎しでオバマ政権時代の改革を全て破壊することに意欲を燃やすトランプは、トランスジャンダーの軍への入隊を禁止にする書類にもサインした。

(CNN) トランプ米大統領は25日、生まれた時の体と心の性別が一致しない「トランスジェンダー」の人々の米軍入隊の禁止を指示する文書に署名した。
約1カ月前に示していた方針を具体化したもので、オバマ前政権時代の受け入れ方針を撤回させたことになる。


文書によると、トランプ氏は国防総省に対し既に入隊済みのトランスジェンダーに対し医療措置を施すための支出も禁止。ホワイトハウス当局者によると、大統領はまた、国防、国土安全保障両省に軍の効果的な運用、致命的な打撃を与える能力、組織としての結束力、予算上の制約や適用すべき法律などの観点から入隊済みのトランスジェンダーへの対応策の検討を指示した。


今回の文書について記者団に説明したホワイトハウス当局者は25日夕、入隊済みのトランスジェンダーが今後も在籍を維持出来るのかについては言及を避けた。また、トランプ氏の今回の指示が差別に等しいとする見方は否定。昨年の大統領選中の性的少数者のために闘うとする大統領の宣言に背反するものではないとも主張した。


トランプ氏の今回の指示については、共和、民主両党内や公民権運動提唱者らから反発が出ている。性的少数者が長年かけて得た権利に逆行するものなどと批判している。


こうして、LGBT差別の溝を掘り下げる。新たな分断を生む。トランプ集会が大盛り上がりというが、毎回いうことが同じなので飽き飽きして会場を去る人たちも多いようだ。
トランプな人々は、目先の敵を攻撃し、目先の権利、損得に拘泥する。だから貧しく教養を忌み嫌う(教養コンプレクス)自分たちの目下の敵は、南米移民。大きな敵は成功したアフリカ系、その代表がオバマ前大統領。 
しかし自分たちの支持しているトランプが大金持ちで、脱税もしていて、愛国心を掲げ軍を賞賛するのに、ベトナム戦争時、足の疾患の診断書で兵役を回避(もちろん終戦後はけろりと治ったそうな)不法就労者が、手作業のきつい綿摘みやイチゴ摘みで稼ぐお金の何万倍も、いや何億倍も座っていて稼ぐ人間を仲間だと思う。


共和党はこういう彼らの傾向をずっと利用してきた。しかし彼らが大統領に祭り上げた人物は、常軌を逸してきた。いい加減この責任を感じ、自分たちの手でこのトンデモ大統領を葬って欲しい。 



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