密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

グアムの核攻撃対応指針 方や危機あおりに余念のない安倍政権、無駄に税金をかけてスカスカの中身の避難指導 

備えあれば憂いなしというが、核攻撃には、どんな備えも憂いを消すのに十分ではない。
そういう状況を作らないことが最善で唯一無二の方法なのは言うまでもない。


グアムで公開された、核ミサイル攻撃対応指針 日本政府政策のものと比べると、日米の物事に認識の仕方が明快になって面白い。

(CNN) 北朝鮮が米領グアムの周辺海域へのミサイル発射を示唆していることを受け、グアム当局は12日までに、核攻撃を念頭に置いた2ページの対応指針をインターネット上に公開した。


グアム国土安全保障・市民防衛室が発表した。攻撃への備え方や、実際に攻撃があった場合の対応を住民に通知するもので、具体的な内容となっている。
・自宅や職場、学校付近でシェルターになりそうなコンクリート製の建物のリストを作成しておく。
・失明の恐れがあるため、閃光(せんこう)や火の玉は見ない。
・爆発の際は地面に伏せて頭を覆う。爆発地点から少し距離がある場合は、衝撃波が来るまで30秒以上かかることもある。
・可能であれば、石けんや水を大量に使ってシャワーを浴びる。ただし、皮膚をこすったりひっかいたりしてはいけない。
・放射性物質が髪に固定しないようコンディショナーの使用は控える。
その他の対応も含め、文書は同室のホームページやフェイスブックで公開されている。

原文のアーカイブはこちら。


日本は、こうしろという行動は示されていても、なぜそうすべきかは示されない。
グアムでは、まず、非常時の準備として、日頃から心構え避難計画を立てておくように求めている。


日本;近くのできるだけ頑丈な建物や地下に避難する。
グアム;自宅や職場、学校付近でシェルターになりそうなコンクリート製の建物のリストを作成しておく。


日本;物陰に身を隠すか、地面に伏せて頭部を守る
グアム;爆発の際は地面に伏せて頭を覆う。爆発地点から少し距離がある場合は、衝撃波が来るまで30秒以上かかることもある。


など。グアムでは、日々の備えに4項目 着弾時対応に5項目特に野外対応に11項目 事後の行動2項目が示されている。
また半ページを、子供たちへの対応として、”ニュースに注意し、学校には電話しないこと”独自で迎えに行かないで、指示を待つこと”などの項目も詳しくその理由が述べられている。そして、”もし子供たちに質問されたら”という項目もあり、子供達には真実を伝え、家族全員で非常時について話し合う。ということも示されている。



しかし日本政府の”弾道ミサイル落下時の行動について”2ページの内容はたったの4つ掛け声的支持。そしてデザインでスカスカな中身を埋めている。政府が指示しますよーやってますよーという宣伝にしか見えない。 とても本気とは思えない。


また、到底不可能な対応も支持されている。
近くにミサイル落下=屋内にいる場合、換気扇を止め、窓を閉めテープで目張りする。
これは、できるだけ窓から離れ、できれば窓のない 部屋へ移動する。と矛盾を孕む。
近くにミサイルが落ちたら、衝撃波で窓割れる可能性が高いから、窓から離れろと支持しているのだろう。そしてそんな時テープを探して、、なんて出来そうもない。
政府の支持に従って落ち着いて行動、では政府の支持が届かなければどういう行動をとるのか、誰も自分で判断できない。アメリカは、自分で判断できるためのガイドと事前情報を重要と考え提示している。ここが、日本とアメリカの考え方の違い。
内閣官房 国民保護ポータルサイト 


非常時には、自分で判断ができるのに必要な情報を提供し、また、どのように連絡をつけるかを家族で話し合っておくなどのアドバイスも必要だろう。
トップダウンでお上の言うとおりに動け、という日本のやり方では国民の安全は守れない。震災でも、内閣総理大臣に権限集中より、地方自治、地域の判断をサポートする方が
有効であり重要だ。


無能で冷酷、そして無責任な今の政権の避難指示を聞くより、まだグアムの核攻撃対応指針を読んだ方がうんといいだろう。



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