密接な関係にある他国から

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史上最悪大統領の四面楚歌、破れかぶれ?日々問題更新中

シャーロッツビル事件の白人至上主義擁護発言で、国民から集中砲火を浴びているトンデモトランプ。彼は反対意見にさらされると、自分の支持者を集めての集会で、声援を浴びたがる。案の定、アリゾナ州フェニックスで大トランプ大会を催し、共和党主流派の意向やホワイトハウスの懸念をよそに、支持者らに同調しようとするような発言を繰り返し、絶対にやってはいけない地雷をいくつも踏んだ。


まず、シャーロッツビル事件以降、自身が演説した3回分の原稿を取り出し、これまでの発言をたどり、対応に非はなかったと主張した。ただし、事件直後の声明で「多方面ーMany Side」に責任があると述べて非難を浴びたことには触れなかった。これはトランプが自分の発言に一切非を認めていないと、再び明言した事で、国民の非難に二転三転
した態度が最初に戻った形だ。
加えて、シャーロッツビルの衝突の発端となったのは、南北戦争で奴隷制度を擁護した南軍の指導者像を撤去する計画に対し、白人至上主義者らが開いた抗議集会だった。トランプ氏は演説で、南軍の像が撤去される動きを「意気地のない人々」が容認していると主張。「かれらは我々の文化を、我々の歴史を奪おうとしている」と、撤去推進派を非難した。(CNN)


次に、マリコパ郡で不法移民を取り締まりを強硬に主張し、メキシコ系の市民に挺しても暴力的不当逮捕を行い保安官選挙で落選した(保安官=シェリフは地元の選挙で選ばれる)ジョー・アルパイオ氏が、法廷侮辱罪で有罪となったことに対し、恩赦(という言葉は使わなかったが)事実上恩赦を与える旨を発言。 側近からくれぐれも”ジョー”の問題には触れない事、恩赦など口にしない事と、事前に言われていたにもかかわらず、完全に無視。マリコパ郡住民の民意とアリゾナ州司法を踏みにじろうとした事、そして今度は、メキシコ人差別主義者を擁護した事で、大問題になっている。


また、これも側近から”決してするな”と言われていたアリゾナ州選出議員、特にジョン・マッケイン議員の悪口を、”誰とは言わないが”と言わずもがなで攻撃。民主的選挙で選れた議員の悪口はとりもなおさず選出した市民への侮辱である上、マッケイン氏は地域の、父親的存在と言ってこ過言でなく、また共和党の重鎮でもある。


トランプの怒りは、オバマケア廃止後の劣悪な代案の上院通過を、病気療養中のマッケイン議員が最後に駆けつけ、反対票を投じたことへの恨み骨髄+日頃から決してトランプになびかない気骨あるマッケイン氏は目の上のたんこぶ、なので、自分の支持者の前で鬱憤ばらしという幼稚極まりない態度からなのだが、これがアリゾナ市民を怒らせ、またしても”トランプな人たち”でない国民をうんざりさせた。


しかし、この集会でのトランプの踏んだ地雷はまだまだ続く。トランプの馬鹿げた公約の一つ、メキシコ国境の壁、について予算獲得のために米政府機関が閉鎖されることになっても「建設する」と明言した。大統領がいい加減に支持者のご機嫌取りで発言していい事ではないのだ。国の機能を停止させると宣言しているのだ。
これには、私の大嫌いな小狡いポール・ライアン下院議長もさすがに、黙っていられないと、記者会見。当たり前だが、閉鎖に否定的な見解を示した。



(CNN) 米議会がメキシコとの国境の壁の建設予算を承認しなかった場合には政府機関の閉鎖も辞さない意向をトランプ米大統領が示した問題で、ライアン米下院議長は23日、閉鎖に否定的な見解を示した。


オレゴン州で記者会見したライアン議長は「政府機関の閉鎖が必要だとは思わないし、私たちを含む多くの人も政府機関の閉鎖を見たくはないと思う」と述べた。
<オバマいじめで法案潰しのため政府機関の閉鎖に持ち込んだ共和党ですけどねぇ。>


またライアン議長は、政府機関の閉鎖を防ぐためつなぎ予算が必要になるだろうとの見通しを述べた。


トランプ大統領は22日にフェニックスで行った遊説で、壁の建設予算を断固として求める考えを表明。「たとえ政府機関を閉鎖しなければならないとしても、あの壁は建設する」と強調した。


民主党のシューマー上院院内総務も、国境問題を巡る政府機関閉鎖には反対の姿勢を示している。シューマー氏は声明で「もし大統領が共和・民主両党そして米国民の過半数の願いに反してこの道を突き進むなら、たどり着く先は政府機関の閉鎖ということになるだろう。だれにとっても好ましくない上に、何の成果も残らない」と述べた。


トランプ大統領は民主党と同様の激しさで議会共和党とも対立している。このように先鋭化した目下の政治状況では、政府機関の閉鎖を回避できるかどうかは予断を許さない。ただ議会共和党幹部は政治的なダメージの大きい政府機関の閉鎖は避けたい意向を明らかにしている。

トンデモトランプは身内にまで嚙みつきまくり四面楚歌。しかし、問題はこれにとどまらない。ひと月ほど前、トランプがツイッターで発言した、”トランスジェンダーの兵士を軍から叩く出す” ”入隊を禁止する”をホワイトハウスが具体的検討に入ったことで、また多くの抗議運動を生むだろう。
ドナルド・トランプ米大統領は26日、心と体の性が一致しないトランスジェンダーの人々が米軍に入隊するのを「どのような職務であっても」認めないとの考えを示した。
トランプ大統領はツイッターでのコメントで、軍事専門家から意見を聞いたとし、「とてつもない医療コストと混乱」が入隊拒否を決めた理由だと説明した。
オバマ前政権は昨年、トランスジェンダーであることを公言している人々の軍入隊を認める決定を下している。(BBC)


そして極めつけ!!!トランプと彼の選挙陣営とロシアの関係を調査し続けていた、民間調査会社の取締役が弁護士とともに、10時間に及ぶ証言をモーラー調査官の諮問機関で
行った。そしてこの結果は、数日後に、全てマスメディアに公表される予定である。

トンデモトランプはますます追い詰められる。
乞うご期待!!!



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